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2014年3月9日日曜日

ドイツで「原発事故は人間と環境を破壊する」国際会議が開催された

☆IPPNW@ドイツ&ベラルーシに行ってきます!
(おしどりマコ氏。2月24日)

http://ch.nicovideo.jp/oshidori/blomaga/ar467795

http://www.webcitation.org/6NvaoYQjq

まだ公開にはなっておりませんが、ドイツで最終の打ち合わせもしてきます。

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)のドイツでの国際会議と、ベラルーシでのベラルーシ・ウクライナの国際医師会議に招聘されたので、ちょっとケンパル(注:配偶者の名前)と2人で行って参ります。

オファーがきたとき、「芸人ですよ?」と言うと「知っています」と返ってきました、なんかビックリした!

そして、国際会議のプログラムのプロフィールに本名の横に、(ステージネーム:おしどりマコ)と書かれ、ほぼステージネームで通っているという!
そのうえ「針金は持ってくるのか?」「アコーディオンは用意しておいたほうがいいか?」ですって。
ええと、国際医師会議ですよね…?
IPPNWは International Physicians for the Prevention of Nuclear War、
ノーベル平和賞も受賞した、核戦争に反対する医師の国際組織です☆

オープンになっているプログラムはこちら!
http://www.ippnw.de/aktiv-werden/termine/tagung-arnoldshain.html

               ↓

Internationale Tagung zu den Folgen von Atomkatastrophen für Mensch und Umwelt
Pressemitteilung vom 7.3.2014
http://www.ippnw.de/startseite/artikel/5e0cea7bfa/internationale-tagung-zu-den-folgen.html
Den Opfern der atomaren Katastrophen eine Stimme geben



以下は在独邦人 emi kiyomizu
https://twitter.com/kiyomizu5
さんによる暫定訳。

          ↓

IPPNWドイツ支部が「原子力災害は人間と環境を破壊する国際会議」を開催した。


原発事故の影響を受けた被災者から意見を聞いた。

福島の原発事故から3年過ぎた。チェルノブイリの原発事故からは28年過ぎた。

被災地の人々は今でも放射能汚染の影響を受けながら生きていかなければならない状態である。

国際会議ではドイツ・ヘッセン洲ナッソー州の福音教会とIPPNWの約100人の医師たちが、日本、ベラルーシ、ドイツ、アメリカ、フランス、スイス、英国からの科学者たちやジャーナリストたちと、人間と環境を破壊する原発について意見の交換をした。

「福島の原発事故で衝撃的なのは,チェルノブイリ原発事故から何も学ばなかったという事だ」と、スイスからの参加者は述べた。

放射線の危険性について、低放射線量でも疾病になるリスクが増大する事が示されており、これは科学的に明確に証明されている。

この放射線量以下なら安全といえる安全基準値はない。

「安全基準値は政治的に決定され,どの位の放射線量が社会にとって受け入れられるかにより基準値は決められている」とIPPNW Dörte Siedentopf博士は述べた。

「政治家たちは、放射線リスクを科学的に評価し,国民の生命を守る為に、脱原発のために政治行動をする意欲に欠けている。各国の政治政策においても、原子力産業の影響を大きく受けている。日本だけでなく、国際的にも、原子力産業の影響を大きく受けている」とSiedentopf博士は述べた.

日本の医師たちは、福島の小児の甲状腺癌の恐ろしい増加について国際会議で報告してくれた。

日本から参加した科学者は「日本では子供たちの甲状腺検査も十分に行われていない状態である。日本政府は、放射線による、他の疾病(注:白血病など)の調査も防げている」と話した。


東京電力は福島第1原発事故に関連する全ての健康情報を一般に公開しなければならない。

無力なひとりの母親が
「自分の子供たちが被曝した。非常に心配である。自分の子供たちや、次の世代の子供たちの将来が非常に心配だ。 福島県庁は真剣に子供たちの健康影響を受け止めてくれず、社会的に抹殺しようとしている」
と話した事は、私たちに強い印象を与えた。

また、日本政府も福島県庁も「福島県の食品は安全だ」と連呼し、学校給食で地元の食物を子供たちに食べさせていると話した。


また、福島原発事故の収束の為に働く労働者たちの健康管理は非常に悪い。
東京電力が直接に雇用している原発作業員は全体の約15%にすぎない。
他の労働者たちは東電の下請け孫請け業者に雇用され働いている。日雇い労働者がほとんどである。
労働者たちのための、定期的な健康検査や健康管理等は行われていない状態であると日本から来た反原発活動家は述べた。


Arnoldshainの町にあるMartin-Niemöller-Hausで専門家たちは、4日間、彼らのさまざまな経験を話して、意見交換をした。 Hessen と Nassau 州の福音教会のWolfgang Buff氏(平和教育委員会の委員長)は、私たちは、原子力災害の被害者たちの真実の声を聞き、原発を廃止するために、多くの市民たちに対話を促進していかなければならないと述べた。


原子力の民間利用と軍事利用は最初から密接な関係があり、 人間と環境が受ける原発の影響について、原発推進派たちは事実を知らせず、隠蔽していたとWolfgang Buffさんは批判した。


「我々は私たちの子供を守る事を望み、全ての子供たちが健康で幸せである事を願っている。私たちの子供たちの未来について私達は不安を持ち悩みを持っている、人間として同じように心配する感情を持たなければならない事をすべての国の国民が理解しなければならない」
と、ベラルーシからIPPNWの国際会議に参加した人が話した事に強い印象を受けた。

参加者たちは、原発反対の国際会議がドイツだけでなく、ベラルーシや日本でも勇気を持って原発反対の原発国際会議が行なわなければならない事に合意したのである。

最終的に、私たちは将来の世代の為に、恐怖の根源である原発(核)のない世界を実現させるために、私達は各国の市民達に原発の悪の影響を説明し、政治家にも説明し理解させ、政治家が脱原発をするために、政治政策を変えるまで、困難な道を戦っていかなければならないのである。

人間と環境に影響を与える原子力災害の影響に関する国際会議の情報は、以下のサイトをご覧ください。
http://www.tschernobylkongress.de/

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