このブログを検索

2013年10月30日水曜日

【低線量被曝】ドイツ人医師が福島県内各地を視察し住民から実情を聞いた

在独邦人emi kiyomizuさん
https://twitter.com/kiyomizu5
による暫定訳

          ↓

Fukushima-Besuch:
Die japanische Regierung lässt die Strahlenopfer im Stich
(注:PDF)
http://www.ippnw.de/commonFiles/pdfs/Atomenergie/Fukushima/statement_claussen.pdf

IPPNWドイツ支部Angelika Claußen博士から
「福島で被災者を訪問した。日本政府は、被曝した被災者たちを助けないで放置している状態である」

低線量放射線は、コンピューター断層撮影検査で被曝する線量であるが、癌を発生するリスクを高め、また遺伝的変化を引き起こす原因になる。

我々は現在、新しい科学的医学研究で、低線量放射線が健康影響を引き起こす危険を知っている。

福島県の住民達はこの低線量放射腺の危険が何を意味しているのか理解しているのだろうか?

日本政府と日本の最高裁判所と放射線専門家山下教授は、低線量放射線の危険を無視し,福島県の住民と、東京の住民と、東京に隣接する地域の人達を被曝の危険にさらしている。

汚染地域に住む子供達は免疫不全になり、すでに18人の子供達が甲状腺癌になっており、さらに25人の子供達が甲状腺癌になる疑いがある

私は,福島原発事故の影響を受けた福島市・いわき市・郡山市の医師や避難者、相互支援グループの人達と話しあった。

日本政府は自分の国民の正当な権利や被曝の心配などを無視している状態である。

放射腺による被曝を心配する両親達が,学校で子供達にたいして放射線(放射腺の影響でおこる健康の危険性や原発の危険性など)に対する授業を希望しているが,学校の校長は断固拒否している状態である。

医者達は,福島の住民(成人と子供)に対して,血液や超音波検査を行い徹底した健康診断を行い福島県当局や健康保険会社も福島の住民にたいしてこれらの健康検査を再三行なわなければならない。

福島の住民たちが政府や福島当局,東電に対して批判する発言が多いので、これが原因で福島当局による弾圧が起こっている状態である。

福島県の元アドバイザーである放射線防護専門家の山下教授は「100ミリシーベルト未満では健康被害は起こらない」と、断固として主張している。

東電の医師がおこなわなければならないはずの、原発労働者に対しての急性被曝症状・放射腺疾病・癌・白内障などの予防検査が不足している状態である。

私と話した医師たちは
「福島第1原発で働く労働者たちは、急性被曝症状ではないかと疑問を持っても、自由に治療が受けられない状態で、東電の企業保険会も責任を持たない状態だ」
と説明してくれた。

そして東電の原発労働者たち(日本の原発労働者たち)は,放射腺による健康影響についての情報も与えられず、放射線の影響で起こる疾病の保障もなく、労働条件は非常に過酷な状態である。

東京電力の下請け会社に雇用された労働者たちは、賃金も20%低い状態である。

福島で私と話しあった人たち(医師・被災者・相互支援グループの人たち)のほとんどの人の意見は
「日本政府は原発事故の責任を持たなければならない。そして、事故を起した張本人である東京電力は、自分たちだけで福島第1原発事故を解決することはできないので、緊急に国際的な核専門家達の援助が必要である」
という意見であった。

東京で2013年10月10から13日まで東京で開催された科学者と市民の国際会議では、福島原発事故による放射線の影響で、福島の様々な動物や鳥や蝶に深刻な遺伝子変化が起こっていることが報告された。

国連の科学委員会( UNSECAR )は福島では環境においても,福島の住民においてもに目に見える健康影響がないと報告しているが,科学者と市民の国際会議で福島の様々な動物,鳥や蝶の深刻な遺伝子変化が明らかに起こっていることが証明されている。UNSCEARの福島原発事故で起こる健康影響の報告書は真実でない。独立した科学者による調査を要請する。




《関連記事》

☆福島事故の被ばく影響なし?「国連科学委員会」報告に異論相次ぐ。 (伊藤和子弁護士)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20131027-00029263/

http://www.peeep.us/c806c30c

こんなことを言っている「国連科学委員会」とは何だろうか。

正式には、「原子放射線の影響に関する」科学委員会、という非常に限定された調査を行っている機関で、世界の一握りの科学者によって構成されている。原子力推進の科学者が多く名前を連ねていて、世界の民意を必ずしも正確に反映している民主的な機関とはいいがたい。ところが、その報告は、国連総会に提出され、国連総会で承認されると国際的コンセンサスのような扱われるので注意が必要である。

というのも、日本政府は、福島原発事故の「被ばく影響がほとんどない」とたびたび主張するのだが、その拠り所としてこれまでも、国連科学委員会に依拠してきたのだ。




☆福島で増えつつある遺伝子の欠陥を、科学者たちは怖れている
(DW English)
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/636.html
投稿者 無段活用  日時 2012 年 8 月 22 日

(原文=英文)
Scientists fear increased genetic defects in Fukushima
http://www.dw.de/scientists-fear-increased-genetic-defects-in-fukushima/a-16170549-1


チェルノブイリやその周辺地域では、鳥は絶滅したも同然だ。そこでまだ生きている鳥たちは、「頭が非常に小さく、成鳥にまでうまく育つ割合は非常に低い。」と、アイゼンベルグ氏は説明した。

しかし、遺伝子の欠陥を子孫に受け継いでいくのは、動物や昆虫だけではない。チェルノブイリの9カ月後、トリソミー21-DNAの21番染色体が1本余分に多い病気(ダウン症候群として知られている)-を持って産まれる新生児の数が顕著に増加した。

(略)

突然変異を起こさないために、細胞が受けることのできる放射線の限界は、明らかでない。ミュンヘン・ヘルムホルツセンターにある放射線防護研究所のペーター・ヤコブ所長は、小量の放射線でさえも、ダメージを与えるには十分だと、DWに語った。

しかし、ヒトの細胞には、長い時を経て進化した優れた防御システムがある。どのような異常が細胞分裂の間に発生しても、ある酵素がそのほとんどを確実に修復する。しかし、放射線に短い時間被曝した後、短時間にそれを修復するとき、次の世代の細胞に受け継がれるような、より重大な異常をもたらす可能性が生じる。長期的には、それが癌につながる可能性がある。さらに、その突然変異が精子や卵子の細胞に発生したとき、病気の原因となるこういった突然変異が、次の世代に受け継がれる危険性がかなり高くなる。

やきとりのいない八月

飛び地A

ブログ アーカイブ

The Daily Star(レバノン)

Rudaw(イラク)