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2012年4月7日土曜日

〔メモ〕ルワンダ大虐殺で駆使された「プロパガンダに信憑性を持たせる」手法


http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/662.html

プロパガンダに信憑性を植え付ける手法についても触れておく。

ブタレ県で見つかった文書「支持者拡大のプロパガンダについての比較覚書」では、プロパガンダで大衆を操る方法が検討されている。この文書のなかで著者は、プロパガンダの理念について述べたあと、2つの具体的テクニックを提案している。

1つ目が出来事の「創作」である。これは単純なテクニックで、プロパガンダに信憑性を与えるような出来事をでっちあげて、各メディアで伝えるのだ。 RPF侵攻直後のキガリでの銃撃戦がそのわかりやすい一例である。他にも、武器やラジオ通信機の発見、荷物を抱えたよそ者の目撃談、殺害計画書の存在などがまことしやかに報告される。

2つ目は「鏡像の告発」と名づけられているテクニックである。これは自らが行おうとしている行動をもとに、敵を非難する手法を指す。例えば、フツ至上主義者がこれから虐殺を行うつもりの場合は、ツチの虐殺計画が見つかったと発表する。文書の言葉を使えば、これにより「テロを行っている集団が、敵はテロを行っていると非難できるようになる」。このテクニックはまた、自衛というレトリックを持ち出すのにも好都合である。こうしたテクニックを用いることで、プロパガンダの内容はフツの一般市民に浸透していった。




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