☆ごみ分別、「開封調査」で違反者特定
(中日新聞。9月1日)
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2014090102000001.html
http://www.webcitation.org/6TJXGw8Rb
ごみ袋には、個人名や住所のほかにも、仕事や趣味に関することなどさまざまなプライバシーが含まれる可能性がある。
《前原誠司夫人の前原愛里氏は日本の国防機密を知りうるチャンスを持っていた》
☆民主党前原の嫁が食い込む防衛利権
(2005年12月6日のポリスジャパン)
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak44/msg/812.html
「さらに、防衛庁関係の”ごみ収集”や”清掃”に絡んでいる。これは由々しき自体です。もちろん、トップシークレットの紙を捨てるようなバカな人間は当庁にはいないと信じますが、それでもインテリジェンス(諜報)の基本としてのゴミあさりをやっていれば、到底人が知りえない秘密を知ることもあります(前出・関係者)」
というから、これは国防機密の漏えいにもつながる重大自体である。
《おまけ》
☆ゴミ漁り想像力補完計画
(「東大オタク学講座」1997年9月26日版)
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak44/msg/813.html
村崎百郎氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B4%8E%E7%99%BE%E9%83%8E
を語るのは簡単だ。「他人のゴミが好きな人」。この一言につきる。
ゴミを拾ってくると、いろいろなことが分かる。そうして、この人は、こんな人だろう、あんな人だろうと、想像する。毎日、拾っていれば、同じ人に関する新たな情報があったりもする。さまざまな推理をめぐらすわけだ。
拾ってきたゴミを、自室で一人開ける時の期待感。これは、他人の秘密を覗く快感だ。実は、僕もこの快感がよく分かる。僕の心にも明らかに存在しているものだからだ。オタクとして、なぜゴミを拾うのかは、スキューバの快感と同じ程度には、十分想像がつく。オタクの心の暗黒面とも言える。
(略)
岡田 さっき見せていただいたの、あれ、情念ノートでしたっけ。日記ってのは個人的な情報の中でも特にヘヴィというか、一番すごいゴミですよね。絶対読まれたくないものじゃないですか。
村崎 日記はすごいよお。これ、『鬼畜のススメ』でも紹介したんだけど、俺、一人の女の子が八年間にわたって書き続けた日記を拾ってさ、中を開いたらもうすごいのなんのって、いきなり「二日前、赤ちゃんを殺しました」ってあるの(爆笑)。ガキ堕ろしてどうしたって話なんだけどさ、日記が書かれてるのはそれよりも前、彼女が一四歳のときからなんだ。蛍光ペンの丸っちい乙女字が可愛くってねえ。高校入学と同時に新宿のスナックでバイト始めるっていう感心な娘だよ。で、そのスナックのマスターに恋したんだけどなかなか振り向いてもらえなくて、他のどうでもいいやと思ってる連中と次々に寝ちまうんだ。都合八人ほど。だけどどの相手も一回やってそれっきりだってんだから、容姿についてはなんとなく想像つくよね。それでさ、一八歳の高校卒業間際になって、三年越しの恋が実ってマスターと一発キメてもらえたんだけど、そのときの記述が笑えんのよ。昔の日活パートカラーみたいにそこだけインクの色が変わって、書体まで乙女字になってるんだ(大爆笑)。
岡田 嬉しかったんだろうなあ。
村崎 なのにそのマスターとも一回寝たらそれっきりで、その後スナックを辞めて新宿の某デパート内の某ブティックへ就職。そこでまた男ができて云々ってのが続くんだ。男運がないんだろうね。どの相手とも一回切りってのがほとんど。
岡田 その人、じかに会ってみました?
村崎 いや、住所も割れてるしいつだって見に行けるんだけど、なんかかったるい。日記の最後近くではね、J君っていう歳下の男の子と同棲してて、堕ろしたガキってのはこの男のなんだよ。それがきっかけになったのか結婚しようって話になって、神奈川県にあるJ君の実家を訪ね、ああ、やっとうまくいくのかなあと思ってたら、相手の御両親の前で煙草は吸うわ酒は呑むわ(笑)。そのことを後々まで味ったらしく言われたらしくて「なんでそんなこと言われなきゃならないのよ!」って、叩き付けるように書いてあったね。うだうだモメちまって結婚式を挙げる挙げないで喧嘩になっちゃってさ。その日記と一緒に捨ててあったものから女の子の現在の名字も分かったんだけど、これ、J君の名字じゃないんだよ。やっぱり別れちまって、また別の人とくっついたんだろうね。
岡田 すごい日記ですよねえ。八年間書いて、ページがいっぱいになったんで捨てられたんですか?
村崎 八年間断片的に書いてあったの。ページがいっぱいになったからってより、やっぱ結婚したから捨てたってのが実際のとこじゃないかなあ。
岡田 そうかそうか。それで過去の日記なんて見てられないって気持ちで、ね。なんというか、人生がすべて表れますよねえ、日記って。
村崎 日記はこれまでにも何冊か拾ったけど、ほんとすごいね。風俗嬢の情念ノートで「私は兄に犯された。身体が汚れているからこんな仕事をしてるんだ」なんて書いてあったり、女子高生のだと一夏の経験がとうとうと綴られてたり、小学一年生の女の子の「きょうはお父さんといっしょにおふろにはいりました」みたいなほのぼのしてるのもあったし、人それぞれって感じだよ。
岡田 熟成八年ものの他で特に興味深かった日記というとどんなのが……。
村崎 これも著書で紹介した奴だけど、高校生の交換日記かな。中学三年生のときに相思相愛で付き合い始めたものの、学力が二人を引き裂いて彼氏はいいとこの高校、彼女はアホ高校へ。それで毎日のように駅で日記を交換し合ったんだけど、「僕は自分の高校の女の子とは口をききません」みたいな、さ。あと「一〇の誓い」なんてのも書いてあったよ。「君を一生愛しぬきます」とか(爆笑)。
岡田 青臭え~!(笑)そんなの拾われるとは思わないですよねえ。
村崎 結局捨てちまったってことは、この二人も別れちゃったんだろうけどね。でも二冊目まで続いてたなあ。
岡田 わりと長続きしたんですね。
村崎 そうらしいよ。二冊目のラストにも「次の日記でもよろしく」みたいなことが書いてあったし。「生まれ変わっても君を愛する」とか熱い言葉が並んでて、たしかに感動的ではあるんだけど、一〇年間結婚続けてからも同じセリフ吐けるかおまえって言いたいよ。夢も希望もない話だけどさ。
岡田 「生まれ変わっても君を愛する」と書いたその数年後には捨てちゃってるし(笑)。
村崎 捨てちゃうんだよねえ。そんな熱い言葉を綴った日記でも、その辺の女性誌と一緒に、しかもくくりもせずにポンと置いてあってさ。そんなの見ると愛の無常ってのを感じるよ。
岡田 むき出しのままってのが寒々しいなあ……。なんかこう、ほんとうに「愛が冷めた」って感じで。せめて外から見えないように包装すればいいのに。
村崎 その日記はちがうけど、面白いことに人間って恥ずかしいものを捨てるときはついつい密封しちまうんだよね。なんでか知らないけど。
岡田 ドキっ。なんだかここに集まってる皆さんの中の「ドキっ」も聞こえたような気が(笑)。
村崎 やっぱ密封するでしょ? 俺、ガムテープでぐるぐる巻きになってるゴミは無条件で持って帰るもの(大爆笑)。
岡田 そういうのを開けてみると絶対見られたくないようなものが出てくるという(笑)。夢のカケラみたいなゴミってのも見られたくないですよね。ほら、司法試験とかあるじゃないですか。そういうの諦めたゴミってありましたか?
村崎 司法試験に関しては、学校の講義テープがずらーっと何巻もまとまって捨てられてるのを見たことがあるよ。あと六法全書とか。
岡田 その人ほんとに大学とか資格予備校に通ってたんですかね。通ってたんだったら「俺は弁護士めざしてたんだ」っていうか、ちょっとした誇らしさがあって捨てられませんよね。
村崎 まあ結果的には諦めたんじゃないの?
人生の節目節目で捨てるもんなんだよ、大切なものは。人間ってのは人生のある時期に何かを諦めないと前には進めないんだろうな。俺の知り合いにも東大めざして気ぃ狂った奴がいたんだけど、そりゃあもう悲惨なもんだったよ。
岡田 なんで気が狂ったんですか、その人。
村崎 「東大出てアイドルデビューしないと自分の人生はない」って思い込んでたの(笑)。それで九浪だか一〇浪だかしてたんだけど、そのくらい滑り続けた頃になるともう受験なんてしないんだよ。受験めざしてるフリだけ。その娘は風俗嬢だったんだけどさ、「自分が東大合格してアイドルデビューして有名になったとき、風俗嬢やってたことがきっとバレてしまうだろう」っておびえてて、そのとき釈明会見でどう切り抜けようかって、そればかり考えてるの(大笑)。東大受験のための勉強もせず、延々と言い訳ばかり考え続けるって生活でね、いやもう、こういう女になに言っていいんだか分かんなくてさ。墓穴ってのは掘ってる本人は気づかないもんだし。まあ俺も人のこと言えないけど、ここに集まってる東大生の皆さんはエリートコースを約束されたようなもんだし、いい人生歩いてるんだから関係ないかもな。
岡田 いやいや、この講義受けてるのはそういうの諦めた人たちですから(会場大爆笑)。
村崎 諦めちゃマズいだろ(笑)。まあ俺が言いたかったのは、世の中そういう人たちだっているけど下には下がいるっつうか、底辺の人間が抱えるひがみ根性やおぞましさってのはみんなの想像力が及ばないようなところにあるかもしれないってことだよ。俺を見れば分かるよね。ゴミという情報は誰でもアクセスできるくらい無防備に捨ててあるんだし、そういうのに触れて人の人生知るってのを体験するのはほんと、面白いよ。
村崎 あと、用のない人には大して面白くないんだけど情報としての価値が高いのがこの、東大生の皆さんも将来何人か名前が載るであろう「電通社員名簿」ね(会場爆笑)。役員から末端社員にいたるまで全員の住所・氏名・電話番号が記載されてるんだよ。しかも拾った場所から誰が捨てたのかも特定できちまうし。さっきの東大便覧にしてもそうだけどさ、こういうのを捨てるのってマズいよね。
岡田 電通社員名簿や東大便覧が、名簿屋ではいくらで取り引きされてるのかとかを考えると、たしかにそうですよねえ。結構高く売れそうですよ、それ。
村崎 それをそのまま捨ててしまうんだから無防備でしょ。あと、これも情念ノートの部類に入るんだけど、自分の夢とか書いた雑記ノートをそのまま捨てる奴がいるのね。強い成り上がり根性を持った奴で、おそらくラジオ好きだと思うんだけどさ、延々モーリー・ロバートソンに手紙書いてんのがいるのよ。「なあモーリー。こんな東京の腐った奴らに語りかけてもダメだよ」とか言ってて、おまえだってそうじゃねえかっていうの(大笑)。さらにイカしてたのが、よほどショックなことがあったのか涙文字で「東京は恐くない。東京は恐くない。恐くなんかないんだあっ!」って書いてあった奴。よっぽど恐かったんだろ、おまえ(爆笑)。
岡田 な、なにがあったんでしょうねえ、その人の身に。
村崎 そういうのって必ず破らずに捨ててあるんだよ。どっか「読んでもらいたい」って願望があるのかね。
岡田 ないないないない(笑)。それはたぶん、破るともう一回コミットしてしまうからじゃないですか?
自分自身もそうなんですけど、捨てるときってもう二度と見たくないから二つ折りにしたりするんですよ。でも破るともう一回そのものに対して関わってしまうようで、それがなんじゃないかと。触れたくないっていう。
村崎 皆ゴミ箱に放り込めばはいサヨウナラ、もう自分とは関係ないって思ってるんだろうなあ。関係なくならないよ、そんなのはさ。ゴミってのは焼却して灰にならない限り消えないんだ。たとえゴミに出して安心したって、どの街にも、どの夜にも、どこにだって村崎百郎は存在するんだぜ。
岡田 人々が惰眠を貪っているそのとき、村崎さんは暗闇の中を疾走しているわけですね。
☆ゴミ漁り
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%9F%E6%BC%81%E3%82%8A#.E5.80.8B.E4.BA.BA.E6.83.85.E5.A0.B1.E3.81.AE.E5.8F.96.E5.BE.97
趣味で行う者もいれば、探偵などの仕事で行う者もいる。ストーカー行為の一環である場合もある。要はそのゴミを捨てた者の私生活やそれに関連する情報を知ることが目的である。レシートや明細書、手紙など文字で得られる情報の他、ゴミの内容から、対象となった人の嗜好や生活ぶりを推量することもある。
情報を得た後、ただ他人の私生活を垣間見て楽しむ者もいれば、電話番号や公共料金、クレジットカード番号などを知ってその情報を売却したり、対象となる者に近づいたりする。ちなみにこれは犯罪ではない。
ゴミ収集車が来る直前に出す・防犯カメラの設置・町内会などによる見回り等の対策を施さなければ、ゴミから洩れ出るプライバシーを守ることは難しい。