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2012年4月6日金曜日

〔史料〕NHKが「サブリミナル」技術で小沢一郎氏を攻撃した疑惑


民主党代表選の最中の2010年9月5日。
NHK「日曜討論」でサブリミナル効果疑惑。


上杉隆(ジャーナリスト)
http://twitter.com/uesugitakashi/status/23018886527
NHK「日曜討論」。民主党代表選。小沢氏が中国の問題を話している間、中国の五星紅旗が背景に。米国の時はなし。菅氏の時もなし。印象操作ではないか、とつぶやいてみる。


ともこ
http://twitter.com/clla1122/status/23019080342
日曜討論で小沢氏が中国との関係について話している時、背景に中国の五星紅旗がずっと写っていた。よく似合ってた。


nammy108
http://twitter.com/nammy108/status/23018828510
NHKの日曜討論に仰天。中国の国旗がなびいたままのモニターをバックに、番組終了。今度の選挙は、どこの国の党首を決めるんですかね???



ゆきとらにゃん
http://twitter.com/upshylon273/status/23018504537
NHK、酷い! 番組のとりを菅に。。。 しかも、 ドアップで! 
あからさまに菅贔屓!! 許さんぞ!!!



ゆきとらにゃん
http://twitter.com/upshylon273/status/23019754607
代表戦候補者として呼んでいるのだから、最後は二人をズームアウトしていくのが当たり前! これは抗議事案です!




☆バトルグラウンドからの報告(3) 
(ブラック・ワールド今日の出来事。2008年9月25日)

http://www.fujinaga.org/blog/bt/2008/09/3.html


ついに始まった、共和党お得意の白人が黒人に抱く恐怖感に訴える破廉恥なネガティヴ・キャンペーンが。

1988年の大統領選挙、10月半ばまで、当時副大統領のジョージ・H・W・ブッシュがリードしていた(注:「リードされていた」の誤記であろうと思われる)。ところが、ウィーリー・ホートンという名前の黒人が白人を強姦致死に至らせたことから形勢は一変する。リー・アトウォーターという政治顧問は、これをネタに、ホートンの名前と彼の仮保釈命令にサインした民主党候補マイケル・デュカキスの顔を当時最新の画像処理技術だったモーフィングをつかって巧妙に重ね合わせ、こう訴えかけた。
http://www.youtube.com/watch?v=Io9KMSSEZ0Y
「デュカキスへの票は、犯罪人を週末旅行に招待することにつながる」。


さて右の動画
http://www.youtube.com/watch?v=WHVka1GTesk
これは数々のスキャンダルにまみれ9月にデトロイト市長を辞職したクワメ・キルパトリックとオバマを重ね合わせているものである。これは以下の点において「現実」を歪曲し、白人の深層心理にある人種恐怖に訴えているものだと判断することができる。


・オバマとキルパトリックは政治的関係はない。そもそもミシガン州では公式の民主党予備選は行われていない。同じ党に所属すれば演壇を共にすることはあろうが、これはその瞬間を過大に取り上げたものであり、キルパトリックの容疑とオバマとはまったく関係がない。

・キルパトリックの描き方、これは犯罪人の写真を撮るときに使われるアングル、マグショットを使っている。しかし彼は指名手配された重罪犯では断じてない。彼のスキャンダルは政治家の倫理に関するものだ。これは黒人=犯罪者という一般に流布したイメージを過剰に強調する、きわめて破廉恥な作為的なものだ。




☆マイケル・デュカキス

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%AB%E3%82%AD%E3%82%B9

マサチューセッツ州知事としてのデュカキスは、破産状態だった財政を立て直すなど素晴らしい実績をあげた。しかもそれらは増税なしに行われた。マサチューセッツ州の消費税は、全米随一の安さである。(非課税品目が多い。en:Sales_taxes_in_the_United_Statesも参照)産業は発展し、福祉の充実ぶりは目を見張るものだった。この成功は「マサチューセッツの奇跡」と呼ばれた。

こうした輝かしい実績を背景にして大統領選挙に臨んだデュカキスは、順調に民主党の大統領候補としての指名を獲得。一時は共和党のブッシュに対して、世論調査による支持率で17パーセントもの大差をつけた。

しかし本選挙では、ブッシュのネガティブ・キャンペーンによって、支持率は逆転された。次々と繰り出されるネガティブ・キャンペーンに、デュカキスは有効な対応が全くできずに敗れ去った。



1988年大統領選挙でブッシュ陣営が流したテレビコマーシャルは以下のようなものであった。

“ブッシュは死刑制度を支持しています。デュカキスは死刑制度に反対しています。マサチューセッツ州では、殺人犯の一時帰休が認められています。ウィリー・ホートンは、強盗に入り、少年を19回も刺して殺しました。終身刑を受けたホートンは、10回もの一時帰休を認められ、その最中に逃亡し、若いカップルをさらいました。男性は殺され、女性は繰り返し強姦されました。殺人犯の一時帰休。これがデュカキスの政策です。”

この衝撃的なCMは、本選挙に入った9月以降、繰り返し放映された。世論に大反響を巻き起こし、デュカキスに深刻な打撃を与えた。

別バージョンもある。刑務所の出入口。回転ドアを通って、囚人たちが続々と入ってくる。反対側からは、囚人たちが続々と外に出て行く。そこに、「デュカキスがマサチューセッツでやったことを、国政で繰り返させてはいけない」というナレーションが入るのである。

「マサチューセッツの奇跡」を成し遂げたデュカキスに対して、ブッシュには特にこれといった売りがなかった。そのブッシュがデュカキスに勝利できたのは、このテレビコマーシャルによるところが大きかったと言われる。

実は殺人犯の一時帰休制度は、デュカキスの前の知事であるフランク・サージェント(en:Francis W. Sargent)が始めたものであり、しかもサージェントはリベラル派ながら共和党だった。デュカキスはそれを継承したに過ぎないのである。

そして、ブッシュのテキサス州はといえば、犯罪が激増し、刑務所は定員を大きくオーバーしていた。また、副大統領としてのブッシュは、1万人もの麻薬密売人の一時帰休を認め、中には帰休中に強姦・殺人を働いている者までいた。

だが、こうした反論を行ったのは、テレビコマーシャルが流されてから1か月半もたってからだったため、有権者には全くアピールできずに終わった。

ブッシュは他にもマサチューセッツ州の海が汚染されていることを攻撃した。だが、実はテキサス州の海の方がもっと汚染されていた。しかし、デュカキスが反論したのは、やはり1か月半もたってからだった。また、退任間近のレーガン大統領も一緒になって、デュカキスに精神病歴があるとの噂を広めることに手を貸し、自らの副大統領を側面支援した。


逆転の最後のチャンスとなったテレビ討論でも、デュカキスはあまりに拙劣だった。その質問は、「あなたの妻が強姦され殺されたとしても、死刑に反対するのか?」というものだった。感情ある普通の人間なら当然激昂するだろう質問である。しかしデュカキスはなんら心を動かされた様子もなく「それでも(つまり自分の妻がどうなろうが)死刑には反対だ」と答えたのみだった。テレビを見ていた有権者が、デュカキスを冷血な人間と感じたとしても無理はない。

結局、デュカキスが獲得した選挙人は、ブッシュの426人に対して111人にすぎなかった。

最も汚い選挙戦

選挙戦の終盤になると、追い込まれたデュカキス陣営は、自らもネガティブ・キャンペーンに手を染めざるを得なかった。「ブッシュはアホ」を強調するテレビコマーシャルや、ブッシュの副大統領候補ダン・クエールを笑い者にするテレビコマーシャルが作成された。こうして1988年の選挙戦は、史上最も汚い選挙戦だったとされるようになり、王道だけでは選挙に勝てないことが証明された。



[検索ワード]
小沢一郎。ネガティブ・キャンペーン。Negative campaigning。
マイケル・デュカキス。Michael Stanley Dukakis。




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