岩国市民なら「米軍基地のない日本」よりは「雇用創出」「明日のメシ」を選択するであろうとの冷徹な分析に基づく動きであろう。
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☆普天間基地の移設と岩国
(井原勝介・前岩国市長のブログ。2009年12月27日)
http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-6ab5.html
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/838.html
これまで、山口県知事や岩国市長は、空母艦載機部隊の受け入れと引き換えに民間空港の再開、米軍住宅は承知の上での愛宕山の買い取りを繰り返し要請してきたわけであり、ほぼ満額回答とも言える今回の予算措置に大喜びするかと思いきや、何故か不満顔であり、普天間問題も含めて米軍再編全体の見直し方針が決まるまで愛宕山の売却もしないという。
少し前に、県の予算要望から愛宕山の買い取りが落とされ、沖縄の民主党議員が突然岩国を訪問したことなどを考えると、水面下で普天間と岩国に関するいろいろな動きがあるのではという疑念が湧いてくる。
《2008年の岩国市長選では「流言作戦」が効を奏した》
☆岩国市長選挙で井原前市長惜敗 艦載機移駐反対運動は続く = 週刊金曜日
http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/350.html
投稿者 ダイナモ 日時 2008 年 2 月 15 日
今回の選挙が全国的にも注目されたのは、国による補助金カットという仕打ちを受けながらも、米軍再編に真っ向から異議を唱えていた井原市長の政治姿勢からだった。
(略)
さらに土建業を中心に福田陣営の集会に従業員が組織的に動員されたほか、「井原前市長が当選すると会社がつぶれる」といったデマが、市内で意識的に流された。
☆国民意識と岩国市民の選択 岩国市民は何に負けたのか
(丸山重威・関東学院大学教授)
http://www.news-pj.net/npj/maruyama-shigetake/20080214.html
井原市政のままでは財政破綻すると強調するビラが何種類も作られ、大量にまかれた。結果的にはこれが効いた。
ファミリーレストランや美容室では、声高に井原氏を批判する女性グループが活躍したとの証言もある。
(略)
そして、「お金の力に負けるのはしゃくだったが、税金が上がる話が気になってすごく迷った。主人は勤め先の会社が押す福田さんに投票。夫婦で口げんかになった」という主婦(49)の話を紹介している。
ここに紹介されたビラは、選挙前に少なくとも3種類あり、私も見ているし、女性グループが 「もう今度は福田さんね」
とバスの中などで声高に話しているという戦略も聞いた。
☆卑劣な福田陣営 (藤本博司・岩国市議のブログ)
http://30884187.at.webry.info/200801/article_7.html
A「ねえねえ福田さんの集会行った」
B「行った行った」
A「井原はわやじゃね(方言でむちゃくちゃ)
B「夕張のようになるってね」
A「そうそう」
こういう会話を他人に聞こえるようにやる
《おまけ~低所得者である派遣自動車工員による2006年沖縄県知事選分析》
☆日本一オンナが安い沖縄で「基地問題」はどうでもよい (反米嫌日戦線)
http://anarchist.seesaa.net/article/27884801.html
「基地反対」では飯が食えない、というのが大衆の本音であったことを、糸数陣営は見抜けなかったのではないか。
(略)
そもそも、完全失業率が約8%にもなる沖縄で、「基地反対」を訴えて当選しようなどというのは、インテリの発想ではなかったか。
あー、それにしても「沖縄人」よ。失礼ながら、あなたたちを見ていると、街宣右翼の主流を成している在日朝鮮人を思い出してしまう。そんなに「本土」に擦り寄って、「名誉日本人」になりたいのか、と言いたくなってしまうが、大衆にとって大切なのは「明日の飯」だ。優雅に生活しているインテリ市民は、そこに気がつかない。
☆国民全員が苦しむ平等 戦争を切に願う (反米嫌日戦線)
http://anarchist.seesaa.net/article/29070505.html
「教育基本法改正反対」「憲法改正反対」などといったって、それを阻止して、俺たちのギャラが高くなるわけもなく、所詮は、時間のある、裕福な人たちが運動していること。大多数の弱っている人間にとって、イデオロギーはどうでもよいこと。キレイ事いったって、世の中所詮はカネがすべて。36年前にジョージ秋山が「銭ゲバ」で描いたことは、いまも通用しているんですよ。今回の沖縄知事選惨敗が、そのことを象徴していると思いませんか、みなさん。