(週刊朝日6月28日号)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130619-00000000-sasahi-soci
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/211.html
電力業界などの圧力に屈したといわれたが、裏には米国の“外圧”もあった。当時の政府高官が明かす。「原発を動かさなければ、日本がこれまでに青森県六ヶ所村などにため込んだプルトニウムを使うアテがなくなる。『それを処分するプランはどうなっているのか』と米政府に問われたとき、何も回答できなかったのです」。
ポイントは核廃棄物「再処理」だ。原発で燃やした使用済み核燃料は、「再処理」で取り出したプルトニウムを使って、再び核燃料に加工することが可能だ。ところが、プルトニウムは核兵器にも転用できるため、使用する見込みもなく大量に保有する日本に対し、国際社会で「核不拡散」を声高に主張するアメリカが警戒したのである。
▼ ロシアの専門家「日本が原発を維持するのは核兵器製造能力を維持する目的もある」 ▼
☆日本の原発、エネルギー資源と同時に爆弾
(ロシア国際放送)
http://japanese.ruvr.ru/2013_06_18/116043925/
「エネルギー白書」には将来、環境を汚染しない新たなエネルギーを開発することで、原子力エネルギーに依拠しないようにする必要性が示されている。だが、原発を完全に否定することは日本にはできない。モスクワ国際関係大学のドミトリー・ストレリツォフ教授は、この背後にあるのは経済的な理由だけではないと指摘し、次のように語る。
「これには軍事的政治的要因もある。この要因とは核兵器の製造のため経済的ポテンシャルを維持する必要性だ。日本がこの先非核三原則を破って、核ミサイルを製造するという人は誰もいないが、核爆弾を作ることのできる経済、技術上のポテンシャルをこの国はもっており、それはずいぶん前から存在する。」
ストレリツォフ教授は日本の原発は高速増殖炉を使用していることを指摘する。この増殖炉では作業プロセスで核弾頭の製造に必要な原材料が作られる。
《おまけ》
☆「夢の核融合」のウラは核兵器開発
(槌田敦氏の文。2004/02/21)
http://janjan.voicejapan.org/government/0402/0402201295/1.php
http://www.peeep.us/37e872ce
日本の場合は、トリチウムの軍事利用である。この問題を、推進派はもちろん、多くの反対派も口を閉ざしている。日本の反対派が、この重要なことを故意に隠す裏には、裏のまた裏があるようだ。
(略)
その結果、核保有国は原子力の商業利用は止めて、元の軍事利用に戻そうとしている。アメリカは、建設中の原発を水爆や中性子爆弾用のトリチウム生産炉に変更した。
日本は軍事利用を本格的に始めようとしている。総合科学技術会議は、04年度予算案の最優先Sランクとして、高速炉もんじゅと核融合「EATER」などを決定した。
もんじゅを開発するのは、原爆用プルトニウムを生産できるからである。多くの日本人は「どんなプルトニウムでも原爆になる」というウソを教えられ、これを信じているが、普通の原発から得られるプルトニウムでは原爆はできない。原爆用のプルトニウムを得るには、高速炉などの特殊な原子炉が必要である。したがって、普通の原発の建設は次々と中止する一方で、ナトリウム漏れ事故のもんじゅの運転を再開しようとする。
「EATER」は水爆用のトリチウムを大量に使う。したがって、「EATER」を日本国内に建設すれば、日本はそのトリチウムを生産し、これを大量貯蔵することが、認められることになる。逆に、この「EATER」を国内に建設できなければ、日本はトリチウムを生産する口実が得られず、核兵器開発ができないのである。