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2012年7月10日火曜日

〔メモ〕帝政ロシアにおけるズバートフ主義(ズバトフ主義)の限界


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06 :名無し三等兵[sage]:2010/10/17(日) 12:46:31
帝政時代のズバートフの警察社会主義(警察のスパイを穏健派の指導者に仕立てて社会主義運動をコントロール)も 過激派についていけない普通の労働者を大衆運動に引き込んで逆に社会主義運動を盛り上げてしまったらしいからね。



http://www11.atpages.jp/te04811jp/page1-1-4-12.htm

ズバートフは、労働者の運動をなくすには、彼らを扇動するインテリと労働者を切り離し、政府が派遣したスパイ労働者を使って政府御用労働組合を作り、政府と労働組合の両者でシャンシャンとことを運べば、労働者と政府の軋轢は穏健に解決すると考えたようです。ところが、この「警察社会主義」は、むしろせっかく作った組合に社会民主主義者が潜入しストの拠点と化してしまったりしてやっぱりうまくいきませんでした。

こういうわけで、ズバートフは内相プレーヴェによって追放されてしまいました。



《司馬遼太郎「坂の上の雲」より》

http://kataribedoujinn.at.webry.info/200904/article_935.html

開明家ウィッテは、この朝、請願デモが通るのを、窓から目撃している。ウィッテのガポン観は、「官製労働組合の指導者」というだけのことであった。

この官製労働組合は、労働者からインテリをきりはなす目的をもってつくられたものだが、ウィッテは、「そういうものがうまくゆくはずがない」と、結成早々から予言していた。

容器をつくった者が警察であったとしても、すでに革命気運という雨が降りつづけている以上、そこに盛られてゆくものは雨であることにかわりがない、というものであった。

官製労働組合は自然のいきおいとして革命化してゆくであろうとみていた。


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