最終更新:1月8日21時7分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150108-00000025-jij-pol
https://web.archive.org/web/20150108121739/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150108-00000025-jij-pol
午後1時54分から同2時26分まで、女性誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」のインタビュー。
《おまけ》
☆若桑みどり『戦争がつくる女性像 第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ』
(筑摩書房ホームページ)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480857163/
本研究は、第二次大戦中に、日本の軍部が、女性を戦争システム(戦時体制)の中でどのような役割を果たすべきものとして位置づけていたか。また、その役割へと女性大衆を動員するために、どのようなプロパガンダをおこなったかという問題を、主として、戦時中に流布していたマスメディアにおけるイメージをとおしてあきらかにしようとしたものである。
☆「戦争が作る女性像」とは
http://images2.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-9644.html
若桑みどり著『戦争がつくる女性像』を読んだ。
(略)
母子像というのはキリスト教だけかと思っていたが、なぜか戦時下の日本に多い。「母性や育児という人間的イメージは、戦争という暴力行為のもたらす心理的荒廃から国民を救い、すべての国民をその差異を超えてひとつの「血」に結び付け、国民国家、家族国家としての民心の統合の記号となったのである。戦時のマス・イメージが母性像に集約されるのはこのような根源的理由によってである」。
☆若桑みどり『戦争がつくる女性像 第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ』私論
(藤重典子氏)
http://www.artmovement.jp/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E6%AD%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E8%AD%9C-%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%83%8F/
私が感心した若桑の視点は、大衆動員がカギであると思われるファシズム形成に関して、男性の一ランク下とされるいわば下等市民としての女性の精神動員に文字だけでなく、視覚として絵画まで使われそれを検討するというものである。
☆読後の所感 若桑みどり『戦争がつくる女性像』
http://blogs.yahoo.co.jp/ohtos/44368465.html
それにしても、第二章で分析されている「婦人」雑誌のグラビア画の数々を見ていると、見事なまでに判で押したような「女性らしさ」に満ちており、頭がくらくらするような思いです。「女性らしさ」が前面にでている、ということは、つまり「戦争時代の絵画なのに、戦争(というか戦闘)が描かれていない」ということでもあります。