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2014年2月12日水曜日

南ドイツ新聞「日本の原発政策は(悪い方向=原発推進に)逆戻りした」

以下は在独邦人emi kiyomizuさん
https://twitter.com/kiyomizu5
による暫定訳(片方の記事は要点のみの部分訳)

           ↓

南ドイツ新聞。(FRNKFURUTER、ALLGEMEINE新聞)

日本の経済状態が悪く原発再稼動議論が復活した。
日本政府の安倍首相は日本経済を成長させるため、圧力をかけ、原発を早急に再稼動させようと動き始めた。
安倍首相は彼の政治政策が東京都知事選選挙によって民衆から支持されたと思い、原発を早急に再稼動しようとしている。日本の原発政策は逆戻りしたのである。
http://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/fruehaufsteher/nach-fukushima-schlechte-japanische-wirtschaftsdaten-beleben-die-atomdebatte-12793813.html



福島の原発事故後も、日本政府はおおむね原発推進の政策をおこなっていた。
現在日本は、石油や天然ガスを輸入しなければならない状態で、日本経済は非常に苦しい困難な状態になっている。
日本経済は円安が月ごとに強まり、高い石油・ガスを輸入するための負担が増加している。
財務省は12月に日本の経常収支の赤字が6386億円であると発表した。前の月がマイナス5928億円でさらに増加したのである。
経済状態は日本は(世界で)第三位であるが、年間の経常収支が2、31兆円の黒字を達成しても、 集計されたデータでは1985年以来最低の数字である。
この理由は、2013年に貿易収支の赤字が増えたためと、エネルギー価格の劇的な高騰である。

日本の48基の原子炉は現在すべて停止されている状態である。
日本はエネルギーのために高価な天然ガス・石油・石炭を輸入している。
昨年ドルやユーロに対し円安が進行して日銀の積極的な金融政策で輸出産業を大幅に強化させ、輸出は9%増加し輸入は15.4%増加した。
日本政府の安倍首相は日本経済を成長させる為、圧力をかけ原発を早急に再稼動させようと動き始めた。

原子力規制委員会は、日本国内にある原発の安全点検が終了に近づき、日本の経済界は安倍首相が原発の再稼動が決定するのを待っている状態である。

日曜日、2人の元首相(小泉純一郎氏と細川護煕氏)が東京都知事選に脱原発を掲げて自民党候補と戦ったが選挙で惨敗した。

小泉に応援された細川護煕候補者は多くの日本国民に支援されたが第三位に終わり、安倍首相と自民党に支援された舛添氏が東京の新知事に選ばれたのである。

安倍は彼の政策が東京都民によって支持されたと思い、早急に原発再稼動を開始しようとしている。日本の原発政策は逆戻りしたのである。

東京都知事選で原発反対派は、深刻な敗北をした。東京の有権者たちは、原発に対して賛成の立場をとり、福島原発事故後初めて、日本政府は(この春にも)原発の再稼動を始めようとしているのである。 

福島原発事故で何も学ばなかったのである。

http://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/wirtschaftspolitik/gouverneurswahl-tokios-waehler-sagen-ja-zur-atomkraft-12793365.html

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