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2014年2月27日木曜日

北海道洞爺湖町で地熱開発と地熱利用への理解を深めるセミナーが開催された

☆洞爺湖町で地熱開発セミナー、CO2排出ゼロアピール
(室蘭民報)

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/02/26/20140226m_07.html

https://web.archive.org/web/20140226220026/http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/02/26/20140226m_07.html

地熱開発のメリットとして「発電時の二酸化炭素排出量がほぼゼロであり、環境適合性に優れている」「他の再生可能エネルギーに比べ、設備利用率が格段に高い」などと説明。地熱開発プロセスにおける支援措置なども紹介した。



《しかし日本は法律で「地熱発電」の成長を妨害している》

ミヤギコウシロウ(エコ・デザイン雑貨、エコライフ、エコ情報を広める事業体「モモニコ」を経営)
http://twitter.com/momonico/status/8616294691
もっともわかりやすいのが地熱発電。日本初の商用地熱発電所である岩手県八幡平市の松川温泉にある松川地熱発電所は1966年に運転を開始し、今でも稼動している。世界3位の地熱資源があり、40年以上前に実用化している国産の安定した再生可能エネルギーが、ずっと無視され続けてきた。


ミヤギコウシロウ(エコ・デザイン雑貨、エコライフ、エコ情報を広める事業体「モモニコ」を経営)
http://twitter.com/momonico/status/8616441448
産総研によると、日本では地熱発電が多くの法規制の縛りを受けていて、開発に着手してから運転開始までの時間が日本ほど長くかかる国はないとのこと。まるで、自分で足を縛って、歩けない!と言い訳してるみたいだ。歩きたければ解けばいいのに。

          ↓

http://unit.aist.go.jp/georesenv/geotherm/QandAJ.html

そのほか,日本の高温地熱資源の82%が大雪・十勝岳地域や知床半島など,国立公園の開発規制区域内にあります。もし,この開発規制が緩和されれば, 国立公園内に大規模な地熱発電の開発候補地が多数眠っています。

(略)

世界有数の火山国であり,地熱資源大国であるわが国で, 何故,地熱開発が進まないのでしょうか?その理由は次の5つにまとめられます。

(1)地熱有望地域の大半が国立公園内の,環境省が開発に縛りを掛けている地域内にあります。このため,わが国の地熱開発はそれ以外の2級の地熱有望地域で行われることになり, 坑井掘削の的中率が低くなり,コストも高くなります。

(2)わが国だけの特殊事情として,27,866個もの温泉泉源が至るところにあります。本来は地熱発電の貯留層は温泉よりもはるかに高温であり,また,深いため, うまく共存することができます。しかし,温泉所有者からみれば,地熱開発が脅威に映り,しばしば反対の憂き目に合うのが実情です。

(3)わが国では,法制度も地熱開発向きにできていません。たとえば,地熱掘削は温泉法の縛りを受けます。このほかにも,森林法,電気事業法,環境アセス法,等々, 多くの法に支配されています。そのため,開発に着手してから,運転開始に至るまでの時間が,わが国ほど長く掛かる国はありません。

(4)これらを総合した結果として,わが国の地熱開発コストは諸外国より非常に大きい傾向があります。


(5)しかし,(1)~(4)は全て,強力な政策的支援があれば,変更でき,軽減できるものばかりです。たとえば,地熱資源の乏しいドイツで地熱発電が可能な理由は, 政府が小型の地熱発電所に対して,1kWh当たり,15ユーロ・セントで買い取るという強力な政策的支援を行っているからです(大型ではもっと高い)。 つまり,国が本気で再生可能エネルギーを開発する意志があるかどうかが,実は最も大きなポイントです。

日本の地熱発電はいまや,人口31万人のアイスランドに抜かれそうな状況です。 地熱関係者として,多くの長所をもち,わが国に豊富な地熱資源の開発が,わが国でだけ停滞していることに忸怩たる思いを禁じえません。

やきとりのいない八月

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