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2014年4月17日木曜日

大阪のニュースワイドで「シングルマザーの貧困」特集を放送した

 関西テレビのニュースアンカーで、木曜期間のリアル、今日はシングルマザーのことが報じられました。全国に124万人いて、貧困の危機にあります。

 4年前、大阪でシングルマザーの子供が餓死しており、これが母親だけの問題ではなく、先の124万人で、離婚した夫から養育費をもらっているのはわずか2割です。 

 シングルマザーの近藤さん、夫の浮気が原因で14年前に離婚。養育費はもらえず、当時3歳と1歳の子供を保育所に預けられず、大変であったのです。一時は3つの仕事を掛け持ちして、生活保護の窓口も申請を断られ、誰も助けてくれず、11年前、自ら保育所を作ったのです。

 自分も子育てして、そこで生計を立てられたら、として、シングルマザーの料金を安くして、近藤さんを頼る人も多いのです。

 仕事は、認可外で、年間5ヶ月は赤字で、子供に残したい児童手当もなくなり、息子二人は今高校生で、教師になりたかった長男はそれを諦めています。近藤さんも親として申し訳ないと言われます。

 近藤さん、睡眠時間は毎日4時間半、休みなし、いくら働いても生活は楽になりません。

 シングルマザーの就職先は非正規のパートなどで、国民の標準所得の半分にも満たない家庭が48%、その中で母親が追い詰められ、子供が命を落とすケースも、4年前の例、また去年5月には大阪で母子の遺体がマンションで見つかり、最後におなか一杯食べさせてあげたかったとあるのです。

 今年2月、大阪でシングルマザーの実態を報告された徳丸ゆき子さん、先の事件を期に行動し、シングルマザー、一人で面思いをしないようにと、100人のシングルマザーに聞き取りをしました。 

 大阪のシングルマザーの前田さん、夫の金の使い方の荒さで離婚(子供の預金も使い込み)、しかし子供が二人いるのに収入は少ないのです。調査した60人は収入も少なく、食べるものにも困り、しかし、相談したら性的な関係を求められたとか、世間の冷たい視線が母子を追い詰めているのです。

 こうした現実に手を差し伸べたのが、大阪のお寺で、徳丸さんと母子家庭にお菓子をあげている安養寺、前田さんの元にも、お菓子が来たのです。

 前田さん、見守られている感じと喜ばれました。徳丸さん、周りの視点が重要で、周りが暖かく見ることが大事と言われました。しかし、母子世帯ののSOSはなかなか届きにくいのです。

 これを見て、野球評論家の金村義明さん、アベノミクスでこんなことがあるのかと驚かれ、子供が背中を見て親孝行になるが、暖かい支援がいると言われました。評論家の宮崎哲也さん、貧困の女性化が問題になり(女性の貧困化ではない)、女性はキャリアをなかなか持てず、正規の仕事がなく、女性に貧困の圧力があり、日本社会の重大なもので、これは30年前から認識されていたのに、政府も、自治体も何も取り組んでいなかったと言われました。責任ある人は、これを見て対策をせよ、セーフティネットを貼れと(政府が女性の活用を言う前に)言われました。

以上、アンカーでの内容でした。

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