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2012年11月7日水曜日

島根原発の安全審査は「自作自演」「プロレス」だった疑いがある


マガジン9~この人に聞きたい『明石昇二郎さんに聞いた』その1
(2008年)

http://www.magazine9.jp/interv/akashi/akashi.php

明石
国の原子力安全委員会の議事録を読み込んでいくと、妙なことに気づくんです。

編集部
妙なこと?

明石
 審査をお願いするほうと、その審査を行う側に、同じ人物が関わっているという事実です。
 電力会社が原発建設の申請を国に出しますよね。
 その申請に関していろいろとアドバイスしている人物が、実は国の審査会の委員でもあった、ということです。


編集部
 それは、隠れてやっていることなんですか?

明石
 いいえ。その証拠に、さまざまな書類にちゃんと氏名まで載っているんです。

編集部
 ん…(絶句)。

明石
 そのうちのお一人が東京工業大学の衣笠善博教授です。
 この方は、中国電力が島根原発3号機の原子炉設置許可申請前に実施した活断層調査に関わっています。
 そこで、中電に対して技術指導を行っているんです。
 もちろん、そのこと自体に問題があるわけじゃないですよ。
 でも、衣笠氏は、中電からの申請を審査する経済産業省の原子力安全・保安院の委員も兼ねていたんです。
 国が島根原発の安全審査を実施した際、保安院の委員として、国の審査にまで関与していたんですよ。


編集部
 つまり、許可申請を出した原発側と、申請を審査する国の機関に同じ人物が加わっていた、と?

明石
 そういうことになります。自分が書いた書類を、自分が審査して許可を出す、ということですね。

編集部
 そんなことが許されるんですか?

明石
 許されるも何も、それが事実なんですから。だから、むちゃくちゃなことが起こります。




《おまけ》

☆プロレス

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%82%B9

ブックとはプロレスの試合における段取りや勝敗の付け方についての台本のこと(なお、照明・音響・撮影係等のスタッフ用の興行進行台本はこれとは別の物)。

この台本を考案・作成する人間を「ブッカー」または「マッチメイカー」と呼ぶ(ただしbookerのbookは「出演契約を取る」という意味のbookであり、「脚本家」という意味ではない)。

ブッカーはリング外での筋書き(アングル)および試合展開や決着方法についての台本を考え、レスラーはそれに合わせた試合を行う。勝敗以外の詳細な試合展開については、試合を行うもの同士の裁量に任されることが多いと言われ、口頭での打ち合わせによる。

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