(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030501002264.html
原子力規制委員会の田中俊一委員長は5日の記者会見で、一般の食品に含まれる放射性物質濃度を1キログラム当たり100ベクレルとした国の基準について「欧州の10分の1以下(の厳しさ)で非常に疑問だ」と述べ、近く設置する放射線審議会で、基準の緩和も含めた見直し議論が必要との認識を示した。
《ウクライナでは10ベクレルで健康被害》
☆さいたま市と同じ線量 ウクライナで健康な子どもは6%
(日刊ゲンダイ。2012年11月8日)
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/584.html
健康な子どもは6%――。昨年4月にウクライナ政府が発表した衝撃の事実。被(ひ)曝(ばく)者から生まれた子どものうち、健康なのは、チェルノブイリ事故から6年後の92年で22%だった。それが08年には6%に激減。一方で、慢性疾患のある子どもが20%から、78%に急増したという。
恐ろしい結果だが、他人事ではない。ウクライナの放射能汚染レベルは、さいたま市と同じなのだ。
9月24日~10月4日にかけてウクライナで現地調査を行ったNPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏がこう言う。
「3地域の学校を調査したところ、一番線量の低かったコバリン村学校は0・03~0・1マイクロシーベルト。さいたま市と同じ水準なのです。残りの2つ、ピシャニッツァ村学校は0・09、モジャリ村学校は0・12でした」
小若氏らが子どもたちの調査を進めると、新たな問題も発覚したという。コバリン村学校の生徒の7割が足の痛み、2割が頭痛を訴えた。ピシャニッツァ村学校では足の痛みが6割、頭痛は5割に。モジャリ村学校では7割が足の痛みを、8割が頭痛があると答えている。小若氏は、「これらの健康障害は、食品摂取による内部被曝しか考えられない」と言う。
「食品の検査で、モジャリ村のキノコは1キロあたり200~400ベクレルでした。ウクライナの田舎では、森でキノコやベリー類をとって食べる。キノコは肉の代わりとして使われ、食事の5%を占めるのです。どれぐらいで健康被害を起こしているのか調べると、彼らは平均して10ベクレルの食品を摂取していた。10ベクレルは日本の基準の10分の1。訪れた地域の線量はうちの事務室とだいたい同じでしたが、その地域でとれたライ麦を検査に出したら昨年の埼玉の小麦より低い線量でした。さいたま市でとれる食物が、どのくらい汚染しているか分かりませんが、汚染度が高い地域ほど危ないのは間違いない。政府は責任を持って調査すべきです」
《田中優氏の文》
https://www.facebook.com/yu.tanaka.927/posts/544722102307451
「原子力規制委員会の田中俊一委員長は5日の記者会見で、一般の食品に含まれる放射性物質濃度を1キログラム当たり100ベクレルとした国の基準について「欧州の10分の1以下(の厳しさ)で非常に疑問だ」と述べ、近く設置する放射線審議会で、基準の緩和も含めた見直し議論が必要との認識を示した」そうだが、バンダジェフスキー氏が「シーベルトの被曝量は信用するな、ベクレルで見た方が良い」と言っている通り、特に内部被曝量シーベルトの計算には多くの疑問がある。この人は本当に放射能を甘く見ている。率先垂範でまず食べてもらいたい。今の基準でも体内の放射能量は体重一キログラム当たり320ベクレルまで上がるから、その数十倍まで食べてもらってそれでもずっと大丈夫かどうか自ら実験していただきたい
(ちなみにバンダジェフスキー氏の調査では、心電図異常が少数だったのは体重一キログラムあたり5ベクレルまででした)。
《原芝力也氏の文》
https://www.facebook.com/okutteru/posts/496992633740256
FDAの「1200」ベクレルやCodexの「1000」ベクレルは、核戦争時の餓死を防ぐ緊急暫定基準。また、国外の原発事故からの輸入規制値です。
輸入率を10%と設定した国では10倍に希釈した値を国内基準にしています。
しかも、Codexの1000ベクレルは、8核種の合計。
だから欧州と比べるなら、逆に今より厳しくなるハズ。
原子力規制委員会の委員長って、本当に学者なの???