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2012年6月3日日曜日

〔被曝による遺伝子損傷〕チェルノブイリ作業員は突然変異の異常が7倍


☆白血病「両親被爆」に多く発症 広島大調査 (共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012060301000446.html

広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、原爆投下後10年以内に生まれ、35歳までに白血病を発症したケースは、両親とも被爆した2世が少なくとも26人に上り、父親のみ被爆の6人、母親のみ被爆の17人に比べて、多いことが広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった。

(略)

2世を対象にした従来の調査では、日米共同運営の研究機関「放射線影響研究所」(広島市、長崎市)を中心に「親の被爆による遺伝的影響はみられない」との研究結果が数多く出ている



▼Health Effects of Chernobyl
25 years after the reactor catastrophe

チェルノブイリの健康被害
原子炉大惨事から25年の記録


http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/2-3-1992-9-2-70000-13000-4-150-300msv-2.html

汚染除去作業員の子どもの遺伝子を調べたところ、非常に多くの変異が発見された。ハイファ大学の研究によれば次のようなことが明らかになった。チェルノブイリ清掃作業をする前に授かった子どもたちとその後に生まれた子どもたちを比較したところ、後者では遺伝子変異をもつ確率が7倍になっていた。これらの変異は重症疾患に直接結びつくものではないが、それらは未来の世代へと受け継がれていくことになる。変異は事故後すぐ授かった子どもたちで特に多く、事故から時間が経過するにしたがって減少した。子どもたちの父親は50~200 mSVの放射能を浴びていた。これは原子力発電所の職員の被ばく量のおおよそ10年分に相当する)。

シェバン教授と同僚のプリレブスラヤは、汚染除去作業員の子どもたちに甲状腺がんが発生するのか調べるため、700人を対象としたコホ-ト研究を行った。その結果、作業員の子どもたちは被ばくしていない両親をもつ子どもたちよりも甲状腺がんの発生率が有意に高かった)。しかし、なぜこうなるのか理由はよくわかっていない。

ツィブは、汚染除去作業員の子どもたちとオブニスクス(低汚染地域)の子どもたち(ロシア)を比較したところ、前者ではすべての種類の病気でその頻度が有意に上昇していた(1994年~2002年)。特にがんや白血病、先天奇形、内分泌代謝疾患は精神障害や行動異常と同程度に増加していた。何年かたつと泌尿生殖器、神経、感覚器の病気も増えた。これらの病気は特に1999年に多かった)。



http://isinokai.blogspot.jp/2012/03/4-83-1988-unscear-84-600000-sv-40.html

チェルノブイリ原子炉事故のあと1週間ほどで多くのドイツ人がウクライナ各地から旧西ドイツに避難帰国した。彼らの染色体を分析したところ、驚くべきことに染色体異常(奇形の原因となる)が明らかに増えていた。なかでも無動原体の染色体異常は2動原体異常のおよそ2倍もあった。まれな環状染色体も見つかったこの検査を受けた人々の多くは会社の仕事でウクライナに出張し、チェルノブイリから約400キロメ-トル遠方に住んでいた。

(略)

J.ポフル・リュ-リングらはチェルノブイリ事故の影響としてオ-ストリアのザルツブルグに住む人々のリンパ球を用いた染色体損傷の研究結果を報告した。1987年、チェルノブイリ事故の結果、人が被ばくした放射線量は以前と比べて15%から68%の幅で増加していた。実際の放射線レベルは、中央値が年間0.9ミリグレイから、事故後には年間2ミリグレイに増えたが、リンパ球の染色体損傷はチェルノブイリ事故後6倍に増加していた。さらに高濃度で放射能汚染された場合は染色体損傷の頻度は減少していた。このポフル・リュ-リングが示した容量/効果曲線は、他の研究者たちの報告と一致していた。

(略)

ベルリンでの調査に続いてスペルリング教授はドイツ国内の40の人類遺伝研究機関で国家的サ-ベイ(調査)を開始した。1986年から28,737例の出生前染色体分析をしたところ、393例で常染色体数が増加していた。そして、そのうち237例は21トリソミ-だった。チェルノブイリ事故の数日後に受胎した胎児では、この頻度がもっとも高かった。そして、放射能汚染がよりひどかった南部ドイツではそれが顕著であった。





《備考》

☆福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題
(スイス国際放送。2011年10月6日)

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31290712

「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。その結果が現れるのは、さまざまな要因が絡み約10世代も後のことだ。だが、それは人類にとって大きな問題になる」と、スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏は話す。

突然変異した遺伝子を持つ者同士が遠い将来に偶然結婚して発現することは、しかし、どういったものなのかまったく分かっていない。ただそれは大局的に見ると、がんのわずかな増加より倫理的に問題だと危惧する。

(略)

swissinfo.ch:
最後に、放射線による遺伝子の突然変異、それも低線量被曝の遺伝子突然変異について説明してください。

ヴァルター:
チェルノブイリの事故から10年後の1996年にロシアのドゥブロバ(Dubrova)医師が英科学誌ネイチャー(1996Nature;380:683-6)に報告した例によると、チェルノブイリでセシウムなどに汚染された地域の人に遺伝子突然変異が多く見られた。

また、イスラエルのヴァインベルク(Weinberg )医師の調査(Proc Biol Sci 2001;268 (1471):1001-5)によれば、チェルノブイリの事故収束に働いた男性の2人の子どものうち、事故以前に生まれた子どもには遺伝子突然変異がまったくなかった。しかし、事故後イスラエルに移住して生まれた子どもにはある数の遺伝子突然変異が見られた。

放射能被曝によって父親の優先遺伝子が損傷されると子どもに病気が現れる。しかし、もし父親の劣性遺伝子が突然変異を起こした場合、子どもに受け継がれても、劣性遺伝子なので表面的には何の異常も起きない。これが、このイスラエルで生まれた子どもの場合だ。

しかし、もし遠い将来この子の子孫が偶然、同じ突然変異の劣性遺伝子を持った人と結婚し、劣性遺伝子同士が組み合わさるとさまざまな病気などが発現する可能性が考えられる。

ただ、何が発現するかは全く分かっていない上、こうしたことがチェルノブイリやフクシマで起こる可能性があるものの、さまざまな要因が絡むため約10世代は先の話だ。

ところで、ドゥブロバ医師などの方法で長崎と広島の被爆者の遺伝子を調べたところ、突然変異はほとんどなかった。原爆は瞬間的なインパクトを与えたが、長期の低線量被曝を起こさなかったということなのだろう。

従って、私には、低線量被曝が遠い将来の世代に与える遺伝的な影響が大きな問題だ。これは人類にとっての倫理的問題でもある。





☆小児がん科医として、フクシマの子どもたちの命を思いやる
(スイス国際放送。2011年6月15日)

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=30358134


swissinfo.ch:
ところで、染色体の損傷や切断は少量の放射線でも起こるのでしょうか?


リドルフィ:
公式には、今の段階では分からないと言われ、年間50ミリシーベルトから100ミリシーベルト被曝すると、がんになる可能性が高まるが、それ以下では分からないと言われてきた。

ところが、ドイツでは原発周辺に住む5歳以下の子どもを対象に、小児がん及び白血病発生率と原発との因果関係についての調査が国の依頼で行われた。2007年に出た結果によれば「原発に近ければ近いほど小児がん及び白血病発生率が高い」。それは即ち少量の放射線が染色体に影響を与えるということの証明だ。

5歳以下の子どもは大人より、2、3倍も放射線の被害を受けやすく、胎児はなおさらだ。それは成長のために細胞分裂が絶えず行われており、染色体が不安定な状態にあるからだ。

(略)

ただ、この調査以外には、長期に少量の放射線量を浴びるケースの研究はわずかしか存在しない。長期間で経費もかかる非常に困難な調査だからだ。しかし、少ない調査結果とはいえ、現在多くの医学者、科学者が放射線は少量でも危険だ、特に子どもの場合は特別に危険度が高まると言っている。




swissinfo.ch:
遺伝的な問題の質問です。イギリスにあるセラフィールド ( Sellafield ) の使用済核燃料の再処理工場に勤務する父親の子どもには白血病のリスクが高いという報告がありますが、それはなぜでしょう。


リドルフィ:
それは、父親の睾丸に放射線があたり、精子の染色体が異常になり、たとえ母親の卵子が正常でも生まれてくる子どもは、いわば全身の細胞の染色体に父親の染色体の異常を受け継ぐため、白血病になる可能性があるからだ。

また、この2世代目がたとえ白血病などを起こさなくても、全身の細胞ということは、その子の卵子や精子まで染色体異常を受け継ぐため、第3世代、第4世代まで染色体異常は受け継がれる。

さらに、現在小児医学では、多くの脳や神経系の病気が染色体異常によって起こることも分かってきている。

このため、今フクシマの原発事故現場で働いている人たちのことを考えると胸が締め付けられる思いだ。



swissinfo.ch:
では、例えば被爆によって子どもが白血病にかかっても、その子が完治して大人になった場合、その子孫は大丈夫なのでしょうか。

リドルフィ:
小児白血病が化学療法で完治した場合、白血病細胞はすべて死ぬため、その子が大人になり子孫を作っても、子孫が白血病になることはない。要するに異常染色体が受け継がれなければ大丈夫だ。


swissinfo.ch:
例えば福島の子どもが白血病にかかったとしても、現在白血病はほぼ8割が完治しますね。


リドルフィ:
確かに8割が進んだ化学療法などで完治する。しかし問題なのは完治に至るまでの長い苦しみの期間だ。白血病のタイプによって治療期間は異なり、短期で集中治療するか、もしくは、1週間に1回の治療を2年から2年半続けることになる。

また、治っても再発する恐れと戦わなくてはならない。さらに多くの母親が何もしてやれない無力感や、子どもの死と直面する苦しみに耐えなくてはならない。

ある母親は、3歳の息子が白血病だと分かると動揺し、治療を始める前にまず神父を訪ね「子どもの葬儀も大人のそれと同じか」と聞いた。同じだと分かったときようやく納得して「治療を始めてくれ」と言った。

家族の抱える苦悩は大きい。祖母や祖父など全員を巻き込む苦しみだ。30年間こうした子どもや家族と過ごしてきて、今、フクシマの子どもたちを思う。



【大飯原発再稼働】細野原発相と福井県知事の会談はろくに報道されない見通し


☆大飯再稼働で4日に会談=原発相と福井知事 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000077-jij-pol

福井県は3日、関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい町)の再稼働をめぐり、西川一誠知事が4日午後5時15分に政府側と会談すると発表した。細野豪志原発事故担当相らが同県を訪問する予定。 



☆野田首相、4日午後に会見 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000075-jij-pol

野田佳彦首相は4日午後1時25分をめどに、首相官邸で記者会見する。内閣改造を受け、人事の狙いを説明するとともに、消費増税関連法案の修正協議入りを自民党に改めて呼び掛けるとみられる。



★場合によってはこれに加えて、大きな芸能ニュースが発生する可能性もある。



《おまけ》

☆スピン (パブリック・リレーションズ)

http://goo.gl/F1ZS4

他にも、悪いニュースの公表を遅らせて、より重要もしくは良いニュースや事件の陰に隠れて目立たないようにするテクニックもある。2001年9月11日にイギリスの政府広報担当者ジョー・ムーアが送信した電子メールの中で、「今日は、葬り去りたいニュースを発表するには絶好の日だ」と書いたのも、このテクニックに言及した有名な例である。



☆Spin (public relations)

http://goo.gl/UhTl9

"Burying bad news":announcing one popular thing at the same time as several unpopular things, hoping that the media will focus on the popular one.
(“悪いニュースを覆い隠す”:
バッドニュース公表に前後して、大衆受けするニュースも公表し、メディアや大衆の関心がそちらの話の方に集中するようにしむけること。ルアー戦術。囮戦術)


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〔広島〕両親とも被爆した2世は「白血病」を発症しやすい


☆白血病「両親被爆」に多く発症 広島大調査 (共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012060301000446.html

広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、原爆投下後10年以内に生まれ、35歳までに白血病を発症したケースは、両親とも被爆した2世が少なくとも26人に上り、父親のみ被爆の6人、母親のみ被爆の17人に比べて、多いことが広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった。

(略)

2世を対象にした従来の調査では、日米共同運営の研究機関「放射線影響研究所」(広島市、長崎市)を中心に「親の被爆による遺伝的影響はみられない」との研究結果が数多く出ている




《備考》

☆福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題
(スイス国際放送。2011年10月6日)

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31290712

「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。その結果が現れるのは、さまざまな要因が絡み約10世代も後のことだ。だが、それは人類にとって大きな問題になる」と、スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏は話す。

突然変異した遺伝子を持つ者同士が遠い将来に偶然結婚して発現することは、しかし、どういったものなのかまったく分かっていない。ただそれは大局的に見ると、がんのわずかな増加より倫理的に問題だと危惧する。

(略)

swissinfo.ch:
最後に、放射線による遺伝子の突然変異、それも低線量被曝の遺伝子突然変異について説明してください。

ヴァルター:
チェルノブイリの事故から10年後の1996年にロシアのドゥブロバ(Dubrova)医師が英科学誌ネイチャー(1996Nature;380:683-6)に報告した例によると、チェルノブイリでセシウムなどに汚染された地域の人に遺伝子突然変異が多く見られた。

また、イスラエルのヴァインベルク(Weinberg )医師の調査(Proc Biol Sci 2001;268 (1471):1001-5)によれば、チェルノブイリの事故収束に働いた男性の2人の子どものうち、事故以前に生まれた子どもには遺伝子突然変異がまったくなかった。しかし、事故後イスラエルに移住して生まれた子どもにはある数の遺伝子突然変異が見られた。

放射能被曝によって父親の優先遺伝子が損傷されると子どもに病気が現れる。しかし、もし父親の劣性遺伝子が突然変異を起こした場合、子どもに受け継がれても、劣性遺伝子なので表面的には何の異常も起きない。これが、このイスラエルで生まれた子どもの場合だ。

しかし、もし遠い将来この子の子孫が偶然、同じ突然変異の劣性遺伝子を持った人と結婚し、劣性遺伝子同士が組み合わさるとさまざまな病気などが発現する可能性が考えられる。

ただ、何が発現するかは全く分かっていない上、こうしたことがチェルノブイリやフクシマで起こる可能性があるものの、さまざまな要因が絡むため約10世代は先の話だ。

ところで、ドゥブロバ医師などの方法で長崎と広島の被爆者の遺伝子を調べたところ、突然変異はほとんどなかった。原爆は瞬間的なインパクトを与えたが、長期の低線量被曝を起こさなかったということなのだろう。

従って、私には、低線量被曝が遠い将来の世代に与える遺伝的な影響が大きな問題だ。これは人類にとっての倫理的問題でもある。





☆小児がん科医として、フクシマの子どもたちの命を思いやる
(スイス国際放送。2011年6月15日)

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=30358134


swissinfo.ch:
ところで、染色体の損傷や切断は少量の放射線でも起こるのでしょうか?


リドルフィ:
公式には、今の段階では分からないと言われ、年間50ミリシーベルトから100ミリシーベルト被曝すると、がんになる可能性が高まるが、それ以下では分からないと言われてきた。

ところが、ドイツでは原発周辺に住む5歳以下の子どもを対象に、小児がん及び白血病発生率と原発との因果関係についての調査が国の依頼で行われた。2007年に出た結果によれば「原発に近ければ近いほど小児がん及び白血病発生率が高い」。それは即ち少量の放射線が染色体に影響を与えるということの証明だ。

5歳以下の子どもは大人より、2、3倍も放射線の被害を受けやすく、胎児はなおさらだ。それは成長のために細胞分裂が絶えず行われており、染色体が不安定な状態にあるからだ。

(略)

ただ、この調査以外には、長期に少量の放射線量を浴びるケースの研究はわずかしか存在しない。長期間で経費もかかる非常に困難な調査だからだ。しかし、少ない調査結果とはいえ、現在多くの医学者、科学者が放射線は少量でも危険だ、特に子どもの場合は特別に危険度が高まると言っている。




swissinfo.ch:
遺伝的な問題の質問です。イギリスにあるセラフィールド ( Sellafield ) の使用済核燃料の再処理工場に勤務する父親の子どもには白血病のリスクが高いという報告がありますが、それはなぜでしょう。


リドルフィ:
それは、父親の睾丸に放射線があたり、精子の染色体が異常になり、たとえ母親の卵子が正常でも生まれてくる子どもは、いわば全身の細胞の染色体に父親の染色体の異常を受け継ぐため、白血病になる可能性があるからだ。

また、この2世代目がたとえ白血病などを起こさなくても、全身の細胞ということは、その子の卵子や精子まで染色体異常を受け継ぐため、第3世代、第4世代まで染色体異常は受け継がれる。

さらに、現在小児医学では、多くの脳や神経系の病気が染色体異常によって起こることも分かってきている。

このため、今フクシマの原発事故現場で働いている人たちのことを考えると胸が締め付けられる思いだ。



swissinfo.ch:
では、例えば被爆によって子どもが白血病にかかっても、その子が完治して大人になった場合、その子孫は大丈夫なのでしょうか。

リドルフィ:
小児白血病が化学療法で完治した場合、白血病細胞はすべて死ぬため、その子が大人になり子孫を作っても、子孫が白血病になることはない。要するに異常染色体が受け継がれなければ大丈夫だ。


swissinfo.ch:
例えば福島の子どもが白血病にかかったとしても、現在白血病はほぼ8割が完治しますね。


リドルフィ:
確かに8割が進んだ化学療法などで完治する。しかし問題なのは完治に至るまでの長い苦しみの期間だ。白血病のタイプによって治療期間は異なり、短期で集中治療するか、もしくは、1週間に1回の治療を2年から2年半続けることになる。

また、治っても再発する恐れと戦わなくてはならない。さらに多くの母親が何もしてやれない無力感や、子どもの死と直面する苦しみに耐えなくてはならない。

ある母親は、3歳の息子が白血病だと分かると動揺し、治療を始める前にまず神父を訪ね「子どもの葬儀も大人のそれと同じか」と聞いた。同じだと分かったときようやく納得して「治療を始めてくれ」と言った。

家族の抱える苦悩は大きい。祖母や祖父など全員を巻き込む苦しみだ。30年間こうした子どもや家族と過ごしてきて、今、フクシマの子どもたちを思う。



橋下徹市長を批判した記者たちは人事異動で吹っ飛んだ


http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35332?page=3

中山:あまり表に出ていない事実ですが、橋下氏の批判記事を書いた記者が次々と人事異動でいなくなっています。NHKや産経新聞、毎日新聞もそう。近畿エリアで一体、何が起きているのでしょうか。大阪の民主主義は死んだ、なんて言うとまた批判されそうですが。

「もんじゅ」安全性調査委員会の委員たちに原子力ムラから寄付


☆原発業界、もんじゅ委員に寄付 3人に計1610万円
(朝日新聞)

http://www.asahi.com/national/update/0603/OSK201206020174.html

http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/372.html

委員会は、昨年11月に文部科学相の指示で機構が設置した「もんじゅ安全性総合評価検討委員会」(委員長=片岡勲・大阪大教授)。


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報道2001世論調査で「生活保護費を10%以上下げろ」54.7%


(5月31日調査・6月3日放送/フジテレビ)

首都圏の成人男女500人を対象に電話調査

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/chousa.html

【問5】生活保護費が急増しています。受給者は昨年7月過去最高を記録、額は3兆7千億円にのぼっています。生活保護費膨張を抑制するため、自民党は生活保護費の給付水準を10%引き下げする案を出しています。あなたはどう考えますか。


10%引き下げすべき 33.6%

10%以上引き下げすべき 21.0%

変更すべきでない 31.6%

引き上げすべき 4.0%

東尾理子さん(妊娠5カ月)の胎児が「ダウン症候群」の可能性


☆第1子がダウン症候群の可能性…東尾理子「運命受け入れる覚悟できてる」 (スポニチアネックス)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000096-spnannex-ent

http://backupurl.com/5s39vv

妊娠5カ月のプロゴルファー、東尾理子(36)が3日、自身のブログを更新し、11月に出産予定の第1子がダウン症候群の可能性があることを告白した。

青森県で震度4の地震があった


気象庁によると、青森県で震度4の地震があった。
2012/06/03 13:13  【共同通信】

増税された民衆の不満は政府ではなく「生活保護受給者」に向かう


325 名前:無党派さん[sage]
投稿日:2012/06/03(日) 12:14:32.66 ID:Ykr7rxqC [4/4]
自民党に聞きたいんだが、消費税に賛成して選挙に勝てると思ってるのか?
世間から嫌われている小沢を国民の60%が応援してでも、消費税増税に反対しているんだぜ?



329 名前:無党派さん[]
投稿日:2012/06/03(日) 12:16:32.96 ID:oVtdKEWb [8/13]
だから、民主と自民でタッグを組んで押し通そうとしてるんだよ。
増税なんて国民が賛成多数になるわけないから、そうやってドイツやスゥェーデンも増税してきた。



378 名前:無党派さん[sage]
投稿日:2012/06/03(日) 12:31:03.13 ID:XwNNna4C [3/3]
そのための生保騒動ですよw
増税の責任をすべて生保受給者にかぶせて、あいつらのせいで税金が上がる!とやって責任逃れw




ミュンヘン環境研究所「広島,長崎,60年.狂気は決して終わらない」


在独邦人からの情報

         ↓

ミュンヘン環境研究所からの(広島,長崎,60年.狂気は決して終わらない)を和訳しました.

これは,日本の人達にとって,役に立つか分りませんが,広島,長崎は2度と繰り返されない為に,学ぶ事ができます.

私達,日本人は原爆の経験者として,又,原発事故による未曾有の苦しみを経験している中で核兵器廃絶反対の運動をする責任があると思います.

ただ,人間として思考しなければならない日本の現実です.生命はもっとも大切であり,人間にとって,愛が一番崇高だと言うこと.

日本の子供達の生命を守りたいという気持ちで,この文章を訳しました.



60 Jahre Hiroshima und Nagasaki: Der Wahnsinn nimmt kein Ende

http://umweltinstitut.org/radioaktivitat/atompolitik/60-jahre-hiroshima-und-nagasaki-der-wahnsinn-nimmt-kein-ende-82.html

「ミュンヘン環境研究所から.」
(広島,長崎,60年.狂気は決して終わらない)

「広島と長崎の原爆投下60年後に警告する.」

国際原子力機関(IAEA)の会長、モハメド·エル·エルバラダイは、2004年に次のように述べている.

核戦争の恐怖は,今日ほど大きいことはない.私は、核兵器が冷酷な独裁者やテロリストの手に落ちることを恐れている。

私は,広島の悲惨な思い出が忘れられるのが恐れる.

原爆60周年記念に,我々はこの機会に,原爆の破滅的な影響を思い出し,そのような,又,それに似たシナリオが繰り返されることを防がなければならない.


「この無意味なエスカレーションは,どのように起こったのか?」

広島の歴史は,日本の真珠湾攻撃から始まる.

米国にとっては,今日でも,警告なしの、もっとも陰湿な攻撃であり,痛い点である.

日本政府の権力による,大きな挑発であった.

東京で日本の研究をしたドイツ語研究所の会長Florian Coulmasによる,最近の証拠で、米国政府に対しての真珠湾攻撃は,とても驚くべきことを示している.

米国は最終的には口実をもって,日本に対して, 軍事行動を行うことを,すでに長く計画していた.


「原子爆弾の使用についての議論.」

第二次世界大戦で,ドイツや、ソ連は原子爆弾が使用される可能性があることを恐れていた.

米国は,最も破壊的な兵器を開発する為に,加速していた.

優秀な科学者達は,物理学者ロバート·オッペンハイマーの巨大な原子力プロジェクトを進めるために "マンハッタン·プロジェクト"に参加した.

最後に、研究者は、1945年7月16日 ,ドイツの降伏後,ニューメキシコ州の砂漠,アラモゴードで,(TNT)21000トンの爆発力を持つ „Trinity“という名前の原子爆弾で核実験を行なった.

フランクリン·D·ルーズベルトの急死後,1945年4月に,米大統領トルーマンは新しい秘密兵器に魅力を持った.

戦争の終わりに近ずいていたのに,トルーマンは核兵器を使用しようとした.

1945年6月, 連合軍の諜報特別委員会と米国陸軍省の両方は,日本の降伏を予想することは可能で,爆弾を使用する必要は無かった.

日本は荒廃し、軍事的にも弱体化していた.

モスクワは 最後の同盟国であったが、日本から 回避しようとした.

日本政府のリ-ダ-シップは消失していたのに,それにもかかわらず、トルーマンは、破壊の指令を与えた.

ポツダム宣言で要求したように ,日本は 即時かつ無条件降伏した。

原爆の使用は、米国自身の兵士の損失なしに,そして,ソ連の援助なしで,新しい大統領に勝利を与えた.

米国政府は,まだ同盟国であり将来の相手,モスクワ対して,早い段階で壁を作ろうとした.

東欧において,ソ連の優位権力が始まっていた.

又,アジアにおいて権力が拡大される事を,トルーマンは嫌った.

そして,緊張状態になり,最終的には冷戦の絶頂に達した.



「日本で使用されるに原爆についてのいくつかの可能性について議論された.」

1.破壊力のデモンストレーションとして、無人の森に投下する。

2.軍事目的の軍需生産工場.

3.可能な限り最大の心理的効果を与える,戦争に免れた都市に原爆を投下すること.

*2番目と3番目の組み合わせが選択された.


1945年7月24日に戦闘攻撃する予定された都市は,次のとおりである:広島、小倉、新潟、長崎市。

両方の可能性が満たされる広島は、主要な攻撃都市として選ばれた.


米国は日本が降伏する事を要求したが,1945年7月28日,日本政府は最終的に拒否した.

原子爆弾の使用が決定された.

日本国民に対しての警告はされなかった。


「大惨事の道を取る」

1945年8月6日の朝,13000トンの爆発力を持つ,5000℃の熱さのウラン爆弾„Little Boy“ が時速1500キロの速度で広島の港町に投下された.

約4キロの半径内は,熱の圧力で,全ての生命が破壊され,耐震に耐える建物だけが残った.

約80,000人が即座に死亡した.
爆発で生き延びた人々は,急性放射線症の症状と戦った.
加えて,感染症や内出血の犠牲者がでた.

攻撃に対しての準備がされていなかったので,主な建物は破壊され,効果的な治療は、ほとんど不可能であった.

数週間以内に、別の60,000人は、放射線被爆の影響で死亡した.

原爆の爆撃の後,アメリカは,日本の国民に知らせる為に,飛行機で様々な都市に,降伏の要求の紙キレを投下し,ラジオでニュ-スを報道した.

最後の強烈な一撃で、心理的な影響が無いように,日本の降伏を強制した.

日本は降伏に同意しなかったので,さらに爆弾攻撃で脅かした.

1945年8月8日、ソ連は中立協定を発表した.

それによって反日本の戦争に入った。

日本は最終的に敗北していた.それでも,まだ降伏宣言をしなかったので,第二の原爆投下が米国によって実行された.



「原子爆弾Fat Manは、日本の残りを攻撃.」

1945年8月9日,爆撃機は小倉の街に向かう.

長崎は攻撃地として,計画されていた.

Fat Manは, 22000トンの爆発力を持つプルトニウム爆弾で,そこにある軍需工場を破壊しようとした.

また,視界が悪く その攻撃地を逃したが,昼頃,人口密集地に原爆投下した.

壊滅的なシナリオは、長崎で繰り返された.

1キロの半径内の、ほとんど全ての生命が消滅した.

主に木造住宅からなる町は、ほぼ完全に破滅した.

約75,000人は即死し,続いて,原子爆弾の影響として50,000人が放射線の病気になった.

二回の原子爆弾投下で、日本はついに降伏し、第二次世界大戦は終わった。

1998年の最後の統計で,広島の犠牲者は273,212人であった.

長崎で登録された死亡者数は137,339人に増加した。

死者数は増加を続けている。今日までに、毎年1000人が白血病になり,また,様々な癌で死亡しており,終わりが見えない.



「アメリカは正当化しようとする」

トルーマンは,核爆弾の使用は,日本の侵略に対して必要であり,米軍兵士10万人の命が救われたと主張した.

多くのアメリカ人は,この戦争で巨大破壊したにもかかわらず、道徳的であり正しかったと,彼等は思っている

軍事司令官デワイト.D.アイゼンハワーは、ずいぶん早い時期から、軍事戦略的に原爆投下の必要性について、犯罪は不必要で,米国の前例のない戦争を避けようとしていた.


「全ての核リスクの基礎」

広島と長崎は、大きな研究プロジェクトの出発点である.

戦争後,医師達は 87000人の被爆生存者の健康状態の記録を始めた.

1950年から,日米共同研究で,2つの都市の約12万人の被爆生存者の医学的監視が始まり,様々な調査が行なわれた.

これらの研究による知見は、原子力分野におけるリスクの基礎になった.

それは原子力発電所の労働者の放射線量を決める為,又,原子力施設における事故の場合の災害防護計画に用いられた.

それらは又、私たちの放射線防護規定を決めるために用いられた.

2001年に,ドイツの放射線防護令が改正された.全体の放射線の影響はまだ知られていないが市民は放射線量1.5ミリシーベルトから、年間1 mSvに減少され確定された.

現在では,誰もが,放射線は、想像していたよりも危険であると認識されている.



「生存者の悪夢」

原爆の被爆生存者は長年,汚名を着せられた。
彼らはハンセン病患者のように扱われた.
差別されない為に,被爆者である事を隠そうとした.
国民の大部分は,彼等と結婚することを恐れ,彼等の子ども達を得ることを避けた.
しかし、被爆生存者は "被爆者"として,自分たちの権利と経済的補償と医療保障の要求を始めた.

被爆者は,次の世代に被爆の影響が続くか,まだ,明らかにされていない.

日本政府は,その次の世代、"被爆二世"が,あるいは,彼等の子供たちが被爆者として認めるのを反対しようとした.

当然、多くの金が原因している.国の研究者は,日本政府の考えを支持した.


広島放射線影響研究所(RERF)の遺伝研究部門の所長,Nakamura Nori氏は,「私達は、今日でも,次の世代に,原爆にたいする影響が続くか科学的な証拠が無い.」と述べている.

現在まで、日本と米国政府の研究所は共同出資であった.

両国政府は,原爆の影響を最小にしようとしており,放影研の研究者の中立性について疑問が持たれる.


科学者達は,被爆者の2世について,特別に多くの研究をしていない事を自分達で認めている.

初めて,2001年に約10,000人の被爆者について,大規模な臨床研究が始まった。

研究結果は1~2年かかった.被爆二世の会の会長平野氏は,おそらく,そこに政治的計算がされていると考えている.

被爆者の代二、代三世代が原爆が影響だという証拠があれば、補償のための費用が増大することを日本政府は望まなかった.



「核兵器は世界を安全にしない.」

広島の後60年,警告する.

*5つの核保有国、米国、英国、フランス、ロシアと中国は依然として2万個以上の核爆弾を持っている.

*イスラエルなど核保有国は,核兵器を保有していることを公然と秘密にしている.

*インドとパキスタンは違法である核兵器を持ち,カシミールをめぐる戦争でそれらを使用すると脅している.

*さらに北朝鮮は現在、核保有国であると宣言した。

*イランは核保有国クラブに参加しようとする新たな候補者である.

*米国は権力として,その核に固執し, 防衛の為に使用する為だけでなく,率先して,核兵器で攻撃している.

*2005年5月の代7回.核非拡散条約会議で, 米国だけでなく他の核保有国も,彼らは核兵器の武装禁止をしなかった.

*依然として米国は, "核の共有"の傘の下で核兵器を使用する事を維持し, 他のヨーロッパ諸国も準備している.

(ドイツ政府は2011年福島原発事故後,脱原発を発表した.)



「人間として許されるべき事ではない.」

原爆60年後も,多くの質問がされている.

科学者達は, 例えば,女性の癌の発生率は男性より2倍多い事や,被爆生存者の 突然に起こる疲労感や血圧上昇や傷が癒らない等,説明できない.

信頼のある見解ができるのには,まだ時期尚早である。

広島と長崎の恐怖の記憶は,まだ色あせない.

米国は 核のタブーを無視し,新しい世代の為に,ミニ核兵器を開発し,脅威を与えるだけでなく,実際に核兵器の使用を行い,十分に米国の意図を示している.

幸いなことに、米国上院は、2005年10月後半に,新たな核兵器の開発のための資金提供を中止し,ミニ核兵器の為の資金は削除された.

ブッシュ政権はその発表に対応して,破壊する核兵器の開発に努力した.

米国は核戦略に大きく貢献したが,核兵器減少については,まだほど遠い状態である.

他の国を脅かす為に,人民の為の核開発計画を行なっていると装って,違法な核兵器を製造している.

この行動が成功していることは,イスラエル、インド,パキスタンが,すでに証明している.

さらに北朝鮮も核爆弾を保有している事を発表している.

イランが、原子力を保有している事を発表するのは時間の問題と思われる.

米国政府は自分達にとって,爆弾は問題ではなかったが, "間違った手"に所持されるのは望まなかった.

だから,米国上院は,新たな核兵器の開発を拒否し,ミニ核兵器の準備が終了されたことは,非常に歓迎されることである.

しかし、他の国の核武装への取り組みは、もはや止める事はできない.



「軍縮はされていない.」

2005年1月10日の環境ニュースで,核の無い世界を作るために,私達は緊急な行動を実行する必要がある,と述べてている.

これに加えて,2010年に広島市長は, 国際的に法的拘束力のある,核兵器禁止条約が必要であると要求している.

核の新興国が,独自の核兵器開発を放棄することにより,これが実現できる.

北朝鮮やイラン,どの国も,核禁止が必要である.自分達自身が核武装を解除する必要がある.

核のない世界を実現することは,続いて広島や長崎のような事が起きないという事である.


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