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2013年4月2日火曜日

〔仮説〕原発事故後2年の福島でチェルノブイリを超える小児甲状腺ガンが多発している理由


387 名前:地震雷火事名無し(新疆ウイグル自治区)
投稿日:2013/04/02(火) 00:43:49.42 ID:EZ6PDYfM0

論点は、なぜ福島で甲状腺ガンが多発しているかではなく、「事故後2年」でなぜチェルノブイリを超える甲状腺ガンが生まれているかだ。

この点についていくつかの答えがある。

(1)甲状腺癌の原因は、事故当初の半減期が短い核種による被曝が関係している。ヨウ素131が代表とされるが、じつは短期核種は無数にある(キセノン、クリプトン、テルル131・132など)。これら様々な短期核種が甲状腺癌を引き起こすことは専門家の間で指摘されている。

Chernobyl Shadow: Health Consequences of Chernboyl Nuclear Disaster

(日本語)
(注:PDF)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf


(2)ヨウ素についてはチェルノブイリよりも放出比が高い。ソ連政府の発表では対セシウム比では、ヨウ素比率は1対1(それぞれ放出量の20%)、日本政府の発表(原子力規制庁)では10対1で、比率では福島事故の方がヨウ素放出量は大きい。
(ソ連報告はヨウ素比率が過小評価である可能性もあるが、それは日本政府だって同じ) 

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JH9604A.html
(今中哲二)


(3)他の短期核種は、キセノン130やクリプトンがチェルノブイリ比の2倍~5倍も環境に放出されている(ガンダーセンやストール、バズビーが指摘していたが、オーストラリア気象庁が最近になってこの見解を公式に認めた)。希ガスは臓器蓄積はしないが、照射力は強く、強烈な外部被ばくをもたらす。
(注:PDF)
http://www.zamg.at/docs/aktuell/20111021_fukushima_review.pdf


(4)最近になって、福島の事故シナリオを覆すような報告がされている。格納容器への注水の9割が漏洩しており、12日以上も炉心が空焚き状態にあり、「格納容器の破損した部分から蒸気とともに放射性物質が大量に出ていた」(東北大学円山教授)と指摘されている。つまり、東電や政府のヨウ素放出推計が大幅に訂正される可能性が出てきた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130331t63008.htm
(河北新報)


事故後2年でチェルノブイリを超える小児甲状腺ガンが多発している理由は、これから福島の事故解析がさらに行われればより一層はっきりする