☆大田原の中学生、5人に1人が高血圧 肥満や塩分、ストレス要因? (下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/otawara/news/20120716/827592
http://www.webcitation.org/69F3wSg7O
大田原市が市内の小中学生を対象に実施した2011年度「小児生活習慣病予防健診」で、中学生の2割が「高血圧」(最高120以上、最低70以上)と診断されたことが15日までに分かった。
(略)
検査項目別では、「高血圧」の小学生は6・5%と微減だったのに対し、中学生は20・6%で、2006年度の9・3%と比べ倍増した。地区別にみると、大田原が20・0%、黒羽25・9%、湯津上14・3%だった。
《おまけ》
☆乾燥シイタケ出荷自粛22市町に拡大 大田原で最高6940ベクレル
(2011年12月1日の下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111130/669041
http://backupurl.com/3lib8l
新たに出荷自粛となったのは大田原、那須塩原、那須、那須烏山、那珂川、宇都宮、日光、鹿沼、栃木、壬生、岩舟、足利の12市町。
▼ Health Effects of Chernobyl
25 years after the reactor catastrophe
チェルノブイリの健康被害
原子炉大惨事から25年の記録
http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/2-3-1992-9-2-70000-13000-4-150-300msv-2.html
旧ソ連に汚染除去作業員の登録記録(知られている限りであるが)がいくつか存在する。10,000人の作業員がウズベキスタンで登録されている。大惨事以降5年以内に8.3%の者が何かしらの病気を持つこととなった。事故以後10年で作業員の73.8%が病気になり、500人以上が死亡した。作業員の68.8%が4~5種類の病気にかかっている。960名の作業員と200名の一般住民の罹病率とを比較した場合、前者では次の病気の罹病率が著しくに高いことがわかった:慢性脳循環不全症、自律神経失調症(起立性低血圧症)、慢性胃炎、十二指腸粘膜の慢性的炎症、慢性肝炎、胃十二指腸潰瘍、慢性胆のう炎、高血圧症、虚血性心疾患、慢性気管支炎、慢性腎盂腎炎、前立腺の慢性炎症、脊椎の退行性病変8)。
▼ ヤブロコフ報告書(注:PDF)
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf
より
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/707.html
以下のヤブロコフの研究報告群を詠むと、セシウム摂取で傷つくのは、心筋だけではない。セシウムが血液中を巡回しながら乱射する放射線によって血管が傷つけられ、弾力性を失って硬直肥大化する。特に、左心室が肥大硬直化する。また、脳の血液循環も悪くなり、中枢神経の発達にも悪影響(→知能低下)につながる。若年者にして動脈硬化の症状が現れる。
(略)
(7)上昇した動脈の血圧と下降した動脈の血圧の両方が、汚染されたエリアにいる子供と大人に見られた。上昇した動脈の血圧は、30Ci/km2以上の汚染があるMogilev州にいる大人において、有意により頻繁に発生した。子供のより高い動脈圧は、摂取したCs-137の総量と相関していた。
(8)健康な子供と比べて、4-16才の子供における脳の動脈の血管は、ゴメリ・MogilevそしてBrest州の汚染エリアの子供の内で、より一層脆かった(硬くて弾性がなかった)。
(略)
(12)男女の掃除人の主要な罹病は、高血圧・急性心臓発作・脳血管疾患・手足のアテローム性動脈硬化(動脈壁の内側に脂肪質[アテローム]が沈着し、そのため動脈が狭くなる)-これらは1993-2003年に有意に増加した-であった。
5.1.2.2.Ukraine
(2)5000-15000Bq/平方メートルのレベルで汚染されたエリアにいる子供の55.2%で、早期のアテローム性動脈硬化症状が観察された。
(3)心臓および血管系の病気は、胎内で被曝した子供においてよりしばしば有意に発生した(57.8 vs 31.8%,p<0.05)
(4)…若年の避難民と汚染エリアに住んでいる避難民において、アテローム性動脈硬化と心臓の虚血性の病気がよりしばしば有意に見られた。
(略)
5.1.2.3. Russia
(4)掃除人の健康は、対照群の健康と有意に異なっており、掃除人の動脈の血圧は高く、虚血性の心臓病であり、心臓の壁の厚み(この厚みはアテローム性動脈硬化の特徴を持っている)が増していた。Voronezh州の汚染エリアに住んでいる掃除人は、対照群と比べて、脳卒中および虚血性の心臓病の症例数において有意に異なっていた。
(5)破局から10年経って、・・・心臓収縮時の血圧上昇が検査されたすべての掃除人の特徴であった。
(7)検査されたすべての掃除人において、脳のウィリス動脈輪における動脈の血管の張力低下が見つかるような特徴を示していた。
(8)神経循環系の筋緊張異常が、1986-1987年に検査された大多数の掃除人で見つかり、その症例数は増加している。これらの変化は、主に、小動脈・細動脈の病気が原因となって発生し、若年の掃除人においてより頻繁に起きる。掃除人の脳における血液循環不全は、時として循環不全性の脳障害として定義され、慢性的な脳の循環病理は、中枢神経系の機能的および組織的破壊に至る。循環不全性の脳障害は、チェルノブイリの放射性物質のわずかな吸収放射線量によって引き起こされた影響(効果)に対して特有(明確)であり、こういった病理学上の状況は疾病の国際的な分類において見られないものである。
(9)・・・高血圧は、掃除人の子供においてさえもよりしばしば見られた。
(10)1993-1994年に検査された掃除人の大集団の幾人かを2000-2001年に再検査すると、腕頭動脈のアテローム性の動脈硬化が見られた。
(11)左の心室の心筋容積(重量)が、掃除人において有意に大きかった-動脈圧に異常はなかった。
(13)目の脈管の異常な循環が、検査されたすべての掃除人に見られた。また、掃除人は、血管の壁が持つ属性-病原微生物の成長を破壊するか、妨げることができる属性-の減退に陥っていることも見出された。