ページ

2013年2月26日火曜日

〔被曝メモ〕小児甲状腺癌の約4割は発見された段階で既に「転移」している


321 名前:地震雷火事名無し(愛知県)
投稿日:2013/02/25(月) 18:56:43.08 ID:Ga+lbN+a0

山下俊一
「大人と異なって小児甲状腺がんの約4割には、この小さい段階(1センチ以下や数ミリの結節)で結節が見つかっても、既に局所のリンパ節に転移がある」
日本臨床内科医会会誌 第23巻第5号 2009年(平成21)年3月


http://einstein2011.blog.fc2.com/blog-entry-570.html
【重要】山下俊一 
同時に、大人と異なり、小児甲状腺がんの約4割は、この小さい段階(超音波で甲状腺結節を見つけて、1センチ以下、数ミリの結節の事)でみつけてもすでに局所のリンパ節に転移があります。
(2009年3月)



《備考》

Health Effects of Chernobyl
25 years after the reactor catastrophe
チェルノブイリの恐ろしい健康被害
原子炉大惨事から25年の記録

http://isinokai.churaumi.me/2012/03/07/chapter5/

WHOの専門家であるキ-ス・バヴェルストックによれば、事故からがんが増加するまでの時間が「驚くほど短かった」。しかも、発症したベラル-シの子どもたちではがんの増殖スピ-ドが予測以上に速く、そして全身に転移した。

(略)

甲状腺がんを発症した大多数の子どもは事故当時6才未満で、更にその半数以上は4才未満であった。ベラル-シでは0~14才の小児甲状腺がんの発症率は1995年がピ-クであった(図3)。小児甲状腺がんの増殖スピ-ドが速く他の臓器、特に肺への転移をきたしやすいことが明らかになった。このことは事故後早い時期に判明した。こうした症例はほとんどが甲状腺乳頭がんであった。

(略)

ベラル-シの子どもで甲状腺がんの悪性度が高いことは、その転移の速さから明らかである。TNM分類でステ-ジpT1(訳注:悪性腫瘍の病期分類に用いられる指標の1つ)に分類される初期のがん-甲状腺の片葉のみに直径10mm以下の結節が1個-であっても、その43%が所属リンパ節に転移し、3%が他臓器へ転移した)。