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2013年8月6日火曜日

〔ドイツ〕原発の近くに住む幼児は「白血病」が起こる確率が高いが救援政策がない

以下は在独邦人であるemi kiyomizuさん
https://twitter.com/kiyomizu5
による暫定訳。

2007年の記事ではあるが、6年後の現在も状況は大して変わっていないらしい。

               ↓

IPPNWドイツ支部の報道。


原子力発電所の影響で起こる小児癌。ドイツでは.原子力発電所の影響で起こる白血病になった子供達は見捨てられた!

Kinder, Krebs und Kernkraftwerke
http://www.ippnw.de/presse/podcasts/artikel/d1d08cf17a/kinder-krebs-und-kernkraftwerke.html


ドイツ放射線防護協会は、12月初旬に。ドイツ連邦局に研究を発表し衝撃を与えた。

新しい科学研究では、原子力発電所の近くに住んでいる幼児は他の地域に比べて白血病が多いことが証明された。しかし、白血病になった子供たちに対して、放射線が原因であるとまだ認めていない状態である。


ジョナサンが白血病と診断されたのは4歳の時でした。

彼の両親、彼の兄弟にとって、それは悪夢の体験であった。家族にとって以前の生活に戻れるか疑問である.

ジョナサンの母親である医師ターニャ・ウィッシュさんは
「ジョナサンの 白血病は生命を脅かす病気であり、私の子供が生き残れるか、死ぬかの状態です! 1年間に病院で、3つの化学療法、14回の脊髄穿刺と数回の手術をジョナサンは受けているのです!それに耐えられますか!」
と言った。

また、ジョナサンの白血病は家族にとっても生活を脅かす状態である.

Donauwörth の街の医師は,子供たちの白血病の症例の状態を観察した。

自分たちの住む町で…数マイルの地域内で、多くの子供たちが1年の間に、病気になっていることを発見した。

Grundremmingenの原発はドイツ最大の原子力発電所である.Donauwörth の街からわずか45キロの距離しか離れていない。この原子力発電所の放射線が、病気の子供たちと関係しているのか、ドイツの小児癌登録制度による新しい調査がおこなわれた。


ドイツ連邦局が放射線防護協会に委託しドイツの22の原子力発電所で16の地域で原子力発電所の近くに住む子供たちに「小児癌」が発生しているか調査が行なわれた。

その結果、原子力発電所の近くに住む幼児は癌になるリスクが高いという結論に達した。


放射線防護協会の研究では、原発に近い町の子供たちは癌になりやすいことが証明されたのである。

原子力発電所の近くで誕生した子供は5歳まで,白血病(前癌)を発症するリスクがあるので観察しなければならない.



(酷い結果)

南ドイツマインツ放射線疫学教授Blettnerは、マインツでの小児癌の登録から,原発の近くに住む子供達が病気になる事は関係がないと述べ、原子力発電所の放射線量は、我々が日常生活の中でさらされている自然界の放射線よりも何倍も何千倍も少ないと述べている.交通事故のほうが、白血病より高い死亡率だと述べている.

ドイツのボン大学Greiser教授は,このような研究結果が詐欺や偽造されているとドイツ連邦局に抗議している。

ドイツの原子力発電所が原因で実際に子供たちの白血病が出ているのか、政治家は議会で議論をしている。

また、ドイツ環境省は、原子力発電所の近くに住む幼児が癌になりやすいかどうか調査を続けることを発表した。




(なぜデータが公表されなかったのか?)

マインツ放射線疫学教授Blettner氏は、(原発から)5kmの範囲だけで「小児白血病」29例を発見している。

すべての調査は、原発から遠く離れた地域で調査されており、癌登録は無視されている。

Greiser教授は、ドイツ疫学者と放射線専門家が、放射線疫学教授Blettnerの報告を信じていることに対して理解できないと怒りを述べている.

また、5キロ以内だけでは、白血病のリスクがより高まっているかどうかはっきりしない。

科学者達が放射線疫学教授Blettnerの報告で判断することは恥ずべきであるとGreiser教授は述べている。

50キロまで…正確に計算すると、121人から275人の子供が白血病になっているとGreiser教授は述べた。

ドイツ放射線専門委員会は、原子力発電所が原因で実際に子供達の白血病が出ているのに対して理解が欠如しているる.また放射線疫学教授Blettnerのデータを持っていたのに,それも公開していない.

ドイツのボン大学Greiser教授は原子力発電所が事実白血病の原因であることを現在も主張しているのに,このような詐欺や偽造の研究結果がどこから生じているのかと批判している.



(白血病になった子供達は見捨てられた!)

IPPNW(核戦争に反対する国際医師団体)は、原発の近くに住む子供達の白血病の調査の必要性と、子供と生物体の為に、原発から出ている低放射線が有害であることに対して緊急に調査するようドイツ政府に要請している。

ドイツ政府は白血病研究データの作成に200万ユーロを使用している。

核に対しての批評家や原発推進派の間では、今でも紛争が継続している。


これは被害者にとって苦汁であり、利害の対立で被害者達(白血病になった子供たち)は見捨てられている.

白血病になったジョナサンの母親である医師のターニャさんは
「ドイツ政府はこの200万ユーロで原発の近くに住む子供達の小児癌と白血病の調査と,研究を何故しないのか!私達は病気の子供を持ち,私の子供は白血病で苦しんでいるのです」
と怒りをぶつけた!

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