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2013年12月1日日曜日

秘密保護法に「脱原発デモはテロリズム」とも解釈できる条文が含まれている

☆石破氏、絶叫デモは「テロ行為」 秘密法案めぐり波紋必至
(共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013113001002365.html

自民党の石破茂幹事長が11月29日付の自身のブログで、特定秘密保護法案に反対する市民団体らのデモについて「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」などと批判していたことが分かった。「表現の自由」に基づく有権者の主張をテロ行為に例えたとして波紋を呼びそうだ。



佐藤圭(東京新聞特別報道部)
https://twitter.com/tokyo_satokei/status/406652213633617921
「脱原発デモもテロ!?」という話は、10月25日の東京新聞こちら特報部に書きましたけどね。 
http://takumiuna.makusta.jp/e233288.html 
条文では、テロリズムについて「政治上その他の主義主張に基づき、国家若(も)しくは他人にこれを強要し、又(また)は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動」と定義する。
原発の再稼働や輸出に熱心な安倍政権から見れば、脱原発運動は「政治上の主義主張に基づき、国家に強要」することにほかならない。その後の「人を殺傷」などの条件が、「かつ」や「同時に」でつながっていれば、デモ行進などは入らない。 しかし、条文は「又は」である。「政治上…」の部分は単独で成立している。



佐藤圭(東京新聞特別報道部)
https://twitter.com/tokyo_satokei/status/406654721311531008
超党派議員による院内集会で、内調の役人は「脱原発デモはテロには当たらない」と言っていましたが、どうなるか分かったものではない。修正すればどうなるというレベルではなく、どの条文もメチャクチャ。廃案しかない。



《歴史メモ~抵抗する庶民の知恵》

☆傘連判状

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%98%E9%80%A3%E5%88%A4%E7%8A%B6

傘連判状(からかされんぱんじょう)とは、一揆などで用いられた円環状の署名形式。単に傘連判とも。別名、傘形連判状(かさがたれんばんじょう)、車連判状(くるまれんぱんじょう)、藁座廻状(わらざまわしじょう)。

通常の連判状形式では筆頭者(最初に名前が書かれているものや上部に書かれているもの)が外観上の上席者とみなされるが、傘連判状では皆が中心より放射線状に署名するため筆頭者が判別できない。国人の同盟体である国一揆において内部の席次問題を回避するため、あるいは百姓一揆において首謀者(多くは名主)を隠すために用いられた。

まず、この署名形式を用いたのは中世の武家であり、同盟や連盟関係にあった武士同士のどちらかが先に署名した場合、外観的に上下関係が生じてしまう恐れがあった為、立場は皆同じであるという配慮と意思表示の為、生じた連判状の形式であった。この様な状況から、円形になる様に放射状に署名する形式は登場した。

これが近世になり、百姓一揆の際に首謀者を隠す目的で(一番先に署名した者が分からぬ様に)、この方法が用いられる様になった。近世における傘連判状には署名だけでなく、印鑑と一揆を起こした年=元号も記されている。こうして支配層より身分的弱者が多く用いる時代に移った。

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