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2013年11月12日火曜日

〔歴史メモ〕チェルノブイリ原発事故後の選挙で「ドイツ緑の党」は意外にも惨敗している

895 名前:地震雷火事名無し(東日本)
投稿日:2013/11/11(月) 19:51:14.62 ID:DFMB7zbP0

選挙に関してですが、すぐに勝てるものではないよね。
じつは欧州緑の党もそうだったのです。
これは山本太郎支持のみなさんに、よく知っておいてほしい。
チェルノブイリ原発事故後の選挙でドイツ緑の党は大敗。
1990年の選挙では42あった議席が、なんと8まで落ち込んだ。

当時のドイツは東西融合という現実問題をかかえて
それぞれの利益を最大限に確保するために現実的な政策与党が支持を集めた。
環境問題は、誰にとっても二の次だった。

今の日本もにている。
経済低迷のなか、現実的な政策与党が支持を集めている。

しかし、ドイツのそれは長く続かなかった。
東西融合のドタバタがひと息つくと、放射能被害という
国民のすべてが避けて通れない現実問題が立ちふさがった。
「母たちの運動」と呼ばれる、今までの左派とは関係ない新種の市民運動が広がり、
緑の党は1994年の選挙で過去最高の49議席を確保した。8議席からなんと6倍増。
その勢力をベースに1998年には連立与党へ。
中道左派のドイツ社民党と組んだシュレーダー政権(赤緑連合)が誕生し、
緑の党から副首相など複数の大臣を送り込むに至った。
これは日本の社会党や民主党のように短命ではなく、7年にわたる長期政権であり、
ドイツの自然エネルギー開発、脱原発の流れを決定づけた。
さらに欧州全域に、脱物質をかかげる緑の勢力が広がっていった。

もちろん、放射能の影響というものは、ただちには現れない。
しかし何年かかけで、着実に現れてくる。
まるで津波のように。
歴史のさきがけは、いろいろつらいものだが、
それはそういうものだし、
日本が最初というわけでもないので。

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