☆約9万人の福島県民 メンタルケア必要
(ロシア国際放送)
http://japanese.ruvr.ru/2012_04_27/73159303/
医師らの調査結果によると、福島県では8万8600人が心理的・精神的障害に苦しんでおり、専門の治療を必要としている。
2011年3月に発生した「福島第一原発」の事故により、福島県民および近隣県の住民は深刻な放射線恐怖症、不眠症やうつ状態、恐怖に襲われるなどの精神障害に苦しんでいる。
☆宮城 震災で3割の教職員がうつ
(昨年12月12日のNHK)
http://backupurl.com/gwqyz6
それによりますと、健康面について、中程度や軽度のうつの傾向があると答えた人は30.5%に当たる1029人に上ることが分かりました。中でも、石巻市や東松島市、女川町では、中程度のうつの傾向があると答えた人の割合が、ほかの地域のおよそ2倍になっていて、被害が大きかった沿岸部で、精神的に不安定な状態が強いことがうかがえます。
☆被災地中学校 “学業に影響”6割
(昨年12月11日のNHK)
http://backupurl.com/2obes7
なかには震災以降、環境の変化で生徒の学習意欲が低下したと答えた学校もありました。
《備考》
☆第7章 チェルノブイリ事故によるその他の病気
(チェルノブイリの健康被害~原子炉大惨事から25年の記録)
http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/7-12_07.html
放射線被ばく後の神経障害と精神障害
以前にチェルノブイリ地域に住んでいた多くの成人が精神病性障害に苦しんでいる。その原因として、放射線で神経細胞が損傷されるのではないかといわれている。1992年という早い段階からこの説を唱えていたのが、キエフにあるパラギュイン生化学研究所のナデイダ・グラヤである201)。 別の可能性として、電離作用をもつ放射線が特に血管に障害を及ぼした結果、大脳の血流障害が起き、脳への組織傷害が引き起こされるのではないかとも考えられている。この説は、モスクワにあるロシア科学アカデミ-の神経生理研究所のジャヴォロンカヴァにより提唱された。
さまざまな国の科学者たちが指摘していることだが、最大の問題となるのが、チェルノブイリ事故が人々のメンタルヘルスにいかに影響を与えたかということである(ここで問題にしているのはいわゆる“放射線恐怖症”のことではない-“放射線恐怖症”とはモスクワで作り出されたにせの病気で、放射能から国民の目をそらすため、何の証拠もないのにあらゆる健康問題の“真”の原因であるかのように宣伝してきた)。
WHOとIAEA、チェルノブイリ・フォ-ラムの健康に関する専門家チ-ムは、特別に注意を払うべき領域として次の4つを指定した;①ストレスに関係する症状、②小さい子どもの脳発達への影響、③高度に被ばくした汚染除去作業者の器質的脳障害、④自殺率。K.ロガノフスキ-がすでに指摘していることであるが、日本の原爆被爆者では6%もの人が統合失調症になっている。チェルノブイリの汚染除去作業者は、放射線の直接作用だけでなく、事故による他の原因で精神障害になるリスクも抱えていることは疑いようもない202)。
ロガノフスキ-は、汚染除去作業者ががん以外の疾患にかかる危険率を出そうと、多くの異なる研究を集め検討した。そして、統計学的に有意な結果が得られた。それによると、被ばくした1グレイ当りのリスクの増加(過剰相対リスクERR/Gy)(訳注:1グレイ被ばくした時、ある病気になる確率がどれくらい増えるか、ということである。0.4であれば100人が140人に増えるということになる)は、以下のようになる。
精神障害はERR/Gy=0.4(95%信頼区間=0.17—0.64)、神経学的感覚障害は0.35(95%信頼区間=0.19—0.52)、内分泌疾患は0.58(95%信頼区間=0.3—0.87)(ビリウコフら2001、ブズノフら2001、2003)、神経症性障害は0.82(95%信頼区間=0.32—1.32)である(ビリウコフら2001)。しかし、全体としてもっとも高リスクのものは、脳の血流障害(脳血管機能障害)で、1.17(95%信頼区間=0.45—1.88)である(イワノフら2000)。
さらに最近、150ミリグレイ(mGy)を超える外部放射線被ばくだけで脳血管機能障害のリスクが高まることがわかった。ERR/100 mGy/day=2.17(95%信頼区間=0.64—3.69)が示された(イワノフら2005)。 しかしながら、これらの結果は、適切にデザインされた精神医学の調査と標準化された診断手続きによってなされたものではなく、精神障害に関する州の健康システムからの情報を単に解析したものに基づいている。
しかし、旧ソ連を後継した国々で精神医学の教科書的知識を見てみると、身体疾患との誤解や精神障害のシステムにおける診断の誤り(例;精神病性や器質性とせずに神経症性とする場合)のため、精神障害が行きすぎた過小評価を受けていることがうかがえる。実際、ウクライナ保健省は、1990年、1995年、2000年での精神障害の発症率を、それぞれ2.27%、2.27%、2.43%と計算している。
しかしながら、標準化された手法を用いたWHOの世界精神保健調査(WMH)によると、ウクライナの発症率は20.5%(95%信頼区間=17.7—23.3)とされる。つまり、州の健康システムは、精神障害の発症率を少なくとも10分の1も過小評価していることになる。世界精神保健調査には、恐怖、うつ、心身症やアルコ-ル乱用などのいわゆる精神不安が含まれるが、精神病、器質的障害に基づいた精神障害や精神遅滞といった専門用語の使用は避けられている。
《備考~チェルノブイリ鬱病やチェルノブイリ無気力症候群》
702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(茸)[sage] 投稿日:2011/11/01(火) 00:31:13.12
ID:2/7iA4qi 気のせいだと思い込んできたけどやっぱり明らかに集中力がなくなった10分もまともに集中できない@都内勤務
709 返信:名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)[sage]
投稿日:2011/11/01(火) 02:27:24.80 ID:eZKATdUy [1/2]
女性・子供なら甲状腺の問題の可能性が思い当たるけど、中央神経系の問題の可能性もあるかもしれない。
ヤブロコフ・ネステレンコ報告(注:PDF)
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf
>Neurological and psychiatric disorders among adults weresignificantly
higher in the contaminatedterritories (31.2 vs. 18.0%).Impaired
short-term memory and attention lapse were observed among highschool students aged 16 to 17 and the seriousness of these conditions correlated directly with the levelsof contamination(ベラルーシ、105頁パラ7)
・大人の神経精神障害は、汚染地域において著しく高かった(31.2% 対 18.0%)。短期記憶障害及び集中力散漫(attention
lapse)は16―17歳の高校生の間に見受けられ、これらの状態の重症度は、汚染水準と直接に相関していた。
>Autonomic nervous system disorders among liquidators who worked in 1986-1987 differed fromdisorders in liquidators from 1988-1989 in
stability, expressiveness, paroxysmal variants, presence ofvestibular
I-III dysfunction, and peripheral hemodynamic disturbances. Autonomic
nervous systemdisorders are closely connected to disorders
ofneuropsychiatric behavior such as asthenia, disturbedmemory,
attention deficits, emotional disturbance, neuroses, hypochondriasis,
and depression(ウクライナ、108頁パラ19)
・1986-1987年に従事した作業員の自律神経系障害は、1988-1989年の作業員の障害とは、その安定性、発現性(expressiveness)、発作性の変型、前庭系I-III型障害の存在及び末梢部位の血行動態障害に関して異なっていた。自律神経系障害は、精神神経行動の障害(例えば、無力症、記憶障害、集中力欠如(attention deficits)、情緒障害、神経症(neuroses)、心気症(hypochondriasis)、うつ病)と密接に関連している。
>Impaired short-term memory and attention deficit in pupils 16 to 17
years of age in the contaminatedterritories correlated with the level
of contamination (ロシア、109頁パラ6)
・汚染地域の16-17歳の生徒の短期記憶障害及び集中力欠如は、汚染水準に相関していた。
>Liquidators demonstrate impaired task performance, a shortening of
attention span, and problems withshort-term memory and operative
thinking. These features correspond to skill levels typical of10- to
11-year-old children and cannot be attributed to social factors - they
clearly testify toradiation-induced brain damage
(ロシア、111頁パラ26)
・作業員は、作業遂行障害、集中力期間(attention span)の短縮並びに短期記憶力及び生産思考力(operative
thinking)に関する問題を明示している。これらの特徴は、10―11歳の子供に典型的な技能水準に対応するものであり、社会的要因に起因させるとこはできない―それらは、放射線誘発の脳損傷によるものであることの証拠となっている。