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2012年4月23日月曜日
〔史料〕劣化ウラン汚染地のサマワから帰還した米軍兵士たちが発病
[タグ]イラク。劣化ウラン弾。劣化ウラン。オランダ。サマワ。サマーワ。
これは「New York Daily News」が独自の調査で明らかにしたものとのこと。
この兵士たちはいずれもニューヨークの第442軍事警察所属。昨年3月からオランダ軍と交替する8月までサマーワにいた。任務としては付近のパトロールなどで、直接戦闘には従事していない。
この部隊の9人を調べたところ、4人が「ほぼ間違いなく米軍の劣化ウラン弾の粒子を体に持っている」と判明。また尿検査ではこの4人から2種類の人工ウラン同位体(U-236など)を発見したという。つまり劣化ウラン弾に違いないということになる。
兵士たちの証言では、よく破壊された戦車の横を車で通ったり、砂嵐を浴びたとのこと。この新聞記事では通常考えられているよりも、劣化ウラン粒子は拡散するという専門家の証言を載せている。
☆Shocking report reveals local troops may be victims of America's high-tech weapons
(2004年4月3日付のニューヨーク・デイリー・ニュース紙)
http://articles.nydailynews.com/2004-04-04/news/18258133_1_depleted-uranium-du-shells
Four soldiers from a New York Army National Guard company serving in Iraq are contaminated with radiation likely caused by dust from depleted uranium shells fired by U.S. troops, a Daily News investigation has found.
They are among several members of the same company, the 442nd Military Police, who say they have been battling persistent physical ailments that began last summer in the Iraqi town of Samawah.
"I got sick instantly in June," said Staff Sgt. Ray Ramos, a Brooklyn housing cop. "My health kept going downhill with daily headaches, constant numbness in my hands and rashes on my stomach."
A nuclear medicine expert who examined and tested nine soldiers from the company says that four "almost certainly" inhaled radioactive dust from exploded American shells manufactured with depleted uranium.
Laboratory tests conducted at the request of The News revealed traces of two manmade forms of uranium in urine samples from four of the soldiers.
(以下省略)
《記事の和訳》
劣化ウランに毒された? ショッキング・レポートは暴く
[第1記事]おそらく州兵たちはアメリカのハイテク兵器の犠牲者であろう
Poisoned? Shocking report reveals local troops may be victims of america's high-tech weapons
特別報告 フアン・ゴンサレス(デイリー・ニュース記者)
2004年4月3日(土曜日)
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/no_du_report15.htm
イラクで軍務についているニューヨーク州兵陸軍歩兵中隊所属の4人の兵士が、 米軍が発射した劣化ウラン弾によるダストに起因すると思われる放射能に汚染さ れているということが、「デイリー・ニュース」の調査で分かった。 彼らは、同じ第442憲兵中隊のメンバーである。彼らは、昨年夏にイラクの町 サマワで始まった持続的な慢性の体調不良と闘い続けている、と述べている。
「私は6月にはもう具合が悪くなっていた。」とブルックリンの住宅警官レイ・ ラモス二等軍曹は述べた。「私の健康はずっと悪くなり続けている。毎日頭痛が して、手にいつもしびれがあって、腹に発疹が出ている。」
この歩兵中隊の9人の兵士を診察し検査した核医学専門家は、4人が、劣化ウラ ンで作られたアメリカ製砲弾の爆発から生じた放射性ダストを吸入したのは「ほとんど確実だ」と述べている。「デイリー・ニュース」の求めで行なわれた検査 は、4人の兵士から採取した尿サンプルにおいて、二種類の人工的組成のウラニ ウムが微量含まれていることを明らかにした。
もしそうであれば、この4人、ヘクター・ベガ軍曹、レイ・ラモス軍曹、アグス ティン・マトス軍曹、アンソニー・ヨナン伍長は、現在のイラク戦争で吸入され た劣化ウラン被曝の確認された最初の症例である。 第442憲兵隊は、大部分がニューヨークの警察官、消防隊員、刑務官で構成さ れていて、ロックランド郡オレンジバーグに本拠を置いている。この部隊のメン バーは、昨年のイースター(復活祭)にイラクに配備され、物資輸送の護衛を行 ない、拘置所を管理し、イラク警察を訓練してきた。この歩兵中隊全体は、今月 末帰還する予定である。 「これらは驚くべき結果だ。とりわけ、これらの兵士は憲兵であって戦闘の真っ 最中に被曝したのではないからだ。」と、アサフ・ドラコビッチ博士は述べた。 博士は米軍兵士を診察し「デイリー・ニュース」が費用負担した検査を行なった のである。 「戦闘に加わっていた他の米軍兵士たちは、もっと多くの劣化ウラン被曝をして いるに違いない。」とドラコビッチ博士は述べた。
博士は、1991年湾岸戦争 の時には現役であった陸軍予備役大佐である。 デラウエア州の陸軍病院で勤務していた時、博士は湾岸戦争帰還兵に異常な放射線レベルを発見した最初の医師たちの中の一人であった。それ以来、博士は戦闘 における劣化ウランの使用の主要な批判者となった。
劣化ウランはウラニウム濃縮過程の廃棄物であるが、15年以上にわたって、砲弾にそしてまた戦車の装甲として、アメリカ軍およびイギリス軍によって使用されてきた。劣化ウランは鉛の2倍の重さである。 その密度のために、「それ(劣化ウラン)は、戦車を守る装甲としての、また装甲を貫通するための、優れた重金属である。」と、ペンタゴンのスポークスマン、 マイケル・キルパトリックは述べた。
陸軍と空軍は昨年イラクで、少なくとも127トンの劣化ウラン砲弾を発射した、 とキルパトリックは述べた。海兵隊がどれぐらい発射したかについての数値は、明らかにされていない。
キルパトリックによれば、イラク戦争から帰還した約1000人の米兵がペンタ ゴンによって劣化ウランの検査を受け、3人だけが陽性となったが、すべてはDU砲弾の破片(を体に受けた)の結果である、ということである。 しかし、ニューヨーク州兵の9人中4人がDU陽性であるという検査結果は、連合軍兵士とイラク市民の間に、より広範な放射性被曝がある可能性を示している。
近年のいくつかの軍の研究は、DUを含む砲弾が爆発する際に放出される低レベル放射線は重大な危険をもたらすものではないと結論づけてきた。しかし、独立系の科学者たちの中に、またわずかだが軍自身の報告にも、そうではないことを示しているものがある。
結果として、劣化ウラン兵器は、世界中でますます大きな論争を引き起こしてい る。2003年1月に欧州議会は、DU兵器が使われたコソボに従軍したイタリ ア兵士の間に異常な数の白血病死が報告されて後、その使用のモラトリアムを求 めた。
■私はますます弱っていく。私にいったい何が起こっているのか?■
陸軍によれば、劣化ウラン弾の破片によって負傷した兵士または爆発の時に戦車の中にいた兵士のみが、測定できるほどの放射線被曝に直面するという。 しかし、はるか以前の1979年に、ニューヨーク州北部のノウルズ原子力研究 所の物理学者レオナルド・ディーツは、DUに汚染されたダストが長距離を移動 しうるということを発見していた。
ディーツはウラニウム同位体を分離する技術を開発した先駆者であったが、偶然 次のことを発見した。彼が実験に使っていたエア・フィルターが、26マイル離 れたところでDUを生み出していた国立鉛工業プラントからの放射線ダストを収 集した、ということである。彼の発見でこのプラントは閉鎖に追い込まれた。 「この汚染はとても重大であったので、このプラント周辺の52カ所の地所から 表土を取り除かねばならなかった。」と、ディーツは述べている。 天然ウラニウムは水や食物の中に見出されるので、あらゆる人間は、その体内に ほんのわずかではあるが天然ウラニウムをもっているとディーツは言う。しかし、 天然ウラニウムはすぐに害なく体外に排出される。ウラニウム酸化物ダストは、 いったん吸入されて肺にとどまると、非常に溶けにくく、何年にもわたって体内 に放射線を放出しうる。
「民間人であろうが兵士であろうが、これらの微粒子を吸引するものは誰でも永 久に被曝し、それは長期にわたってあまり減少しない。」と、核物理学者として 33年間活躍した後に1983年に引退したディーツは言う。
「結局は...セ ラミック状ウラニウム酸化物に被曝した帰還兵たちは大きな問題を抱えている。」 DUの批判者たちは、その危険性についての軍の観点が、時を経るにつれて変わってきていることに注目してきた。
1991年の湾岸戦争の前に、1990年の軍報告は次のことに注目していた。 劣化ウランは、「被曝が体内的であればガンに結びつき、化学毒性は腎臓障害を引き起こす。」ということである。 米軍のA-10ウォートホグ対戦車攻撃機とエイブラムズ戦車が初めて大規模に DU弾を使用したのは、湾岸戦争においてであった。ペンタゴンによれば、湾岸 戦争で約320トンのDUが発射された。そして、より小規模には、コソボのセ ルビア人地区でも使用された。 湾岸戦争では軍首脳は、爆発するDU砲弾の危険性について、兵士たちに何の警 告もしなかった。数知れない米兵が、劣化ウラン弾の破片によって、あるいは吸入によって、また戦場の瓦礫を処置したことによって被曝した。 いくつもの帰還兵グループが、DU汚染を湾岸戦争症候群の要因として非難して いる。
この湾岸戦争症候群という言葉は、湾岸戦争から帰還した何千人もの兵士 を苦しめた多くの症状に対して付けられたものである。 複数の帰還兵グループからの圧力で、米国防総省は、いくつかの研究を新たに委 託した。そのうちの一つは2000年に公表されたが、次のように結論づけた。 DUは、重金属として「化学的な危険をもたらすかもしれない」が、湾岸戦争帰 還兵は「健康に影響するほどには(劣化ウランの)摂取はしなかった」と。 米国防総省スポークスマンのマイケル・キルパトリックは、軍による70人のD Uに汚染された湾岸戦争帰還兵の追跡調査によれば、深刻な健康への影響は示さ れていない、と述べた。 「どんな重金属についても、安全といえるものはない。」とキルパトリックは言 う。「どれも化学毒性の問題がある。そしてDUについては、放射性の毒性も問 題としてあげられる。」と。 しかし、彼は次のように言う。ウラニウム関連産業で働く人々についての諸研究 から導き出される「圧倒的な結論」は、「それ(DU)が何らガンを増加させて はいないということを示している。」と。
しかしながら、いくつかのヨーロッパでの研究は、劣化ウランをネズミの染色体 損傷や先天的障害に関連づけている。多くの科学者によれば、我々は、人体への 低レベル放射能の長期的影響については、どの程度の量なら安全であると言える ほどには、まだ十分に知ってはいないという。 イギリスの国立科学アカデミー英国学士院は、DUが使用された場所を明らかに することを要求し、汚染された地域をクリーンアップするよう強く迫っている。 「とても多くの米兵が(イラクで)、ウラニウム酸化物ダストで深刻に被曝した 可能性がある。」と、マウント・サイナイ医療センターの病理学者で劣化ウラン の専門家であるトーマス・ファシィ博士は述べた。「そして、その健康への影響 が将来へ向けて心配される。」と。 第442憲兵隊の兵士について言えば、彼らは、病気になってフラストレーショ ンがたまり困惑し茫然自失になっている。彼らによれば、イラクに到着した時、 誰も彼らに劣化ウランについて警告してはくれなかったし、誰もダスト・マスク を与えてはくれなかったという。
■本紙の調査を支える専門家たちの精査■
「デイリー・ニュース」による調査の一環として、核医学の専門家で劣化ウラン に関して広範な調査研究を行なってきたアサフ・ドラコビッチ博士が、昨年12 月に第442憲兵隊の9人の兵士を診察し、それぞれから尿サンプルを集めた。 彼のチームのメンバーであるアクセル・ゲルデス教授は、フランクフルトのゲー テ大学の地質学者でウラニウム同位体分析を専門としているのだが、1週間以上 もかかるこの尿サンプルの分析検査を行なった。彼は、マルチコレクター誘導プ ラズマ質量分析器(MC-ICP-MS)と呼ばれる最新の機材と処理手順を用 いた。 ゲルデス教授によれば、さまざまなウラニウム同位体を極微量で特定し測定する 能力がある実験室は、世界中で約100しかない。
ゲルデス教授は、4人の兵士 が体内に劣化ウランをもっていると結論づけた。
劣化ウランは天然に生じることはない。それは、天然ウランの高度な放射性をもった同位体ウラン235とウラ ン234が抽出されるとき、このウラン濃縮の廃棄物として生成される。
ドラコビッチ博士によれば、兵士たちの何人かからは他のウラニウム同位体ウラン236もごく微量検出された。このウラン236は、核反応過程においてのみ生み出されるものである。「これらの兵士たちが戦場で放射能兵器に被曝したこ とは、ほぼ確実である。」とドラコヴィッチ博士は述べた。
ドラコビッチ博士とゲルデス教授は、今年フィンランドで行われるヨーロッパ核医学協会の年次会合で、これらの兵士たちの研究に関する科学的な論文を発表す る計画である。DU砲弾が爆発する時には、それは攻撃目標とその周辺地域を低 レベル放射能で永久に汚染するのである。
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/no_du_report16.htm
■[第2記事]兵士達、健康上のリスクを知りたいと要求■
Soldiers demand to know health risks
ウォルター・リード軍医療センターの医者達は最近、レイ・ラモス特務軍曹に、 生体組織検査の結果、彼の発疹がリーシュマニア症に由来することが分かった、 と告げた。その病気はスナバエによって広がり、イラクでは数百人の兵士がかか った。 しかし、先週まで、軍医達は442憲兵中隊に属するラモスと他の2、3人の彼 らの尿の劣化ウランを分析するようにという要求を拒絶した。その検査には最大 1000ドルかかるかも知れない。 本紙の調査の中で検査した9人のうちの3人、ハーバート・リード軍曹、ウイリ アム・ルイス特技兵、アントニー・フィリップ特技兵は11月に陸軍によっても検査された。
しかし、その結果は繰り返し問い合わせを行ったにもかかわらず、 数ヶ月間も保留にされたのである。
先週、陸軍当局者が第442中隊について新聞の質問を受けた後で、そして中隊 のあるグループが独立の検査を求めたことが分かった後で、ウォルター・リード 病院の責任者はリードとフィリップに対して、11月に行った検査の結果は劣化ウランについては陰性だった、と伝えた。 本紙の検査でも、リードとフィリップは陰性の結果を示した。
しかし、ラモスの 検査は陽性を示した。サマワで劣化ウランについての疑問を提起したのは第44 2中隊の兵士達だけではない。
8月に、オランダ兵の分遣隊がアメリカ兵と交代するために町に到着した。オラ ンダの新聞のレポートは、オランダ当局がサマワでの劣化ウラン弾の使用の可能 性について前もって米国に質問したことを明らかにした。第442中隊の上級衛 生兵であるホワン・ベガ軍曹によれば、オランダ兵はガイガー・カウンターで列 車の車庫の回りの地域を調べて回り、そのオランダ軍の衛生兵達が彼に高い放射 線レベルを発見したと打ち明けたのである。オランダの部隊は車庫に留まること を拒絶して、代わりに砂漠に野営を張った、とベガは述べた。
そして2月に、日本軍がその同じ町に入ってきた後で、ガイガー・カウンターを 持っている日本のジャーナリストは、放射線の数値がバックグラウンド・レベルよりも300倍も高い、と報告した。
「我々がそこに着く前に、サマワでは多くの戦いがありました」と2等軍曹レイ ・ラモス(41歳)は言った。「その場所はとてもほこりっぽかったし、かなり ひどい砂嵐が我々を襲っていました。」 ラモスは最初、うだるようなイラクの猛暑によって倒れたのだと思ったので、す ぐに回復するだろうと予想した。 「私の健康は、どんどん悪くなっていきました」と、彼は言った。「私は、何とかしようと毎日訓練をしましたが、ますます弱まっていきました。両手と顔の感 覚がしびれたようになり、そして、偏頭痛が絶え間なく起こるようになりました。 私は、脳卒中を起こしているんじゃないかと怖くなりました。」
彼は治療のために最初バグダッド病院に送られた。ところが、神経科医が誰もい なかったので、彼はドイツに送り出され、結局は米国に送り返された。 「私は、4ヶ月間、腹部の発疹が収まりませんでした」と、ラモスは言った。 「そして、今でも、私が横になる時はいつも、手の感覚がなくなるんです。」 ウォルター・リードの医者達はてこずってきた。彼らは、夜に彼の手の感覚がな くなるのを防ごうと、添え木を装着した。そして、たくさんの筋肉弛緩剤や鎮痛 剤を処方してきた。ところが何の役にも立っていない。
「私には4人の子供がいます。もし私が働くことができなければ、彼らはどうなるのでしょうか?」と、ラモスは言った。彼は軍務から戻った後、ニューヨーク 警察の住宅局からブルックリン第75管区の強盗部門に異動することを待ちわび ていた。「私は、私の体に一体何が起こっているのか、調査してもらう必要があるのです。」 ニューヨークのフィッシュキルにある復員軍人援護局に属する警官である、アン トニー・ヨノン伍長(35歳)は、検査で陽性の結果が出た4人のうちで劣化ウランのレベルが最も高かった、と本紙の資金提供による検査を行ったアサフ・ド ラコビッチ博士は言った。
ヨノンは、吐き気、発疹と偏頭痛が始まったのはサマワでだった、と言った。
「頭痛は絶え間なく起こり、どうしても止まりませんでした」と、彼は言った。 「発疹は、出たり直ったりを繰り返しているようです。」 「パトロールをする時は、我々は、いつも破裂した戦車のそばを通っていました」
彼は、その町の米軍部隊が駅の近くで、大きなドラム缶の中で毎晩屑と廃棄物を燃やしていたことを思い出した。「私たちがそれに火をつけると、煙と砂の混合物がみんなの体を覆いました」と、彼は言った。
ヨノンは、小規模な手術のため に8月にイラクから引き揚げ、最初にドイツに送られた。 「彼らは我々に調査票を与えました。劣化ウランがイラクにあることさえ誰も我 々に話さなかったので、劣化ウランに被曝しなかったというところに印をつけま した」と彼は言った。
■[第3記事]問題の野営地の中で
Inside camp of troubles
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/no_du_report16.htm
第442憲兵隊の兵士たちは、イラクへ行く前に劣化ウランについて聞いたこと は一度もなかった。彼らはただ、説明がつかないさまざまな体調不良が自分たちにふりかかったということを知っているだけである。 昨年、この中隊の十数人もの兵士たちが、さまざまな病気の治療のためにフォー ト・ディックス基地へ送り返された。彼らの懸念に対処する軍のやり方に失望して、彼らは、自分たちの体験についての本紙の多岐にわたるインタビューに応じ た。
そして彼らのうちの9人は、そのあと結局、アサフ・ドラコビッチ博士が率 いる専門家チームによる検査に進んで応じた。
兵士たちによれば、彼らのうちのたいていは、昨年夏サマワに駐屯しているうちに病気になったのである。
サマワは、バグダッドの南方150マイルにある町で、 戦争の第1週目に激しい戦闘が行われた場所である。
彼らの部隊は、ディワニヤ、カルバラ、ナジャフに短期間滞在した後、6月にこの町に入った。彼らは、町の郊外にある巨大な、ほこりっぽい、害虫などがはびこる、列車の発着場で野営地を設営した。彼らが言うには、まさにそこで彼らの 問題が始まったのである。
「ある夜、10人から15人が103度(摂氏39.4度)を超える熱を出し、 悪寒や、その他さまざまな説明のつかない症状がおこった。」と、この中隊の衛 生兵の長フアン・ヴェガ軍曹は述べた。
彼によると、中隊の160人の兵士のう ち十数人が突然腎臓結石を発症したという。 陸軍の1990年の研究は、DUを、まさに「腎臓障害を引き起こす化学的毒性」 と結びつけていた。
「私は、指揮官にこう言ったんです。『我々は、この地獄、この場所から抜け出 す必要があります。ここには何か悪いものがあるにちがいありません。』」と、 34歳のニューヨーク消防局の救急救命士であるヴェガは述べた。
兵士たちは、中隊が寝起きしている場所から100ヤード(約91メートル)も 離れていないところの平積み貨車にイラクの2台の戦車が積み込まれて運ばれて いったのを思い起こしている。そのうちの1台は、砲撃されてすっかり破壊されていた。 米国防総省当局者は次のことを確認した。DU貫通体が目標にあたって爆発する とき、ウラニウム酸化物の細かいエアロゾルや放射性ダストができるので、劣化ウラン弾が命中した戦車は、戦場での放射能の最も大きな発生源の可能性がある ということである。戦車が人に近いところにあればあるほど、ダストを吸引する 危険性は大きくなる。
さらに、国連のイラクに関する環境報告は、昨年、次のことを警告していた。 「高性能のダスト・マスクを着用していなければ、」劣化ウラン弾によって攻撃された目標物から150メートル以内では、「DUダストを吸引する高い可能性 がある」ということである。
兵士たちは、ダスト・マスクを受け取ったことなど一度もなかった。
〔英文史料〕サマワ駐留オランダ軍は劣化ウラン弾の破片などを放置
[タグ]イラク。劣化ウラン弾。オランダ。サマワ。サマーワ。
オランダの報道NGO「RISQ」によれば、オランダ軍はサマーワの劣化ウラン弾の破片などを取り除く作業をせずに放置。
☆「DU Contamination in Iraq: Dutch troops refuse to remove radioactive debris」
(12 February 2004)
http://www.risq.org/article282.html
Residents of As Samawah in Southern Iraq are unduly exposed to radioactive debris as Dutch troops stationed in the area refuse to remove remnants of war contaminated with depleted uranium (DU).
This the principle finding of a report obtained by RISQ from Mamoru Toyoda, a Japanese researcher and journalist who has been investigating DU-contamination in Iraq, and who visited the town of As Samawah last month. Equipped with a Geiger counter, Mr Toyoda measured radiation levels 300 times higher than normal in town, at the site of an abandoned anti-aircraft artillery stand.
Responding in detail to questions raised by RISQ, Mr Toyoda says the traces he found on the guns render it more than likely that the radiation was due to the impact of depleted uranium ordnance. According to local residents, the area was a military target twice in 1991 and 2003, when it came under heavy fire from US aircraft.
Immediately after "the war of the invasion", as residents called it, US military cleared the area, picking up unexploded ordnance and other debris. However, they refused to remove the artillery pieces without any explanation. Later, when residents asked Dutch troops, stationed in the area since August last year, to remove the artillery, they too refused to do so.
To date, the site has not been fenced off or marked by warning signs. In fact, as Mr Toyoda conveyed to RISQ, "he was horrified to find that many children were playing near and around the abandoned guns".
(以下省略)
〔史料〕オランダ国防相「サマワでは劣化ウラン弾が使用された」
[タグ]イラク。劣化ウラン弾。オランダ。サマワ。サマーワ。
オランダのカンプ国防相はサマーワ付近で、イラク戦争の際、米軍が劣化ウラン弾を使用したことを正式に認めた。
☆劣化ウラン弾:イラク戦争で米軍使用
(毎日新聞。2004年2月19日)
http://www.creative.co.jp/top/main714.html
オランダ国防省によると、国防相が同日、議会に提出した書簡で明らかにした。それによると、イラク戦争中の03年春、サマワ市近辺の数カ所で米軍が他の弾丸と共に劣化ウラン弾を使用した。
オランダでの報道によると、最近、同軍がサマワで発見したのは劣化ウランを使用した30ミリ弾だった。
一部の議員によると、国防相側は昨年12月、少数の議員に内々に「米軍から懸念すべき量は使っていないという報告があった」と連絡していた。だが、これまで公式には認めなかったことから、オランダ軍人の労働組合は「国防相は米軍にだまされていた」と批判していた。
〔史料〕サマワ駐屯オランダ軍の報告書に「劣化ウラン弾は兵士に脅威」と記載
[タグ]イラク。劣化ウラン弾。オランダ。サマワ。サマーワ。
☆「イラク:劣化ウラン弾、兵士に脅威 オランダ軍報告書」
(毎日新聞2004年2月5日)
http://www.creative.co.jp/top/main621.html
自衛隊先遣隊が活動するイラク南部・サマワで展開中のオランダ軍について、派遣直後3カ月間の活動状況を調査したオランダ国議会の報告書を毎日新聞は入手した。
劣化ウラン弾や皮膚病、腸炎、アスベスト(石綿)などを兵士の健康面での「現地での脅威」として警戒していたことが分かった。
(略)
一方、報告書は兵士の健康への「脅威」として、現地に残る劣化ウラン弾や、過去の建築工事で使用された発がん性の高いアスベストを指摘した。兵士は気管支障害、熱中症のほか、長時間歩行による足のマメに苦しめられたという。
〔史料〕陸上自衛隊による世論誘導・世論操作の実験「投書作戦」
[タグ]陸上自衛隊。小平学校。情報戦。心理戦。投書作戦。世論操作。世論誘導。調査学校。翫正敏。諸冨増夫。
☆陸上自衛隊小平学校
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E5%B0%8F%E5%B9%B3%E5%AD%A6%E6%A0%A1
陸上自衛隊小平学校(りくじょうじえいたいこだいらがっこう、JGSDF Kodaira School)は小平駐屯地に所在する、陸上自衛隊の防衛大臣直轄機関のひとつ(学校)である。
情報・語学・人事・システム・警務・会計等多岐にわたる教育を実施しており、その教育内容の性質から警務科・会計科・情報科において陸上自衛官だけでなく海上自衛官・航空自衛官・事務官なども学生として入校している。また、入校する学生の階級も、新隊員から退職間近の幹部自衛官まで幅広い。情報職域における上級指揮官及び幕僚の育成を目的とした総合情報課程を担当しているのもこの学校である。校長・副校長は会計科・警務科・情報科の部隊指揮官または相当級の幕僚(情報本部勤務もしくは防衛駐在官経験を有する者等)を経た陸将補が充てられる。
参議院会議録情報
第126回国会 内閣委員会 第3号
平成五年三月二十九日(月曜日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/126/1020/12603291020003c.html
○翫正敏君
今の説明ですと、心理戦防護課程というのは外国から心理戦、謀略的な活動、スパイ活動的なことだと思いますが、そういうものを受けたときに我が国の自衛隊がそれにどう対応するかという、こういう教育訓練であるという説明だったと思うんですね。それでいいですか。
○政府委員(諸冨増夫君)
私、申し上げました有事の際に自衛隊が仮に本土で戦うというような場合を想定いたしますと、いろんな形で、例えば航空機によるビラであるとか、あるいはいろんな意味で向こうの陣営から我が方の陣営に早く投降せいとか、そういうふうな働きかけがあると、そういう意味でございます。
○翫正敏君
実際私持っております資料が、ちょっと古いんでなんですが、昭和五十年の十一月十日から五十一年の三月十一日までの間に陸上自衛隊の調査学校、小平市の調査学校で行われました情報教育部第五教官室の教育実施計画、これがあるんですけれども、この期間に第十七期幹部心理戦防護課程教育実施計画というものをつくってそのとおり実施をしたという、そういうことは間違いありませんか。
○政府委員(諸冨増夫君)
先生御指摘の期間に心理戦防護課程という課程が確かに行われております。それは事実でございます。
○翫正敏君
この課程においてどのような、主に実技、実習、演習といいますか、こういう実習ですね、演習というのがありますが、実習とか演習はどのようなものを行ったかということを概略説明できますか。
○政府委員(諸冨増夫君)
総合実習という期間がその課程の中に設けられておりますことは事実でございますが、具体的にどういうことを行っておるかというようなことにつきましてはちょっと御説明を差し控えさせていただきたいと、このように思います。
○翫正敏君
説明をしたくないようなので、私の方から持っております資料に基づいてどういうことをやったのか、実習したのかちょっと説明してみます。
まず、昭和五十年の十一月二十五日から二十九日までの演習ですか、実習ですか、この期間に行われた訓練の内容なんですが、一万円作戦というものが行われた。これは、この作戦のといいますか、訓練の目的は秘密組織の結成と資金集め、その目的を国民に説得する訓練と、こういうふうに位置づけられておりまして、カバーネームなるものをこれを受けた自衛官の人たちが用いまして、そしてにせの名刺をそれぞれがつくりまして一口何がしかの寄附を国民に対して集める。具体的には都内を回って国防協会への寄附という形でこれを依頼して回った、それぞれが手分けして回った、こういう作戦がありました。
このとき、名前は申しませんけれども、それぞれ受講された人たちは当時実在をしております会社ないしさまざまな団体の名刺をつくりまして、名前だけ、カバーネームですか、いわゆるにせの名前を、自分の本名ではない名前をつけましてそしてそれぞれ都内を回って寄附を募って歩いたと、こういうことでありますが、このような訓練をしている、実習したということですね。
さらにもう一点見ますと、投書作戦というのがありまして、これは五十一年の一月十日から一月三十一日の間にかけてそれぞれ投書を、自衛隊に非常に国民の支持が集まるようにと、そういう目的の内容になっておりますが、このようなことは「桐千葉」という題の、十七期研修生が修了します直前に文集をつくりまして、そしてその中に皆書いてあることでございますけれども、この投書作戦の方は、これも新聞の名前はきょうは挙げませんけれども、それぞれ大新聞でありますが、大新聞に、例えば「駅構内の除雪職員はどこに」ということで、自衛隊員が一生懸命除雪をやっておるが、駅の職員がしてないというような内容の投書をしている。それから「自衛隊への偏見排せ」という、こういう内容の投書も行っております。
さらには、「今こそ青少年に徳育を」というので、教員の名前になっておりますが、教員にしては極めて内容が問題な、勉強ばっかりしていると精神障害者になるのではないかなどというような、こういうことが書いてあるんで、これ本当に教員なのかどうかも疑わしいんですけれども、それを調べてみましたら、どうもそこまで私わかりませんでしたが、そういう「今こそ青少年に徳育を」という、題はすばらしいんですけれども、こういうもの。「雪祭りが教えてくれたもの」、まだありますね、「野犬の事故をなくして」と、こういう題の投書も来ているんです。
こういう投書をしまして、これすべてこの訓練の、演習の、実習の課程の中で行っていると、こういうことが資料の上で明らかだし、当時の新聞をこれ調べましてはっきりしておることなんですけれども、このような演習をしたということをお認めになりますかのそれから、こういう演習、教育訓練の目的というものはさっきおっしゃったようなことと合致するんでしょうか。
○政府委員(諸冨増夫君)
お答えいたします。
今、先生いろいろ御説明いただきましたが、実は、先般一部マスコミにそのような報道がございましたので、古いことではございますが、私どもも念のために一応調査をいたしたところでございます。その結果、当時の調査学校の担当の教官等はほとんど退職しておるような状況でございまして、いずれにしても資料としては、調査学校としては大体資料保存期間というのがございまして、数年でいずれも教員関係の資料については焼却処分になってございます。
したがいまして、在職しております教官なり当時の学生等からいろいろ聞き取りをやりました結果、どうも新聞に報道されておるようなところはなかなか特定できなかったというのが実情でございまして、いずれにしてもそういうところが私どもの調査の結果でございます。
したがいまして、その目的その他について、私どもちょっと事実関係が全く特定できないということでコメントを差し控えさせていただきたいと思っております。
○翫正敏君
教官の方はそれぞれもう退職してわからなかったとおっしゃいましたけれども、この「桐千葉」というものをつくられた編集委員長の人は現在、名前は申しませんけれども、現職自衛官ですよ。事情をお聞きになりましたか。
○政府委員(諸冨増夫君)
いろいろと調査しました結果、今御指摘の資料を当時の学生がつくったというような記憶を持っておられる方もございました。
○翫正敏君
もう一遍言ってください。
○政府委員(諸冨増夫君) 当時の関係者に調査した結果、今先生が御指摘のような論文集といいますか、資料集みたいなものをつくったような記憶があるという方もございます。
そういうことで、事実関係はまだ特定しておらない、特定できなかったということでございます。
○翫正敏君
じゃ、今後さらに私が申しましたような内容のことをしたのかどうか、コメントができないというようなことでなくて、やはり現職の自衛官の人もおられるし、やめた人だって事情聞けばわかりますから、もっとちゃんと調べて事実か事実でないか、これを明らかにしてほしいし、さらに今日現在、ただいまのこの心理戦防護課程の訓練内容が昭和五十年当時と同じなのかどうかということについても大いなる疑義がありますので、この点もさらに明確にしていただくために調査を要求したいと思いますが、どうですか。
○政府委員(諸冨増夫君)
私ども、十分調査した結果、ただいま御説明いたしましたような結論に到達したわけでございまして、一部そういう報道に基づいたものにつきまして今後ともまた再調査をするというような気持ちは今のところ全くございません。
それから、内容につきましては、その報道に出ておりますようなことについて現在の調査学校でやっておるかということになりますと、これは調査の結果、全くそういうことは現在行っておりません。
したがいまして、十数年前の事実関係について一応私どもとしては調査した結果、よく内容は特定できなかったということで調査は終了したというふうに御理解いただきたいと思います。
○翫正敏君
調査は終了したということは納得できないわけで、先ほどあなたはおっしゃったけれども、この「桐千葉」というもの、この論文集といいますか感想文集かわかりませんけれども、こういうのをつくった記憶があるという人が受けた人や教官の中にいたということをおっしゃったでしょう。おっしゃったのなら、この内容について真偽のほどを明らかにしなければならないのじゃないですか。真偽のほどを明らかにしてください。
○政府委員(諸冨増夫君)
先生御指摘の文章は、あくまでも防衛庁としてといいますか調査学校として指導してつくらせたとか、そういう性格のものではないというような調査結果でございます。あくまでも私的に学校卒業生がそれぞれ任意につくった文章でございますので、それを調査して事実関係をどうのこうのというところまでは、私どもとしては現在必要はないんじゃないかと考えておるところでございます。ましてやその内容について一々真偽のほどをコメントするという立場に、私は現在そういう立場には防衛庁としてないというふうに考えておるところであります。
○翫正敏君
じゃ、ここに書いてある内容というのは、要するに、これは先ほど言いましたように心理戦防護課程の実習の内容の中でこういう内容のことをやったと書いているわけですね。この「桐十葉」というものの中にはこういうふうに書いてあるわけです。であれば、こういうことを何のためにしたのか、何の目的でしたのか、新聞にこういうにせの投書をしたり、にせの名刺をつくって寄附を集めたりして、何のためにしたのかということはそれは古い話だからもういいというわけにはいかないんじゃないんですか。
まず、そういうことをしたのかしないのか事実をもう一遍調べなければいけないと思いますが、どうですか。防衛庁長官の方へ行きますよ、話がもう一遍調査してくださいよ。
○政府委員(諸冨増夫君)
今御指摘の中で、一部でございますが、いろいろ新聞に投稿したという記事が出ておりましたが、あれについては私ども調査した結果ではそういうことをやった記憶の学生が当時おったということで、内容は先ほど先生御説明ありましたように一部野犬の撲滅とかあるいは雪祭りへの協力とか、そういうことについて投稿したと。
これは、私ども事実をあくまでも確定した上の結論ではございませんが、事実といいますか真偽の過程をきちっと特定したわけではございませんが、今推測しますと、心理戦防護課程というものを卒業するに当たって、いわゆる対心理、いろんな妨害があったときに動揺しないように、隊員に幹部としていろいろ説得するといいますかそういう説得力あるいは文章表現力、そういうものを最終的に総合実習という形で投稿作戦といいますかそういう形で行ったということで、それは一部の学生、今おる職員でございますが、認めておるところでございます。
○翫正敏君
カバーネームなる名前をそれぞれの受講生がつくって、そして名刺をそれぞれの人がつくっているというのはここにちゃんと資料に載っていますね。この資料を全部私拡大鏡かけて読みましたら何て書いてあるか全部わかりましたが、そういうのが目的なんですか。
○政府委員(諸冨増夫君)
今、先生お手元に何かお持ちの資料でございますが、実は私ども防衛庁としてそういう名称のものがあるという報道は承知しておりますが、現在確認したところ実物は発見できなかったというのが事実でございます。
○翫正敏君
だから、発見できなかったでおしまいじゃなくて、もしこれが事実なら、現職自衛隊員がにせの名刺をつくって、そして個々に東京都内を回ってお金を集めて歩いたということになれば問題でしょう。防衛庁長官、問題だと思いませんか、事実だとしたら。事実だとしたらですよ、事実だと断定していません、私。事実だとしたら問題だと思いませんか。
○政府委員(諸冨増夫君)
事実を特定できなかったわけでございますので、事実だとしたらという仮定の問題でお答えするのは私どもの立場上差し控えたいと思うわけでございます。
○翫正敏君
だから調べてくださいと言っているわけです。
○政府委員(諸冨増夫君)
いや、調べました結果、私が申し上げたようなことでございますので、何分非常に古いことでございましてその内容について特定できない、まあ一部の報道は私ども承知しておりますが、ということでございます。
○翫正敏君
じゃ、そういうことをおっしゃるので、次回機会を見まして、ここに書いてあります、ここに参加をされました人の氏名、それからこのカバーネーム、どういうカバーネームを使ったか、そういうこともすべて特定をして次回の機会にもっとさらにちゃんとただしたいと思うんです。
きょうは、新聞とかの名前も挙げませんでしたし、参加者の名前も挙げませんでした。すべてそういう、いわゆるだれがどうしたということの名前を全部、カバーネームがどうで、それが実名はどうでということも対照して調べましたけれども、それも全然挙げておりません。そういうことをしませんでしたのは私なりの配慮なんですけれども、調べるつもりはもうない、こういうふうに局長がおっしゃるのなら、次またいろいろとこっちの方も考えたいと思います。
2012年4月22日日曜日
米軍研究所による「劣化ウラン被曝による生物学的影響の研究」
劣化ウランの人体影響について,論文の資料も掲載されています.
米軍放射線生物学研究所(AFRRI) Dr, Alexandra Millerの劣化ウラン被曝による生物学的影響の研究.
A Review of Depleted Uranium Biological Effects: In Vivo Studies
Presentation by Dr Alexandra Miller of the US Armed Forces Radiobiology Research Institute (AFRRI) compiling the in vivo research by AFRRI and others into the biological effects of depleted uranium exposure.
http://www.bandepleteduranium.org/en/a/437.html
1.複数の臓器が劣化ウランにより影響する.
2.染色体変性
3.染色体損傷を誘発
4.研究により(マウスでの)白血病の進行が起きている.
5.両親の被爆により,子孫のDNA損傷を誘発する.
6.生殖細胞のDNA損傷を誘発する。
三井化学岩国大竹工場に隣接する「石油タンク」の破損度が気になる
233 名前: グリーゼ581c(WiMAX)[]
投稿日:2012/04/22(日) 18:15:30.98 ID:kEN0ypsp0
三井化学工場の航空写真
http://i2.upup.be/OQPAzRNaDW
Aと記してあるピンドロが今回の爆発地点。緑線で囲んでるのが化学工場内、赤線で囲んでるのが放射性廃棄物劣化ウランの貯蔵庫だと推測してみた。報道では爆発地点から貯蔵庫までは400m離れていると言ってた。
▼写真~大破どころか残骸に見える三井化学岩国大竹工場▼
948 名前:地震雷火事名無し(埼玉県)[sage]
投稿日:2012/04/22(日) 17:34:22.96 ID:P+6SYYtt0
http://hanayuu.posterous.com/125135066
http://hanayuu.posterous.com/125135172
939 名前:名無しさん@12周年[]
投稿日:2012/04/22(日) 16:57:45.52 ID:qMHCVyBA0 [6/7]
劣化ウランの保管場所は普通のスレート建屋だって
扉が2重ってだけじゃ壁ぶち破れば侵入簡単
爆発場所から500メートル離れてるらしいけど
昭和48年から保管してるらしいからどんな状態なのやら・・・
国の検査は通ってるそうだけど、今一番信用度の低い文言だ。
↓
245 名前: ダークマター(広島県)[sage]
投稿日:2012/04/22(日) 18:30:41.95 ID:1iQsyane0 [5/6]
隣接するJX日鉱日石エネルギー麻里布製油所は平気だったのか?
これも爆発してたらウランも間違いなくあぼーんだったな
254 名前: グリーゼ581c(WiMAX)[]
投稿日:2012/04/22(日) 18:40:57.78 ID:kEN0ypsp0 [4/4]
ニュース映像見る限りじゃ隣接する石油工場のタンクのような物も2~3個破損してたぞ。
285 返信: 馬頭星雲(WiMAX)[]
投稿日:2012/04/22(日) 19:47:50.10 ID:KO3JPDAj0
局はよく分からんが、確かFNNのニュース
☆山口・化学工場爆発炎上事故 周辺住宅などにも被害相次ぐ
(フジテレビ動画ニュース)
http://youtu.be/wsYKHdZZd7E
22日未明、山口・和木町の化学工場のプラントが爆発し、炎上した。この事故で、作業員1人が死亡、11人が重軽傷を負ったほか、周辺の住宅などにも被害が相次いだ。
三井化学岩国大竹工場の爆発事故は「楽観できない」状況
☆山口県の化学工場でプラント爆発・炎上 1人死亡、17人重軽傷
(テレビ新広島)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00221770.html
http://youtu.be/pQh8nyf3b-0
http://backupurl.com/cinfvc
(キャプチャ)
また、この工場には、放射性物質である「劣化ウラン」が入ったドラム缶をおよそ3,400本保管しているということだが、異常はなく、被害もなかったという。
223 名前: オールトの雲(広島県)
投稿日:2012/04/22(日) 17:53:05.48 ID:Fu5Mn6ML0 [1/6]
劣化ウランは普通の倉庫(扉だけ2重)保管(昭和48年から保管で容器は大丈夫か)
事故後の放射線測定はγとXのみ(αβは測定せず)大竹市役所への報告より
大気中有害物質未検出(レゾルシン不完全燃焼であり得るのか疑問)
レゾルシンの河川・海洋への流出は不明(アナゴもうだめかも・・・)
228 名前: ミラ(北海道)
投稿日:2012/04/22(日) 17:59:00.94 ID:NtJPqqXH0 [4/7]
> 事故後の放射線測定はγとXのみ(αβは測定せず)大竹市役所への報告より
それはどこの情報だ?
> 大気中有害物質未検出(レゾルシン不完全燃焼であり得るのか疑問)
未検出ってのはあやしいな。
257 返信: オールトの雲(広島県)[]
投稿日:2012/04/22(日) 18:50:36.97 ID:Fu5Mn6ML0 [2/6]
市役所に問い合わせてみた。
市役所は三井化学からの報告FAXでしか情報知らないから
詳しくは直に聞いてだってさ
なお社内でも箝口令が敷かれてるみたいで、窓口の総務課もしどろもどろ
油の流出にはオイルフェンスで対応したが、レゾルシンの流出対策はしていない模様
というわけで安全宣言は全くあてにならない
取り敢えず健康被害等が出ても今回の件が原因と証明できない限りバックれるつもりなのがみえみえ
233 名前: グリーゼ581c(WiMAX)[]
投稿日:2012/04/22(日) 18:15:30.98 ID:kEN0ypsp0 [1/4]
三井化学工場の航空写真
http://i2.upup.be/OQPAzRNaDW
Aと記してあるピンドロが今回の爆発地点。緑線で囲んでるのが化学工場内、赤線で囲んでるのが放射性廃棄物劣化ウランの貯蔵庫だと推測してみた。報道では爆発地点から貯蔵庫までは400m離れていると言ってた。
☆周辺住宅もガラス粉々 山口の工場爆発で18人死傷
(テレビ朝日の動画ニュース)
http://youtu.be/xHr5yuCqqek
↓
238 名前: ダークマター(広島県)[sage]
投稿日:2012/04/22(日) 18:20:52.68 ID:1iQsyane0 [3/5]
500m離れた民家の窓とか割れてたり、ドア壊れてるの見ると厳重管理されてるとは言え
400mで無傷なのかは不安だな
〔メモ〕人形峠のプラントで作り出した約2400トンの「劣化ウラン」
「また、核燃料サイクル開発機構も、人形峠の濃縮パイロットプラントで作り出した約二四〇〇トンの劣化ウランを六フッ化ウランの形で管理している。」
「また、核燃料サイクル開発機構人形峠環境技術センターにおいて保管されている劣化ウランについては、将来高速増殖炉等で利用することを見込んでいると聞いており、その具体的な利用計画については、やはり、同機構が検討していくものと承知している。」
☆関西電力の原子炉廃棄物は、イラクで劣化ウラン弾として使われた可能性がある。
http://www.asyura.com/0306/health5/msg/452.html
投稿者 バーチャル異星人 日時 2003 年 8 月 20 日
即ち、米国USEC社の工場で製造した劣化ウランが、劣化ウラン弾の材料として使われたという事実がある。
一方、関西電力は、米国USEC社にウラン濃縮を委託している。
濃縮ウランの製造過程で生じた関西電力所有の劣化ウランについて、”美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会”および”グリーン・アクション”との交渉の席上、関西電力は、「USEC社に無償で所有権を譲渡している」と回答した。
更に、関西電力は、「すでに所有権を放棄しているので、引き渡した劣化ウランからアメリカが劣化ウラン弾を製造したかどうかについては関知しない」とも述べた。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a151097.htm
平成十三年六月十四日提出
質問第九七号
関西電力によるアメリカへの劣化ウランの無償譲渡に関する質問主意書
提出者 北川れん子
関西電力によるアメリカへの劣化ウランの無償譲渡に関する質問主意書
関西電力は四月二五日、市民団体との交渉の場で、劣化ウランの「所有権」を、濃縮役務を委託しているアメリカ合衆国・ウラン濃縮会社(以下、USEC社)に「無償で移転」しているという事実を明らかにした。また無償譲渡の理由については、「いらないもの」だからとしている。
原子力委員会長期利用計画策定会議第二分科会報告(平成一二年六月五日)は、「ウラン濃縮に伴い発生する劣化ウラン」を、「将来の高速増殖炉等」で「利用」する核燃料物質と位置づけている。劣化ウランは、「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」(原子炉等規制法)に規定される核燃料物質であり、資源の有効利用を謳う政府の原子力政策においては将来的利用に備えて「適切に貯蔵していく」べき燃料資源のはずである。
劣化ウランを「いらないもの」とし、アメリカへ無償譲渡するという関西電力の行為は、原子力基本法に謳う政府の原子力政策と明らかに矛盾するものである。
また本件行為は、劣化ウラン弾の原料物質の提供であり、当時の三木武夫総理が一九七六年二月二七日に衆院予算委員会で述べた武器輸出三原則にも反し、かつ憲法九条で掲げる平和原則にも抵触している。
外交と原子力に関する政府の基本政策に背馳する行為であり、政府の監督責任が問われるべき重大問題であると考える。
よって以下、関西電力によるアメリカへの劣化ウランの無償譲渡について質問する。
一 劣化ウランを「いらないもの」とする関西電力の見解は、劣化ウランを将来の核燃料と位置づける政府の見解と矛盾するのではないか。矛盾しないとするのであれば、その理由を明確に説明されたい。また、アメリカへの所有権移転は、「将来におけるエネルギー資源」の確保を原子力利用の推進理由と規定している原子力基本法に背反するのではないか。
二 アメリカUSEC社のパデューカ濃縮工場およびポーツマス濃縮工場の劣化ウランから劣化ウラン弾が製造されていることは、通信社・ロイターが二〇〇一年一月二〇日に報じるなど周知の事実である。関西電力が無償譲渡した劣化ウランが兵器の材料として使用されている可能性は否定できない。したがって、関西電力によるアメリカへの劣化ウランの譲渡は、原子力基本法第二条に定める基本方針「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限」る規定に反し、先に述べた政府の武器輸出三原則および憲法の平和原則にも背反するのではないか。政府の見解を説明されたい。
三 青森県六ヶ所村のウラン濃縮工場には現在、約六七〇〇トンの劣化ウランが六フッ化ウランの形で保管されている。また、核燃料サイクル開発機構も、人形峠の濃縮パイロットプラントで作り出した約二四〇〇トンの劣化ウランを六フッ化ウランの形で管理している。政府は劣化ウランを将来の核燃料物質としているが、具体的な使用計画はどうなっているのか、明らかにされたい。また六フッ化ウランは、放射性物質であると同時に、化学的反応性と毒性の非常に強い気体であり、漏れ出した場合、深刻な被害を引き起こす。六フッ化ウランの形態での貯蔵は大変危険であると考えるが、いつまで現状の形態での保管を続けるのか、見通しを明らかにされたい。
右質問する。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b151097.htm
平成十三年七月十日受領
答弁第九七号
内閣衆質一五一第九七号
平成十三年七月十日
内閣総理大臣 小泉純一郎
衆議院議長 綿貫民輔 殿
衆議院議員北川れん子君提出関西電力によるアメリカへの劣化ウランの無償譲渡に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員北川れん子君提出関西電力によるアメリカへの劣化ウランの無償譲渡に関する質問に対する答弁書
一について
海外の事業者に委託して行うウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランの所有権を受託者に移転することについては、原子力基本法(昭和三十年法律第百八十六号)等にこれを禁止する規定は存在しない。また、御指摘の原子力委員会長期計画策定会議第二分科会報告(平成十二年六月五日)は、「なお、国内でのウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランは、将来の高速増殖炉等への利用に備え、適切に貯蔵していくことが望まれます。」と述べているが、海外の事業者に委託して行うウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランの取扱い方等については、何ら言及していない。現時点では、海外の事業者に委託して行うウラン濃縮に伴い発生する劣化ウランの取扱い方等については、政府として特定の見解を有していない。
二について
御指摘のロイター社の報道に係る事実関係について、米国USEC社からは、関西電力株式会社から委託されたウラン濃縮に伴い発生した劣化ウランを劣化ウラン弾の製造のために使用したことはない旨の説明を得ている。
三について
青森県六ケ所村所在の日本原燃株式会社ウラン濃縮工場において保管されている劣化ウランについては、同社が設置を計画している「MOX燃料工場(仮称)」においてウラン・プルトニウム混合酸化物燃料の母材等として利用することを見込んでいると聞いており、その具体的な利用計画については、同社が検討していくものと承知している。また、核燃料サイクル開発機構人形峠環境技術センターにおいて保管されている劣化ウランについては、将来高速増殖炉等で利用することを見込んでいると聞いており、その具体的な利用計画については、やはり、同機構が検討していくものと承知している。
同社及び同機構が現在行っている劣化ウランの貯蔵については、同社及び同機構に対する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和三十二年法律第百六十六号)第十三条等の規定による加工の事業の許可等に際し、核燃料物質による災害の防止上支障がないものであることを審査等しており、今後とも、同社及び同機構の加工施設のうち貯蔵施設の性能については毎年一回の定期検査を適切に実施してまいりたい。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
美浜の会ニュース
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news72/news72du.htm
また、劣化ウラン弾の原料として使用されていないという確かな確認・確約があるのかという質問に対しては「USEC社から平和目的以外に利用されないことを確認している」とのことであった。
「劣化ウラン弾製造が禁止されているという確認は取れているのか」と追及すると、「当社としては劣化ウランも含まれていると理解している」と繰り返すのみ。また、「確認」文書が交わされたのはいつか、またどういった文面なのか明らかにせよと追及したが、関電は具体的なことは何一つ明らかにできなかった。このような「確認」が本当にあったのかどうかさえ疑わしい。アメリカは劣化ウランを通常兵器に分類している。彼らの言う「平和目的以外」は熱核兵器のみを対象とし、通常兵器である劣化ウラン弾は「確認」に含まれていない可能性がある。
関電は、劣化ウラン弾に使われていないという「確認」の内容を明らかにすべきである。さらに、劣化ウラン弾に使われていないことが具体的にどう保証されているのか、USEC社における管理は一体どうなっているのかと追及すると、これに対しても一切答えることができなかった。関電の劣化ウランが兵器に転用されないための保証措置がどう取られているのか、早急に回答するよう要求している。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
平成十六年五月七日提出
質問第九〇号
青森県六ヶ所再処理工場の劣化ウラン試験運転に関する質問主意書
提出者 稲見哲男
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a159090.htm
青森県六ヶ所再処理工場の劣化ウラン試験運転に関する質問主意書
日本原燃株式会社(以下、日本原燃)は、同社が青森県六ヶ所村に建設した六ヶ所再処理工場において、劣化ウラン約五十七トン・ウラン(模擬燃料集合体約二十七トン・ウラン、ウラン粉末約二十六トン・ウラン等)を用いた試験運転を計画している。米国原子力規制委員会(NRC)の資料によると二〇〇二年十月十七日、米国のTransport Logistic International(TLI)はNRCに対し、米国濃縮ウラン会社から三菱原子燃料株式会社(以下、三菱原子燃料)へ六ヶ所再処理工場ウラン試験用に劣化ウラン(劣化六フッ化ウラン)二五・九八三トン・ウランを調達し輸出する許可を申請し、二〇〇三年二月二十日、NRCは同許可を交付した。
日本国内では日本核燃料サイクル開発機構(JNC)人形峠環境技術センター(旧動燃人形峠事業所)のウラン濃縮パイロットプラント及び工学プラントと日本原燃ウラン濃縮工場(以下、「六ヶ所濃縮工場」という。)等において、二〇〇一年二月までに一万トン余りの劣化ウランが発生し、貯蔵されている。
これらの状況を踏まえ、次の各項目について政府の所見等を明らかにされたい。
まず、日本国内に貯蔵されている劣化ウランについて質問する。
一 人形峠環境技術センターと六ヶ所濃縮工場及び他の施設について、現在の貯蔵量を施設ごとに明らかにされたい。
以下、米国製劣化ウランについて質問する。
二 劣化ウランの国内貯蔵分は優に五十七トンを上回る。とくに日本原燃の六ヶ所濃縮工場には大量の劣化ウランが六フッ化ウランの形で貯蔵されており、他の例に照らし合わせるとその所有権は同社に移譲されているものと思われる。試験用劣化ウランのもっとも合理的な調達先は同社の濃縮工場と考えられるが、米国から輸入した理由について明らかにされたい。
三 六フッ化ウランより粉末ウラン(U308)のほうが安定した形態なので、輸送上、取り扱いが容易なのではないだろうか。また三菱原子燃料は再転換能力に限りがあると聞いている。米国で粉末に加工したものではなく六フッ化ウランの形で輸入し三菱原子燃料で再転換及び加工することにした理由は何か。三菱原子燃料では米国製劣化六フッ化ウランをどのような化学形態に加工するのか。
四 劣化ウランは濃縮工程で発生し、その所有権はウラン濃縮を委託した者にある。米国から輸入された劣化ウランの本来の所有者は特定できないと聞いているが、それに間違いないか。三菱原子燃料が調達した劣化ウランは、本来の所有者が米国濃縮ウラン会社にその所有権を無償で移譲したものか。
五 米国濃縮ウラン会社はその前身である米国エネルギー省から劣化ウランを譲り受けたと聞いている。米国エネルギー省は軍事用濃縮もおこなっていた。日本政府は三菱原子燃料が調達した劣化ウランが軍事目的の濃縮工程で発生したものではないとの確証を得ているのか。また軍事目的の濃縮工程で発生した劣化ウランの場合でも、日本政府は輸入を許可するのか。
六 米国NRCの資料によると、日本国内に劣化ウランの在庫があるにもかかわらず米国から輸入するのは「事業者が必要とする純度の劣化ウランが既に米国にあり供給可能であるため」とある。「事業者が必要とする純度」とは、具体的には何を意味するのか。
七 三菱原子燃料は米国濃縮ウラン会社から劣化ウランを購入したのか。価格はいくらか。
八 米国から専用積載で運搬されてきた劣化ウランの輸送にかかわる全費用(船舶代を含む)は三菱原子燃料が支払ったのか、あるいは日本原燃が支払ったのか。その費用額はいくらか。
九 輸送費を含む劣化ウランの調達費用は、最終的に六ヶ所再処理工場建設費に含まれるのか。そうでない場合、どのように会計処理されるのか。
十 米国製劣化ウランの輸入、海上輸送、及び国内陸上輸送に必要な手続きのそれぞれについて、申請日と許可日を明らかにされたい。
十一 米国製劣化ウランは現在、どこにどのような形で保管されているのか。二〇〇四年四月三十日現在で、再転換され粉末に加工された量はどのくらいか。未加工分はどのくらいか。全量分の加工終了予定はいつか。
十二 米国製劣化ウランはウラン試験のどの部分に使用されるのか。模擬燃料集合体に加工されることはないのか。
以下、人形峠環境技術センターに貯蔵されていた劣化ウランについて質問する。
十三 三菱原子燃料は日本原燃から委託され、同センターに貯蔵されていた劣化ウランを六ヶ所再処理工場の試験用に調達したと聞いている。これにともない同センターの事業変更が必要か。その場合、補正を含む変更申請はいつ出され、いつ許可が交付されたのか。必要がない場合、なぜ必要ないのか。
十四 なぜ同センターの貯蔵分で六ヶ所再処理工場の試験用劣化ウラン全量を供給することができなかったのか。
十五 この劣化ウランの本来の所有者を特定されたい。この劣化ウランが日本の電力会社等から同センターへ所有権が移譲されたものである場合、有償か、無償か。三菱原子燃料は同センターから同劣化ウランを購入したのか。その価格はいくらか。
十六 同センターにおける劣化ウランの詰め替え作業はいつから開始され、いつ終了したのか。詰め替え費用はどこが支払うのか。
十七 同センターが六ヶ所再処理工場に供給するウラン試験用劣化六フッ化ウランはどこで再転換されるのか。再転換先への輸送に必要な諸手続き(設計承認、容器承認、車両運搬確認)の申請と許可はいつ出されているか。
十八 再転換先から燃料成型加工先への輸送に必要な諸手続き(設計承認、容器承認、車両運搬確認)の申請と許可はいつ出されているか。
十九 これら輸送にかかる費用は、それぞれ(人形峠環境技術センターから再転換工場、再転換工場から燃料成型加工工場)どこが支払い、どのように会計処理されるのか。
二十 同センターから供給された劣化ウランは、現在、どこにどういう形で保管されているのか。
二十一 燃料加工三社(三菱原子燃料、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン、原子燃料工業)と成型加工契約を結んだのは日本原燃でまちがいないか。各社の模擬燃料集合体成型加工の内訳(どのタイプの燃料を、何体か)を明らかにされたい。
二十二 各社の成型加工はどの段階まで進んでいるのか。模擬燃料集合体が既に成型加工済みの場合、どこに保管されているのか。
二十三 前記三社から六ヶ所再処理工場へ模擬燃料集合体を輸送するにあたって必要な諸手続き(設計承認、容器承認、車両運搬確認)の申請及び許可は出されているのか。出されている場合、いつか。
二十四 前記三社から六ヶ所再処理工場への模擬燃料集合体の輸送費用は、どこが支払い、どのように会計処理されるのか。
二十五 輸送費を含む国内製劣化ウランの調達費用は六ヶ所再処理工場建設費に含まれるのか。そうでない場合、どのように会計処理されるのか。
以下、アクティブ試験について質問する。
二十六 アクティブ試験に使用される使用済み燃料について、その仕様(どの原子炉で使用された燃料か、集合体数、燃焼度、冷却年数)を、試験の段階に沿って明らかにされたい。それらは現在、どこで冷却されているのか。
以下、IAEA(国際原子力機関)保障措置協定、日米原子力協定、日仏原子力協定、日英原子力協定、日加原子力協定、日豪原子力協定について質問する。
二十七 六ヶ所再処理工場は、既にIAEAの保障措置下にあるのか。同機関と施設付属書に関する合意が成立しているのか。合意されている場合、いつ合意されたのか。その合意内容を明らかにされたい。
二十八 六ヶ所再処理工場におけるウラン試験とアクティブ試験については、日本が二国間原子力協定を結んでいる米国、フランス、英国、オーストラリア、カナダの同意は必要ないのか。必要な場合、いつ同意がなされたのか。
二十九 日米原子力協定では、六ヶ所再処理工場は付属書四に属する。付属書四に属する施設で、米国から供給された核物質を使用し再処理(ウランおよびアクティブ)試験をおこなうことは可能か。協定では米国が供給した核物質が付属書四に属する施設に置かれる、あるいは同施設で使用されるにあたっては、両国政府間での協議と取極めが必要としている。既に協議と取極めがなされている場合、協議内容、日本政府が満足のいく保障措置を実施することの確証、およびその確証に対する米国政府の承認、最終的な取極めと両国政府の合意のそれぞれについて、根拠となる文書の日付、概要等を明らかにされたい。
右質問する。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b159090.htm
平成十六年六月四日受領
答弁第九〇号
内閣衆質一五九第九〇号
平成十六年六月四日
内閣総理大臣 小泉純一郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員稲見哲男君提出青森県六ヶ所再処理工場の劣化ウラン試験運転に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員稲見哲男君提出青森県六ヶ所再処理工場の劣化ウラン試験運転に関する質問に対する答弁書
一について
核燃料サイクル開発機構(以下「サイクル機構」という。)人形峠環境技術センター(以下「センター」という。)及び日本原燃株式会社(以下「日本原燃」という。)六ヶ所ウラン濃縮工場(以下「原燃濃縮工場」という。)の劣化ウラン(ウラン二三五のウラン二三八に対する比率が天然ウランに係る当該比率の平均値に達しないウラン及びその化合物をいう。以下同じ。)の貯蔵量は、平成十五年十二月三十一日現在、それぞれ二千五百九十六トン・ウラン及び七千百七十三トン・ウランである。また、その他の施設に貯蔵された劣化ウランについては、その適正な管理に支障が生ずるおそれがあるため個別の施設ごとに貯蔵量をお示しすることは差し控えたいが、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和三十二年法律第百六十六号。以下「原子炉等規制法」という。)上の事業の区分に従って分類した施設の種別に、同日現在の劣化ウランの貯蔵量をお示しすれば、加工施設におけるものが九十五トン・ウラン、原子炉施設におけるものが二千十三トン・ウラン、再処理施設におけるものが二百五トン・ウラン、使用施設におけるものが二百二十三トン・ウランである。
二及び十四について
日本原燃から聴取したところ、使用済燃料の代わりに放射能の低い劣化ウランを通流させて日本原燃の六ヶ所再処理工場(以下「原燃再処理工場」という。)の機能及び性能を確認する試験運転(以下「本件ウラン試験」という。)に使用する劣化ウランの調達に係る事実経過は次のとおりであるとのことである。
日本原燃としては、本件ウラン試験に使用する劣化ウランの調達計画を平成十三年度に策定した際、原燃濃縮工場及びセンターに貯蔵されている劣化ウランの使用の可能性をまず検討した。しかしながら、原燃濃縮工場に貯蔵されている劣化ウランについては、これを工場から搬出するために必要な原子炉等規制法の規定に基づく許可の取得が本件ウラン試験を予定どおり実施するために必要な時期までに間に合わない見込みであると考え、その使用を断念した。また、センターに貯蔵されている劣化ウランについては、劣化ウランを貯蔵用のシリンダから輸送用のシリンダに移し替える作業に要する時間を踏まえて考えると、本件ウラン試験に必要な約五十三トン・ウランの劣化ウランすべてをセンターから調達することは困難であることが判明したため、期限までに納入可能な約二十七トン・ウランの劣化ウランのみをセンターから調達することとした。その後、約二トン・ウランの劣化ウランを三菱マテリアル株式会社から調達することができることとなったが、残りの約二十四トン・ウランの劣化ウランについては、国内において調達先が見つからなかったため、調達先を指定せずに三菱原子燃料株式会社(以下「三菱原燃」という。)に調達を委託したところ、三菱原燃がアメリカ合衆国(以下「米国」という。)から輸入することとしたものである。
三について
日本原燃から聴取したところ、本件ウラン試験で使用するウラン粉末については当該粉末に含まれるフッ素を一定量以下に抑える必要があり、海外を含めた調査の結果、そのような条件を満たすウラン粉末を製造できる設備を有する会社が三菱原燃のみであったため、三菱原燃の再転換設備を用いて米国から輸入した六フッ化ウランを八酸化三ウランに再転換することとしたとのことである。
四について
三菱原燃から聴取したところ、お尋ねの「本来の所有者」については、三菱原燃が劣化ウランを調達した「米国濃縮ウラン会社」から特定できないとの説明を受けており、また、三菱原燃が「米国濃縮ウラン会社」から調達した劣化ウランについて、「本来の所有者」が「米国濃縮ウラン会社」にその所有権を無償で譲渡したものか否かは承知していないとのことである。
五について
劣化ウランを含む核物質の輸入について、外国為替及び外国貿易法(昭和二十四年法律第二百二十八号。以下「外為法」という。)第五十二条の規定に基づく輸入の承認を行う際には、輸入する核物質の国内における使用等に必要な原子炉等規制法の規定に基づく許可等がなされているかなどについて審査を行っているところであるが、「劣化ウランが軍事目的の濃縮工程で発生したもの」か否かは審査項目としておらず、お尋ねの三菱原燃が調達した劣化ウランについても、軍事目的の濃縮工程で発生したものか否かは承知していない。
六について
御指摘の米国原子力規制委員会(NRC)の資料を特定することができないことなどから、お尋ねの「事業者が必要とする純度」について正確にお答えすることは困難であるが、三菱原燃から聴取したところ、「米国濃縮ウラン会社」から劣化ウランを調達する際、使用済燃料の再処理によって回収されるウランには核分裂生成物などの不純物が含まれているため、そのようなウランではなく天然ウランを濃縮することに伴って発生した劣化ウランを納入することを契約上の条件にしたとのことである。
七について
三菱原燃は、米国商社を通じて「米国濃縮ウラン会社」から御指摘の劣化ウランを調達しているが、有償であるか無償であるかを含め、その価格については、三菱原燃等の正当な利益を害するおそれがあるため、答弁を差し控えたい。
八、九、十九、二十四及び二十五について
日本原燃から聴取したところ、お尋ねの輸送に係る費用については、劣化ウランの調達費用の一部として、日本原燃が、ウラン粉末及び模擬燃料集合体を日本原燃に納入する三菱原燃並びに模擬燃料集合体を日本原燃に納入する株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(以下「GNFJ」という。)及び原子燃料工業株式会社(以下「原燃工」という。)に支払うこととなっており、また、当該調達費用は、会計上、再処理施設建設工事費として処理されるとのことである。
また、三菱原燃から聴取したところ、お尋ねの「輸送にかかわる全費用」の額については、商業上の秘密であるため、回答は差し控えたいとのことであり、政府としてもその額は承知していない。
十について
お尋ねの米国製劣化ウランの輸入、海上輸送及び国内陸上輸送について、関係する法令の規定に基づき必要とされる手続並びに当該手続に係る申請等がされた日及び許可等をした日は別表第一のとおりである。
十一について
三菱原燃から聴取したところ、お尋ねの米国製劣化ウランについては、約二十四トン・ウランの劣化ウランを製品として日本原燃に納入するため、歩留まりを考慮して約二十六トン・ウランの六フッ化ウランを輸入したところであるが、そのうち、本年四月三十日現在で酸化ウラン粉末への再転換を終了している約二十二トン・ウランの劣化ウランについては、茨城県那珂郡東海村に所在する三菱原燃の貯蔵施設に保管しており、残りの約四トン・ウランの劣化ウランについては、茨城県那珂郡東海村に所在する三菱原燃の再転換施設において本年六月中旬に再転換を終了する予定で再転換の作業を進めているところであるとのことである。
十二について
日本原燃から聴取したところ、お尋ねの米国製劣化ウランについては、酸化ウラン粉末の形態で原燃再処理工場に搬入した後、硝酸により溶解し、ウラン溶液として使用することとなるとのことである。
また、「日本原燃株式会社再処理施設の試験運転に係る対応について」(平成十四年八月三十日付け通達平成十四・八・〇九原院第一号)に基づき、本年三月十七日に日本原燃から経済産業省原子力安全・保安院に提出された「再処理施設ウラン試験計画書」によれば、当該ウラン溶液は、再処理施設の分離施設、精製施設及び脱硝施設における機能及び性能の確認のために使用するとのことである。
十三について
サイクル機構は、センターに保管されている劣化ウランを搬出するために必要な行為に係る原子炉等規制法の規定に基づく許可を既に受けていたため、今般、お尋ねの劣化ウランを搬出するに当たり、改めて、原子炉等規制法の規定に基づく許可を受ける必要はなかったところである。
十五について
サイクル機構から聴取したところ、センターに貯蔵されていた劣化ウランの所有者はサイクル機構であったが、その一部は、サイクル機構と電力会社との間のウラン濃縮に係る契約に基づき、電力会社から無償で譲渡されたものであり、残りは、サイクル機構の研究活動の過程において生じたものであるとのことである。
また、三菱原燃がサイクル機構から調達した劣化ウランの価格については、有償であるか無償であるかを含め、三菱原燃の正当な利益を害するおそれなどがあるため、答弁を差し控えたい。
十六について
サイクル機構から聴取したところ、お尋ねの「劣化ウランの詰め替え作業」は、平成十四年六月六日に開始し、平成十五年三月二日に終了しており、三菱原燃がサイクル機構に対してその費用を支払ったとのことである。
また、日本原燃から聴取したところ、当該費用については、劣化ウランの調達費用の一部として、今後日本原燃が三菱原燃に支払うことになっているとのことである。
十七について
日本原燃から聴取したところ、お尋ねの「同センターが六ヶ所再処理工場に供給するウラン試験用劣化六フッ化ウラン」は、茨城県那珂郡東海村に所在する三菱原燃の再転換施設において再転換されたとのことである。
お尋ねのセンターから当該加工施設への輸送について、関係する法令の規定に基づき必要とされる手続並びに当該手続に係る申請等がされた日及び許可等をした日は別表第二のとおりである。
十八及び二十三について
日本原燃から聴取したところ、「再転換先から燃料成形加工先」及び燃料加工「三社から六ヶ所再処理工場」へ輸送する核燃料物質は、劣化ウランに係る二酸化ウランであるとのことであり、原子炉等規制法等関係する法令の規定上、当該輸送については特段の手続は要しないこととされている。
二十及び二十二について
日本原燃から聴取したところ、お尋ねの「同センターから供給された劣化ウラン」については、模擬燃料集合体への成型加工をすべて終了し、現在は、茨城県那珂郡東海村に所在する三菱原燃の貯蔵施設、神奈川県横須賀市に所在するGNFJの久里浜工場の貯蔵施設及び大阪府泉南郡熊取町に所在する原燃工の熊取事業所の貯蔵施設において保管されているとのことである。
二十一について
日本原燃から聴取したところ、日本原燃は、GNFJと沸騰水型原子力発電所用燃料と同型の模擬燃料集合体五十九体、原燃工と加圧水型原子力発電所用燃料と同型の模擬燃料集合体二体及び三菱原燃の親会社である三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」という。)と加圧水型原子力発電所用燃料と同型の模擬燃料集合体四十六体の成型加工契約を締結したところであり、また、三菱重工は、当該模擬燃料集合体四十六体の成型加工を三菱原燃に委託しているとのことである。
二十六について
「日本原燃株式会社再処理施設の試験運転に係る対応について」に基づき、本年三月十七日に日本原燃から経済産業省原子力安全・保安院に日本原燃から提出された「再処理施設試験運転全体計画書」によれば、使用済燃料を用いて原燃再処理工場の生産性能及び安全性能が設計どおりであることを確認する試験運転(以下「本件アクティブ試験」という。)で使用する使用済燃料の集合体の数は、沸騰水型原子力発電所で使用された使用済燃料が約千二百五十体、加圧水型原子力発電所で使用された使用済燃料が約四百六十体であるとのことである。
また、日本原燃から聴取したところ、どの原子炉で使用された燃料を用いるかなど集合体の数以外のお尋ねの事項については、現在検討中であるとのことである。
二十七について
お尋ねの「IAEAの保障措置下にあるのか」という点については、特定の施設がいかなる条件を満たせば国際原子力機関(以下「IAEA」という。)の保障措置下にあることになるのかにつき我が国政府とIAEAとの間で合意された明確な定義があるわけではないが、原燃再処理工場に係る施設附属書については、平成十六年一月十九日付けで合意済みであり、原燃再処理工場に対する査察等の具体的な保障措置活動は既に実施されている。
施設附属書には施設の設計情報、適用される保障措置の態様等が詳細に記述されており、公にすることにより、日本原燃の正当な利益を害し、また、IAEAによる保障措置の円滑な実施を妨げるおそれがあることなどから、その内容について答弁することは差し控えたい。
二十八について
お尋ねの原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定(昭和六十三年条約第五号。以下「日米協定」という。)、原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とフランス共和国政府との間の協定(昭和四十七年条約第九号。以下「日仏協定」という。)、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定(平成十年条約第十三号。以下「日英協定」という。)、原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とオーストラリア政府との間の協定(昭和五十七年条約第十三号。以下「日豪協定」という。)並びに原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とカナダ政府との間の協定(昭和三十五年条約第八号。以下「日加協定」という。)のうち、日仏協定及び日英協定には、再処理の実施に係る規定は存在しないが、日米協定、日豪協定及び日加協定には、再処理の実施に係る規定が存在するため、これらの規定と本件ウラン試験との関係について検討する必要がある。しかしながら、本件ウラン試験は使用済燃料ではなく劣化ウランから成る模擬燃料を用いて行われる試験であって、一般に、使用済燃料を用いてプルトニウム等を使用の目的で抽出することと認識されている再処理には該当しないと解され、また、日米協定、日仏協定、日英協定、日豪協定及び日加協定(以下「日米協定等」という。)の再処理に係る規定以外の規定であってこの試験を規律するものも見当たらないことから、日米協定等上、本件ウラン試験を行うに当たって、日米協定等の相手国の同意を得る必要はないと考えている。
また、使用済燃料を用いて行われる本件アクティブ試験に係るお尋ねの事項については、次のとおりである。
日米協定第五条1においては、日米協定に基づいて移転された核物質等は両当事国政府が合意する場合には再処理することができる旨が規定されており、かかる規定を踏まえ、「原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定第十一条に基づく両国政府の間の実施取極」(以下「日米取極」という。)第一条1(a)及び同条1(a)(i)においては、両当事国政府が日米取極の附属書一に掲げる施設において日米協定に基づいて移転された核物質等の再処理を行うことにつき合意する旨が規定されている。原燃再処理工場は、これまで日米取極の附属書四に掲げられてきたが、日米取極第二条2の規定に従って、平成十六年三月十七日付けで我が国政府から文書による通告を行い、同日付けで米国政府から文書による受領通知を受領したことにより、原燃再処理工場は附属書四から削除され、同附属書一に追加されている。これにより、本件アクティブ試験を行うことが日米協定上可能になったものと考えている。
日豪協定においては、本件アクティブ試験を行うためには、原燃再処理工場が日豪協定の附属書Bに基づく実施取極(以下「日豪取極」という。)に添付されている「日本国の核燃料サイクル計画」六(a)に掲げられていることが必要であるが、現在、原燃再処理工場は「日本国の核燃料サイクル計画」六(a)には掲げられていないため、今後、日豪取極Ⅲ1の規定に従い、原燃再処理工場を「日本国の核燃料サイクル計画」六(a)に追加するために必要な通告を行うこととしている。
日加協定においては、本件アクティブ試験を行うためには、原燃再処理工場が「改正後の原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とカナダ政府との間の協定第三条1及び2の実施に関する日本国政府とカナダ政府との間の交換公文」(以下「日加取極」という。)第二部3(a)に規定される「現在の及び予定中の日本国の原子力計画」9(1)1)に掲げられていることが必要であるが、現在、原燃再処理工場は「現在の及び予定中の日本国の原子力計画」9(1)1)には掲げられていないため、今後、日加取極第二部3の規定に従い、原燃再処理工場を「現在の及び予定中の日本国の原子力計画」9(1)1)に追加するために必要な手続を行うこととしている。
日仏協定及び日英協定については、再処理の実施に関する規定が存在しないため、本件アクティブ試験を行うに当たって、協定の相手国の同意を得る必要はないと考えている。
二十九について
二十八についてで述べたとおり、原燃再処理工場については、日米取極の附属書四から削除され、同附属書一に追加されているところである。
なお、日米協定には、「米国が供給した核物質が付属書四に属する施設に置かれる、あるいは同施設で使用されるにあたっては、両国政府間での協議と取極めが必要」である旨を定めた規定は存在しない。
〔写真〕三井化学岩国大竹工場の事故前の空撮写真
233 名前: グリーゼ581c(WiMAX)[]
投稿日:2012/04/22(日) 18:15:30.98 ID:kEN0ypsp0
三井化学工場の航空写真
http://i2.upup.be/OQPAzRNaDW
Aと記してあるピンドロが今回の爆発地点。緑線で囲んでるのが化学工場内、赤線で囲んでるのが放射性廃棄物劣化ウランの貯蔵庫だと推測してみた。報道では爆発地点から貯蔵庫までは400m離れていると言ってた。
238 名前: ダークマター(広島県)[sage]
投稿日:2012/04/22(日) 18:20:52.68 ID:1iQsyane0 [3/3]
500m離れた民家の窓とか割れてたり、ドア壊れてるの見ると厳重管理されてるとは言え
400mで無傷なのかは不安だな
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