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2014年8月25日月曜日

南米チリの史実を題材にした映画「NO」を観た田中良紹氏の感想

☆日本に「レインボー政治」は出現するか
(田中良紹)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakayoshitsugu/20140824-00038527/

http://www.webcitation.org/6S4mwz4ic

反対派の訴えたいことはピノチェト独裁に対する抗議である。国民を虐殺し、獄につなぎ、民主主義を蹂躙する政権に「NO」を突きつけたい。

しかしCMディレクターはその考えに反対する。「暗い話を誰が見るのだ」と言う。

反対派から非難されながらも彼は「国民に夢と希望を与える」CMを作ろうとする。


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☆アウグスト・ピノチェト

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%8E%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%88#.E5.A4.B1.E8.84.9A

ピノチェトによる独裁政治とアメリカ式経済が敷かれている間、後見人とも言えるホワイトハウスは、1989年にベルリンの壁が崩壊して冷戦が終わるまで、ピノチェトやチリ国内を見て見ぬ振りを続けた。

ピノチェトが退陣する引き金は、1988年10月5日に行われた国民投票における敗北である。この国民投票は、1989年3月で任期満了を迎えるピノチェトの任期を更に8年間延長することの是非を問う内容であった。結果は反対が56%、賛成が44%で、反対が大勢を占めた。


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▼予告編の動画▼

ガエル・ガルシア・ベルナル主演『NO』予告編
http://youtu.be/MNrkmfQUWKA



▼ ストーリー ▼

http://www.magichour.co.jp/no/story/

1988年、ピノチェト独裁政権末期の南米チリ。

フリーの広告マンとして忙しい日々を送っているレネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)のもとに、かねてから家族ぐるみの付き合いがある友人ウルティア(ルイス・ニェッコ)が訪ねてくる。ウルティアは反独裁政権の左派メンバーのひとりで、近く実施される政権の信任継続を問う国民投票の反対派「NO」陣営の中心人物であった。

今回、投票までの27日間、政権支持派「YES」と反対派「NO」それぞれに1日15分のPR ができるテレビ放送枠が許され、広告やCM制作の責任者として新進気鋭のクリエーターであるレネに白羽の矢が立ったのだ。

政権が対外的に平等をアピールしているだけの出来レースと、気乗りしないレネだったが、次第にプロの広告マンとしてのプライドをかけて制作に取り組むようになっていく。

はじめ、彼の作る資本主義の象徴のようなCMは独裁政権下で弾圧をうけ迫害されてきた党員たちから非難されるが、明るい未来、喜び、そして希望を謳いあげる斬新でウイットに富んだ言葉や映像は国民の心をつかんでいく。

そんな風潮に焦りを感じた「YES」陣営たちは、賛成派の広告アドバイザーとして関わっていたレネの上司グスマン(アルフレド・カストロ)を広報責任者とし、強大な権力を使って「NO」陣営へ妨害と脅迫行為を繰り返し、押さえ込んでいく。

「YES」派と「NO」派の熾烈なCM合戦が繰り広げられ、いよいよ投票日がやってくる…。

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