東京電力からのご連絡
http://byodo.jp/news/2012010117.htm
報道関係各位
・本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいただいた方にお知らせしています。
・本日(1月1日)午後5時30分頃、免震重要棟でプラントデータの確認を行っていた当社社員が4号機使用済燃料プールのスキマサージタンク(※)の水位が比較的早い速度で低下していることを確認しました。
・スキマサージタンクの水位については、自然蒸発などにより低下しますが、これまでの運転実績において、3時間で50mm程度(1時間あたり約17mm)の低下であったものが、本日午後2時~午後5時までの3時間で約240mm程度(1時間あたり約80mm程度)の低下が確認されました。
・現在、漏えいを想定した現場確認を行っているところでありますが、4号機の使用済燃料プール循環冷却システムが設置されている廃棄物処理建屋1階ならびに原子炉建屋外廻りにおいて漏えいは確認されておりません。原子炉建屋内の配管の接続部の健全性確認など、現場調査を引き続き行い、原因調査を行ってまいります。
・本日午後5時現在の使用済燃料プール水の温度は23℃であり、現在も同プールの冷却を継続しており、使用済燃料プール自体の水位に変動はありません。今後、準備が整い次第、スキマサージタンクの水張りを実施し、水位を監視してまいります。
・本メールには返信できませんのでご了承ください。
以 上
(※)使用済燃料プールからオーバーフローした水を受けるため設置されているタンク。使用済燃料プールの水は、通常、燃料集合体の冷却および水の不純物を取り除くため、スキマサージタンクへオーバーフローさせ、熱交換器およびフィルタを通した後、再び使用済燃料プールへ戻している。