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2012年9月13日木曜日

〔被曝メモ〕チェルノブイリ膀胱炎


☆低線量放射性物質の害~チェルノブイリ膀胱炎~
(語られる言葉の河へ)

http://blog.goo.ne.jp/humon007/e/9a31e565b19dc50f5309b1ea652313df

(1)チェルノブイリ膀胱炎

 「児玉演説」は、「チェルノブイリ膀胱炎」に言及している。
 児玉龍彦・東京大学アイソトープ総合センター長が7月に『医学のあゆみ』に掲載した論文によれば、チェルノブイリ原発事故(86年)当時は100万人当たりの膀胱癌の発症者数が26.2人だったのが、01年には43.3人と65%増え、前癌症状の膀胱炎が広範に生じていた。炎症のみられた患者の尿中のセシウム137濃度は、高汚染地域に住む患者では1リットル当たり約6Bqだった。

 厚労省による母乳調査で福島県の女性から検出されたセシウム濃度2~13Bqは、チェルノブイリの炎症患者のセシウム濃度に匹敵する。「直ちに健康に危険がない」レベルどころではない。既に膀胱癌などのリスクが増えるおそれがある段階だ。【児玉演説】

 6月、フランスの民間機関が福島市の子ども(6~16歳)10人の尿を調査したところ、全員からセシウム134が0.41~1.13Bq、セシウム137が0.43~1.30Bq検出されている。値は低いが、子どもは放射線の影響を受けやすい。

 セシウムが尿を通じて体外に排出されることはよく知られている。問題は、排泄ルートだ。特に尿がたまる膀胱の粘膜などは、セシウムに被曝する時間が長くなる。【福島昭治・中央労働災害防止協会日本バイオアッセイ研究センター所長】

 児玉論文の元となる「チェルノブイリ膀胱炎」の研究を10年近く続けた福島所長が、病変を見つけたのは98年頃だった。

 ウクライナの前立腺肥大の患者の膀胱は、上皮の下の層が腫れて血管や繊維が増え、すりガラス状に変化していた。また、特定の遺伝子の変異や酸化による障害があり、癌化する恐れのある慢性の増殖性膀胱炎だった。組織を検査した131人中6割にそうした病変が見られた。病変が特異なため、セシウムの影響と考え、「チェルノブイリ膀胱炎」と名付けた。日本でも被曝と膀胱炎の関係を念頭に置く必要がある。今後、長期的な健康調査が不可欠だ。個人レベルの対策では、尿を我慢せず、トイレに頻繁に行くこと。【福島所長】




☆第2章 汚染除去作業員 (チェルノブイリの健康被害)

http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/2-3-1992-9-2-70000-13000-4-150-300msv-2.html

オケアノフらによれば、ベラル-シの汚染除去作業員たちのあいだで対照集団(ビテブスク地域の住民)に比較して、肺や結腸、膀胱、腎、甲状腺のがんが有意に増加していた。

(略)

腎がんではそれぞれ8.0%と6.5%の増加(p<0 .05=".05" p="p">



《ヤブロコフ報告書(注:PDF)
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf
より》

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/717.html

放射能に誘発された人間の微生物相における病理学上の変化は、バクテリアとウイルス起源の感染症や炎症性の病気そして様々な妊娠の病理にかかりやすい程度を上昇させ得る-そういった感染症および炎症性の病気には、インフルエンザ・慢性の腸の病気・腎盂腎炎・膀胱炎・膣炎・結腸粘膜炎・喘息・皮膚炎・虚血性心疾患)。



http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/781.html

(23)汚染エリアにいる前立腺腺種を患う人の96%で、膀胱の尿路上皮において前癌状態の変化があった。



http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/480.html


2. 破局後、膀胱癌の有意な増加が汚染地域の男性に見られた。
(Romanenko et al.,1999)


9. 尿管と膀胱の癌の有意な増加が、ウクライナの汚染地域で見られた。
(Romanenko et al.,1999)
1987年から1994年の期間に、神経系に腫瘍を患っている児童数の増加が観察された。
(Orlov,1995)



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