☆太平洋沖の10地点でセシウム プランクトンから検出
(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013052101002012.html
同機構の喜多村稔技術研究主任は「プランクトンは食物連鎖でより大きい魚に取り込まれるため、海中のセシウムの移行に重要な役割を果たすと考えられる。セシウムの蓄積に何が影響しているのか、今後明らかにしたい」と話している。
《おまけ》
☆セシウム汚染 魚介類の生物濃縮が進んでいる!
(2011年11月17日の日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/578.html
「注目は、前回調査(9月初旬~10月初旬)と比べて、マダラやメバチマグロといった大型魚にセシウム汚染が広がっていること。生物濃縮が進んでいる表れとみています」(グリーンピース)
☆魚は半年後の方が危険だった…1954ビキニ環礁被ばく事件の調査者が語っていた魚類の放射能汚染
(2011年4月9日東京スポーツ)
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/833.html
放射能汚染水が流された海水に関連して、魚介類への被害が問題になっている。
1954年3月から太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で米国によって繰り返された水爆実験では日本の漁民も深刻な被害を受けた。死の灰をかぶり死者1人を出した第五福竜丸が有名だが、高校生とともに漁民の被害の実態を長年にわたって調査してきた元教員で市民団体「高知県太平洋核実験被災支援センター」事務局長の山下正寿氏によると、実は約1000隻にものぼる日本のマグロ漁船などが被害を受け、そのことはあまり知られていないという。
山下氏が昨年、都内で開かれた「アジア記者クラブ」の例会で語ったところでは「よく魚のはらわたを食べた人」が健康被害に苦しんだ。放射性物質は内臓に蓄積されやすいからだという。
「食物連鎖で、プランクトンを小魚が食べて(その小魚をさらに大きな魚類が食べてという連鎖で)濃縮される。体内に入って蓄積が進むと内臓から肉の方へと変わっていくので、3月、4月に獲れた魚より、8月、9月、(10月)、11月、12月に獲れた魚の方が危なかった。だんだん、食べるところに放射能が回ってくる」
マグロ漁船の船員は屈強な男ぞろい。そんな体力十分な船員の中から後になって、脱毛や鼻血、歯が抜けるといった健康被害が出てきた。原因は食物だけではないだろうが、それは「ただちに」発症したものではなかったという。
被ばく当時、日本政府は“情報遮断”を行った。
54年5月に政府調査船を派遣して報告書も出しながら、55年1月に米政府が補償金200万ドルを出すことを決めると“政治決着”。漁民や魚介類の被害調査をやめてしまったというのだ。
「(放射能汚染の)検査を(54年)12月末に強引に打ち切ったのだから、何ということかと思う。実験したアメリカの責任はもっとあるけれど、日本政府の責任はかなり大きい」
福島第1原発の事故で政府は、放射性物質の住民や動植物、食物への影響の継続的な調査を行わなければならない。