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2013年5月15日水曜日

海外では「日本政府が橋下徹市長の慰安婦発言を擁護または黙認している」と受け取られている


☆政府は橋下発言を、公式に非難する声明をだすべきだ
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/677.html
投稿者 で爺 日時 2013 年 5 月 15 日 11:26


私の住んでいる東南アジアの、ある親日的と言われている国では、橋下発言に関するニュースが連日報道されている。

この国のような中進国だと、海外ニュースは、殆どが、ロイター、AP、AFP など,欧米系通信社の外電を翻訳、焼き直しだから、報道が外通各社と同じような批判的なトーンになるのは当たり前だが、ニュースを読み上げた女性アナウンサーの不快そうな表情が忘れられない。

そして、現地語ニュースの締めの言葉は、「日本政府のスポークスマンは、市長の発言に対してはノーコメントでした。しかし、この発言が国際問題になるのは間違いないでしょう」というものだった。これでは、日本政府が橋下市長を擁護しているように見られてしまう。

先日のアメリカ訪問で、朴大統領は、報道官のセクハラ行為により打撃を受けたが、今、アメリカ側に事件の「徹底捜査」を要請するなど、ダメージ回復のため巻き返しに懸命だ。おそらく朴大統領自身は、この対応によって海外メディアから評価を受けるだろう。大統領府は、発生当初に、事件をもみ消しを図る失態を犯したが、その後、国際社会に向けたメッセージを明快に出し続けている点は学ばなければなるまい。

国際ニュースでは、発言のニュアンスなが精査され、反映されることなどは、まずありえない。ましてや、日本が協力関係を強化しようとしている東南アジアの国々では、欧米系通信社の報道が、ほぼ同じトーンで、より単純化された形で、繰り返さし流されていると考えて間違いない。その場合、残るのはごく単純な事実関係、一行の単純なメッセージなのである。従って、スポークスマンのメッセージに、引用可能な明確なセンテンスが含まれていなければ、こういう国々に、日本側の主張が広まることはまずないと言っていい。

菅官房長官は、日本の慰安婦問題に対する公式見解を繰り返すだけではなく、大阪市長の発言そのものを明確に非難するコメントを発表すべきだし、また、「即刻」、それをやるべきだ。市長発言がニュースサイクルからはずれれば、政府見解は海外では報道されることもなく、「日本政府が発言を容認した」という印象のみが、海外の視聴者の頭に残されることになる。

こういうことがルーティーンとしてできる反射神経を身につけなければ、情報戦では勝てませんぞ。

(以下省略)


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