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2011年12月28日水曜日

〔放射能・被曝メモ〕ストロンチウムの毒性について


293 名前:地震雷火事名無し(家)[]
投稿日:2011/12/28(水) 18:45:08.00 ID:rfEmRzIz0 [14/19]

■ストロンチウムの毒性について

ストロンチウム90が福島原発から80kmはなれたところで検出されたというニュースをNHKで4月の中ごろ聞きました。その後報道されないのでずっと気になっていました。ストロンチウム90は、その昔、レイチェル・カーソンが化学物質とともに「邪悪な相棒」と称した物質で、核実験が行われていたときは、その有害性のために世界各国で研究が行われていた、大変危険な物質です。


以下にストロンチウム90の特徴を記します。

(グロイブ著『人間と環境への低レベル放射能の脅威』と2006年スターングラス博士インタビュー
http://www.e22.com/atom/page08.htm
より要約抜粋)


*ストロンチウムはミルクや穀物の外殻に蓄積されやすい。
(両方とも基本となる食物なので始末が悪い。ちなみに1963年、ドイツでは黒パンの流通を禁止することを考慮)


*カルシウムに似た親骨性の物質であり、ベータ線を放出する。
ベータ線はアルファ線より飛距離があり、骨髄により効率的に到達してしまう。ストロンチウム90は、骨髄で作られる白血球の正常な機能を阻害するため、ガンや免疫低下、免疫低下に起因する感染症、肺炎などを引き起こす。


*1968年、オスロー大学のストッケらは、ストロンチウム90を与えた動物実験でわずか0.01ミリグレイ(ミリシーベルト)であっても、高度な骨髄細胞への障害を観察した。また、0.1-1ミリシーベルトのストロンチウム90でも動物実験で、骨髄の減衰が見られた。

*あまり知られていないが、カルシウムは神経の伝達にもかかせない物質であるためストロンチウムは脳にも入り込み、神経にダメージを与えるため、脳の発達に支障をきたすようになる。

*ストロンチウム、トリチウム、ヨウ素などは吸引または摂取されて体のある機関に濃縮されると体が非活性化できるよりずっと多くの活性酸素を発生させてしまう。


*低体重児の出生率と人体中のストロンチウム90の濃度は大きな相関関係がある。
また、妊娠の何年も前から蓄積されたストロンチウム90により、流産の危険性が高まる。


*ストロンチウムの娘核種のイットリウムは脳下垂体に蓄積するが出産前の2~3週間にこれが起こると、肺胞に必要な脂質の生成が不十分になり、胎児の肺機能の成長を阻害し、出産後に見かけはなんら異常のない赤ん坊が呼吸器系疾患で死亡するケースがある。

*ストロンチウムの娘核種であるイットリウムは、すい臓にも集中し、糖尿病やすい臓がんの原因になる。



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