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2014年11月4日火曜日

東日本大震災で被災した子供は「喘息(ぜんそく)発症率」が約2倍、皮膚炎も増加

☆被災児、ぜんそく発症2倍…仮設生活影響か
(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141104-00050081-yom-soci

https://web.archive.org/web/20141104120407/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141104-00050081-yom-soci

東日本大震災で被災した子供のうち6・3%の子供がぜんそくを発症し、被災していない子供の発症率3・3%を大きく上回っていることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。

アトピー性皮膚炎の割合も高く、研究班は震災後の住環境の変化が影響している可能性があるとして分析を進めている。


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《ヤブロコフ報告書より》


☆首都圏で手足口病・マイコプラズマ肺炎が激増している背景-放射能で微生物生態系が「沸騰」し、B・C型肝炎も劇症化へ
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/717.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 10 月 24 日


国立感染症HPの情報によると、手足口病・マイコプラズマ肺炎等の感染症が過去10年で激増している。この理由をヤブロコフ「チェルノブイリ」
(注:PDF)
http://www.tucradio.org/Yablokov_Chernobylbook.pdf
から考えてみよう。

(略)

癌だけでなく、他の多くの病気が、ウイルスとバクテリアと結び付けられる。放射能に誘発された人間の微生物相における病理学上の変化は、バクテリアとウイルス起源の感染症や炎症性の病気そして様々な妊娠の病理にかかりやすい程度を上昇させ得る-そういった感染症および炎症性の病気には、インフルエンザ・慢性の腸の病気・腎盂腎炎・膀胱炎・膣炎・結腸粘膜炎・

喘息・皮膚炎

・虚血性心疾患)。




☆チェルノブイリエイズ―汚染エリアの子供はCs-137で胸腺が破壊されてリンパ球T細胞がない状態(免疫不全)
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/115.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 11 月 01 日

上記の症状を考えるために、ヤブロコフ『チェルノブイリ』の5.4 Immune system diseasesを読んでみよう。そうすると、免疫システムが破壊され、「チェルノブイリエイズ」と呼ばれる状況が出現している。

(略)

5.4.3 Russia

(8) 掃除人の10-13才の子供達全てで、あらゆる種類のリンパ球の絶対数が低下し、それはこれらの子供達の細胞免疫が絶対的そして相対的に欠陥を抱えていることを示していた。

臨床上は以下のような感染症が広がっていた―

急性の呼吸器感染症・肺炎・

耳炎・

気管支炎・

粘液膜と皮膚の化膿性感染症。

別の集団を調べたところ、好塩基球の活動は高まり、ヘルパーT細胞の数も上昇し、細胞免疫の程度は上昇していた。


この集団の臨床像は、アレルギー、花粉に対して敏感(花粉症)、

喘息性の気管支炎・

食べ物に対するアレルギーであった。




☆脱毛症・乾癬といった皮膚疾患の増加-ヤブロコフ『チェルノブイリ』5.10節 Skin Diseases
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/325.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 11 月 10 日


みんなのカルテの子供板によれば、低線量被爆の症状として、「とびひ」が再発するといった皮膚疾患も目につく。特に、生えてくる爪が変形したり、細かい赤い発疹ができたりするようだ(例年にはない、かゆみを訴える症状も散見される)。

また、アトピーも悪化している。内部被爆によって副腎が本格的に傷つけば、アトピーや喘息はひどく悪化するだろう。

以下のチェルノブイリの症例では、免疫が低下したため、乾癬などの感染症にもかかりやすくなっているし、汚染がひどいエリアの子供は髪の毛が抜けて脱毛症になってしまっている。

(略)

5.10 Skin Diseases

皮膚の病気は、外部からの刺激物を反映しているだけでなく、体内への吸収された有機/無機の作用物質の諸効果と内部器官の病気をも反映している。複数の機能をもった多層の器官である皮膚は、表皮・真皮・様々な細胞―爪や髪を形作る角質/メラニン色素を含む-そして皮脂腺・汗腺、から構成されるものである。皮膚には神経と血管が豊富に通っている。それゆえ、皮膚と皮下組織すべてが、以下で引用する研究で論証されているように、血管と他の体内組織への内部のダメージを反映している。



5.10.1 Belarus

(1)1994年までにひどく汚染されたエリアの全てにおいて、子供達の間で皮下組織の病気が増大した。

(2)様々なタイプの脱毛症で病院に担ぎ込まれた子供とティーンネイジャー69人の内、70%以上がひどく汚染されたエリアの出身であった。

(3)Brest州Luninets区域のSenkevichi村では、子供の皮膚疾患および皮下組織の疾患の発生率は、2000-2005年で1.7倍に増えた。

(4)1986年から1996年 にかけて、Cs-137による汚染レベルが15-40Ci/km2であるゴメリ州のkormyanskおよびChechrsk区域で検査された子供4598人の内、皮膚疾患の発生率は、低汚染エリアと比べて有意に高かった。

(5)破局時に0才から4才だった子供達の間における皮膚疾患の発生率は、5-15Ci/km2の汚染エリアと比べて、15-40Ci/km2の汚染エリアの方が有意に高かった。

(6)破局からの9年間では、皮膚および皮下組織の罹病率が最も高かったのは1993年だった。



5.10.2 Ukraine

(1)1988-1999年にひどく汚染されたエリアに住んでいる避難民の間では、低汚染エリアと比べて皮膚疾患が4倍以上であった。



5.10.3 Russia

(1)汚染エリアの学校に行く前の子供達では、破局前と比べて、滲出性体質(皮膚や粘膜が過敏で、湿疹や呼吸器・消化器などの炎症を起こしやすい)が4倍以上頻繁に見られた。
(訳注:顆粒球過剰、あるいは/また、副腎ホルモンの分泌過少)

(2)1995から1998年にかけて、州平均そしてロシア平均と比べて、ひどく汚染されたエリアでは、子供達における総体的そして原発性の皮膚疾患の発生率が、著しく上昇した。

(3)Bryansk州のGordeevka―ここは最も汚染された区域の一つである―にいる子供達とティーンネイジャーの60%に皮膚科学上の病理が発見された。

(5) 掃除人に関していうと、皮膚および皮下組織の病気の発生率は、破局後6年にわたって増加し、1992年には1986年の水準を16倍超過した(表5.64)。

表5.64:1986年46人、1987年160人、1988年365人、1989年556人、1990年686人、1991年747人、1992年756人、1993年726人


(6)掃除人の間では、表皮の角質層と細胞小器官層が薄くなり、内皮の膨張、リンパ系の炎症性浸潤、小動脈の炎症も見られた。そういった症状は、放射能の程度と相関していた。

(7)破局後、乾癬にかかった掃除人の97%では、乾癬に付随して、中枢神経の機能不全および胃腸の不調が見られた。


チェルノブイリ後、子供と掃除人において皮膚と皮下組織の疾患が増加したことは疑い得ない。



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