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2012年2月10日金曜日

〔音源〕放射能:小出裕章氏が横浜市瀬谷区のホットスポットを解説





20120209 たね蒔きジャーナル
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/PZHMNJgAwWs



☆小出裕章氏:横浜で見つかったホットスポット、イギリスのプリズム高速炉、放射線業務従事者と汚染地域のガン保険@たね蒔き 
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/813.html


(千葉氏)今日は毎日新聞論説員の池田あきらさんと一緒にお話を伺います。
さて、小出さん、今日もスタジオにリスナーの方から質問のメールがたくさん来ていますので、それをお伺いしてまいります。

 まずは神奈川の方から。

「今日ご相談したいことは、自宅の眼と鼻の先がホットスポットでしたということです。2月3日に横浜市瀬谷区の使われていない排水路付近で、市内の放射線量測定では最高となる毎時6.85マイクロシーベルトが検出されました。高さ1㎝で測定したそうです。この線量を1年間浴び続けると仮定した場合、単純計算で外部被爆はおよそ60ミリシーベルトになるとのことで、大変ショックを受けました。同じ場所の地上1mでも、毎時1.45マイクロシーベルトだったそうです。その水路の隣には小学校があり、大変子供たちが心配です。近くの住民として、毎日飲む水など、近くには農場などもあり、考えただけでも眠れなくなりました。私たちは病気になってしまうんでしょうか?」

という質問なんですが・・・。



(小出氏)例えば私は今大阪に住んでいますけれども、ごく普通のところであれば、1時間当たり0.04、或いは0.05マイクロシーベルトくらいしかありません。
 ですから、1㎝の高さで測ったというのは、あまり比較にならないと私は思いますが、1mのところで測って1.いくつとおっしゃったんでしょうか。


(千葉氏)「1.45」ですね。

(小出氏)はい。ですから、30倍くらいは高いということになっているわけで、普段使われてない排水路とおっしゃったでしょうか。

(千葉氏)はい、「排水路付近」ですね。


(小出氏)そういうところには放射能が濃縮されて集まってきてしまうということは、当たり前のことなんですね。避けることができませんので、そういうところに溜まっている泥とかを集めて、掃除をするということをやったほうがいいと思います。
 ただし、放射能を消せませんので、要するに移動してるんですね。ですから、その排水路にも周辺から移動して集まってきているのであって、そこを私は掃除したほうがいいと思いますが、また集まってきます。そこには。
 ですから、これからずっと注意をしながら、そういう集まってくる部分の放射性物質は取り除く。取り除いても無くなりませんので、どこか別の場所に移さなければいけないということが残ってきます。

(千葉氏)あの、事故からもう11か月近く経ってるわけですけれども、2月にはこういうホットスポットが見つかったということで、まだまだこれからこういう場所が見つかる可能性というのは・・・

(小出氏)もちろんです。たくさんあるのです。調べれば調べるだけ、それが出てきます。

(千葉氏)「11か月経ったから少し収まったよ」とかそういうことは・・・

(小出氏)ありません。むしろ増えてくると思います。

(千葉氏)はぁ・・・。判りました。




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