(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130713/biz13071321220006-n1.htm
http://www.webcitation.org/6I5jQI6OF
今月9日に死去した吉田昌郎元所長の遺影が飾られた免震重要棟を訪れた長谷川氏は「逆風の中で、多くの方が使命感で取り組んでいるのは日本の強み。経済再生やエネルギーの安定供給には、原発がどうしても必要だ」と所員らを激励した。
《「満州は日本の生命線である」論》
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13102137173
Q:「満州は日本の生命線である」って何ですか?
A:日本が満州強奪を正当化するためのスローガンです。
当初は、軍や国粋主義者の一部がいっていたのに過ぎないのが、やがて日本全体で言われるようになりました。
日本がもっていた満州利権というのは、中国から借りた租借権に過ぎず本来は一定期間が過ぎれば返すものでした。
が、正当な利権だけではあきたらず、満州全体の土地・資源を日本のものにしようという考えが伸張します。
特に将来の対ソ・対米戦を考える政治家や軍人にとって、満州を日本の勢力下に置くことは、謀略をもってでもやらなければならない死活問題だと捉えられていきます。
これに、「満州を取れば苦しい生活が解消される」という不況下での国民の感情が重なり、大きな動きとなります。
満州は日本にとって不可欠=他国から何をいわれようが、勢力圏下に置くのは正当なんだ、ということです。
その行き着く先が、他国どころか天皇や政府首脳さえ騙しあるいは脅しての、満州事変と傀儡国家・満州国建国でした。
……実際には、石橋湛山
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013011800005.html
や水野広徳
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%87%8E%E5%BB%A3%E5%BE%B3
ら当時のきちんとした人が判断していたとおり、満州をとっても日本の利益になるどころか、総体でみればマイナスでした。
満州支配の利益より、維持にかかるコストのほうが高くつくいたのです。
さらに、中国はもとより英米等との関係悪化の決定的引き金になる愚行でした。
生命線どころか、こだわれば大日本帝国が大火傷する火中の栗でした。