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2013年12月3日火曜日

【ズバートフ主義】自民党の石破茂幹事長が「ルールに沿ったデモ」は容認・歓迎する意向

☆ルールに沿ったデモ「むしろ望ましい」 石破幹事長
(朝日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000017-asahi-pol

https://web.archive.org/web/20131203081107/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000017-asahi-pol

自民党の石破茂幹事長は3日、国会内で記者会見し、ブログで市民のデモを「テロ」に例えた問題について、「(デモが)ルールに基づくものである限り民主主義にとってむしろ望ましい」と述べた。



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ズバートフ主義~zubatovshchina

http://kotobank.jp/word/%E3%82%BA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E4%B8%BB%E7%BE%A9

20世紀初頭のロシアで労働問題に関連してとられた政策。具体的には,当時の高揚した労働運動を弾圧のみでは押さえきれないとみた治安当局が,保安部の監視の下で一定の合法化された労働者活動を許し,それによって労働者の急進化を阻止し,体制側にひきつけようとした動きをいい,モスクワ保安部長官ズバートフSergei V.Zubatovの発案になるのでこの名で呼ばれた。1901年,モスクワで最初の官製組合がつくられ,以後ミンスク,キエフなどにもつくられた。


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Zubatovshchina
http://encyclopedia2.thefreedictionary.com/Zubatovshchina

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アルルの男・ヒロシ
https://twitter.com/bilderberg54/status/232811249027661824
20世紀初頭のロシアでロマノフ王朝が労働運動の政治化を食い止めるためにズバトフというおっさんを使って、「御用団体」を作らせた運動だったが、レーニンの予測通り、それは一般労働者の政治参加を促して結局やぶ蛇になりましたという内容みたいですね。


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【論文】
ズバートフシチナ : ロシアの警察的組合主義
Zubatovshchina : The Russian Police Trade Unionism

山縣 弘志

駒澤大学経済学部


駒澤大學經済學部研究紀要 34, 1-112, 1976-03

http://ci.nii.ac.jp/els/110007015109.pdf?id=ART0008935223&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1344344672&cp=


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06 :名無し三等兵:2010/10/17(日) 12:46:31

帝政時代のズバートフの警察社会主義(警察のスパイを穏健派の指導者に仕立てて社会主義運動をコントロール)も、過激派についていけない普通の労働者を大衆運動に引き込んで逆に社会主義運動を盛り上げてしまったらしいからね。



http://www11.atpages.jp/te04811jp/page1-1-4-12.htm

ズバートフは、労働者の運動をなくすには、彼らを扇動するインテリと労働者を切り離し、政府が派遣したスパイ労働者を使って政府御用労働組合を作り、政府と労働組合の両者でシャンシャンとことを運べば、労働者と政府の軋轢は穏健に解決すると考えたようです。ところが、この「警察社会主義」は、むしろせっかく作った組合に社会民主主義者が潜入しストの拠点と化してしまったりしてやっぱりうまくいきませんでした。

こういうわけで、ズバートフは内相プレーヴェによって追放されてしまいました。



☆血の日曜日事件 (1905年)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9B%9C%E6%97%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(1905%E5%B9%B4)

1905年1月9日は日曜日で、請願行進はガポン神父に主導された。ガポンはロシア正教会の司祭であると同時に、国家秘密警察の給与を受ける工作員であったともいわれている。

(略)

当局は軍隊を動員してデモ隊を中心街へ入れない方針であったが、余りの人数の多さに成功せず、軍隊は各地で非武装のデモ隊に発砲した。

(略)

ガポンが事件以前から組織していた労働者の集会は即日解散させられ、ガポンは直ちにロシアを離れた。



☆ゲオルギー・ガポン

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%B3%E7%A5%9E%E7%88%B6

ガポン神父はサンクトペテルブルクの労働者を集め、労働者組織を作り上げた。組織の目的は産業革命が始まりつつあったロシアの労働者の権利を保護し、モラルと信心を高める事にあった。組織は規模を急拡大させ、12の支部に8,000名の構成員を数るまでになった。
(脚注:これらのガポン神父の活動にはロシアの秘密警察オフラーナの資金が用いられていたと言われている。)

(略)

1905年1月22日(ユリウス暦1月9日)前日のゼネラル・ストライキに続き、ガポン神父の組織した労働者たちが冬宮にいるニコライ2世への嘆願を目的にペテルブルクの大通りでデモを行っていた。この列に警備部隊が発砲し、数千人の犠牲者がでた。


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《司馬遼太郎「坂の上の雲」より》

http://kataribedoujinn.at.webry.info/200904/article_935.html

開明家ウィッテは、この朝、請願デモが通るのを、窓から目撃している。ウィッテのガポン観は、「官製労働組合の指導者」というだけのことであった。

この官製労働組合は、労働者からインテリをきりはなす目的をもってつくられたものだが、ウィッテは、「そういうものがうまくゆくはずがない」と、結成早々から予言していた。

容器をつくった者が警察であったとしても、すでに革命気運という雨が降りつづけている以上、そこに盛られてゆくものは雨であることにかわりがない、というものであった。

官製労働組合は自然のいきおいとして革命化してゆくであろうとみていた。


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▼世界の労働運動の歴史~ズバトフ労働組合(ロシア)▼

http://www.mcg-j.org/mcgtext/sekaino/sekaino.htm

このような“違法”な労働組合の活動、ストライキに対してツアーリ専制政府のとった第一の対応が警察、軍隊等の暴力装置による強権的な弾圧であったことは言うまでもない。

だが頑迷なツアーリ反動政権と言えども、単なるムチだけでは労働者を抑え込むことが出来ないことを知らされたのだ。実際、失業や賃金の切り下げが餓死状態に直結する当時のロシア労働者は、闘うことなくして生きる途がなかったのである。

専制政府が打った手は上からの労働者の組織化である。それまで社会主義政党は勿論のこと、ストライキや労働組合は非合法であった。非合法であろうとも、労働組合は社民党の協力の下、強固な闘いを展開していた。ツアーリ官憲はこの急進的、革命的組合活動を抑え込むためにまず組合指導部から急進派、社会主義派を追放しようとしたのである。元々非合法の組合に“追放令”を出した所で何の意味もない。戦闘的指導部と労働者大衆を切り離し、大衆に一定の幻想を与え、“穏健な”活動に留めるには官製の労働組合が不可欠である。権力の側が労働者を囲い込むために“労働組合”を組織するのである。こうした組合はその後ズバトフ型労働組合と呼ばれるようになったが、その由来は、ロシアの憲兵大佐スバトフが創始者であったからである。1905年の革命の発端となった血の日曜日事件の“主役”坊主ガボンが組織したペテルブルク工場労働者協会もこうした組織の一つであった。


☆Sergei Vasilyevich Zubatov
(官製労働組合の組織化による帝政ロシア労働者の懐柔・囲い込みに邁進していた保安部長官セルゲイ・ズバートフ)

http://en.wikipedia.org/wiki/Sergei_Vasilyevich_Zubatov

Zubatov was a member of the revolutionary movement in his teens, but soon he became dissatisfied with revolutionaries and was easily persuaded to become an informant of the Moscow security Okhrana bureau. Unmasked as an informant in 1888, he started his official service in the agency in 1889 and gradually rose to head the Moscow office in 1896.


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