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2012年4月16日月曜日

〔町長選〕高浜原発の地元・高浜町は歳入の6割が「原発マネー」


☆原発頼み町財政 危機感 高浜町長選あす告示 (読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120415-OYT8T00823.htm

http://backupurl.com/9tqg91

高浜町では2012年度の一般会計当初予算の歳入約70億8000万円のうち、原発関連交付金や固定資産税などの原発マネーが6割を占める。このうち、電源立地地域対策交付金約15億3000万円の約6割は清掃センター運営費や人件費などの経常経費に充てられ、原発なしでは町の運営が成り立たない状況になっている。




《週刊現代「高浜原発プルサーマルに反対する高浜町長を殺せ」》

週刊現代(2008年3月29日と4月5日号)
http://jmt.jugem.jp/?eid=1040
(当時の中吊り広告)


http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_335.htm
          
 K氏が高浜原発の副所長という立場でプルサーマル計画の早期再開を実現させれば、役員への出世の通が開ける。だが、関電の威信を懸けて早期再開に固執するK氏の前に、立ちはだかる人物がいた。高浜町長の今井理一氏である。                                                                   
 今井氏は79年から96年まで高浜町議を務めた後、96年に高浜町長選に立候補して初当選。関電がプルサーマル計画に着手した当時から町長を務め、計画の当初から町長として同計画の受け入れを表明していた。     
                                   
 だがこのとき、英国の核燃料メーカーのデータ捏造(ねつぞう)に不信感を抱いた今井町長は、プルサーマル計画の見直しを求めた。原発事業は、地元自治体の受け入れ承認が必須である。その自治体の長である者が受け入れを拒否すれば、事業の続行はまずできない。K氏は、次第に今井町長を目の敵(かたき)にするようになったという。                
                                   
 そして、その今井町長が00年4月に再選された。加藤氏が当時の様子をこう回想する。                            
                                   
 「この頃から、Kは原発内で顔を合わせばいつも『あの町長さえおらんかったら、すぐにでも(プルサーマル計画を)始められるんやがな』と〝町長暗殺″を仄(ほの)めかすようになりました。              
                                   
 Kの口癖は、『ワシはここ高浜原発の最高責任者や。そのワシには関電という大きなバックがおるんや』『ワシらを誰やと思うとるねん、関電やでぇ』でした。実際、高浜原発内では、Kは〝原発の天皇″と言われていましたからね」                                
                                   
 K氏は関電という権力を背景に、高浜で豪腕を振るうようになっていた。K氏に敵視された、当の今井町長が「彼の横暴は目に余るものだった」と語る。                                 
                                   
 「Kが高浜原発の副所長だった00年~01年頃、複数の町議が『関電の仕事がKの息の掛かった町議が経営する会社ばかりに集中している』と訴えてきたんです。『Kの機嫌を損ねたら(他社には)仕事が入ってこない』と。特定の業者との癒着を聞いてしまった以上、何らかの対策を打たなければなりません。私は関電本社の上層部に『Kには原発業務に関わる業者の選定などについて不透明な点が多々あり、地元行政の長として看過できない。Kを私の目の前から消してくれ』と申し入れました」 



http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_336.htm

 この頃からK氏は明確に〝暗殺指令″を下し始めたという。加藤氏が語る。
                                   
 「若狭支社に異動になったKは、03年に初当選したある(高浜)町議の経営する鉄工所内に仕立てた特別室に頻紫に出入りするようになりました。Kはそこにワシらを呼び、『これは特殊任務や。あいつだけは絶対に許せん。あいつがおったら高浜原発はやがてはなくなってしまうかもしれん。そやから、あんたらで町長を殺ってくれんか』と深刻な顔で言いだしたのです。今井町長が3選を果たした04年以降、何度も何度もワシらに『町長、はよ(早く)殺れや』と言うようになったのです」              
                                   
 K氏が〝町長暗殺″のために目を付けたのが、高浜原発の警備のために飼育していた猛犬だった。矢竹氏はこう語る。               
                                   
 「犬のトレーナーでもあるワシにこう言いよったんです。『(町長を殺す 
のに)犬を使えばええやないか!犬はあんたの言うことならなんでも聞くやろ。犬で町長、殺ってくれ!』。冗談言うなと思いましたけど、Kは本気やった。また、『そうせんと、これから警備の仕事でけへんなるで。ワシの裁量ひとつであんたら干すこともできるんやで』とも言いました。そう言われたら、ワシも真剣に考えましたわ・・・」                
                                   
 K氏は、異常な指令を命じるため、加藤氏や矢竹氏にこのような圧力をかけたという。                             
                                   
 「犬の警備事業を他の原発にも順次拡大させていく、という条件を出してきたのです。彼はそれを『水平展開』と言っていました。その言葉を切り札のように使って、ワシらに町長を殺させるよう煽(あお)ってきたんです」(加藤氏)                              
                                   
 高浜原発の警備犬事業を、大飯や美浜にある原発にも広げるとK氏は提案したのである。そして「町長を殺さなければ『水平展開』はない」と脅(おど)したのだった。矢竹氏はこの言葉を真に受けてしまう。        
                                   
 「何度も何度も『殺せ』と言われて、今から考えると、『自分でも頭がおかしくなってたんやな』と思います。本当にやらねば、と思うようになっていったんです。本気で町長殺ったろうと。そんだけ、気持ちが追い込まれとったんです。そんで『犬を使うなんてまどろっこしい。ワシがやれば、一番早い』と思って、数日間、町長つけ回したこともありました。町長が行きそうな飲み屋の前で待っていたこともあります。幸いなことに、町長と鉢合わせする機会がなくて、未遂に終わりましたが、あまりのストレスで頭にはハゲができ、家庭も不仲になってしまいました・・・」           


http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_337.htm
                    
K氏の「悪魔の囁き」に意を決した矢竹氏は「標的」を求めて高浜町を彷徨(さまよ)った。                          
                                   
「ワシは高浜での町長の動向を調べて、数日間一人で張り込んだんです。ある時は警備の仕事を抜け出して、ある時は仕事が終わった後の明け方に・・・。いつも、木刀を車の助手席に置き、すぐに飛び出せるように目を光らせていました。                                                               
結局、幸いなことに町長と対面することはありませんでした。もし、誰もいないところで、パッと鉢合わせするようなことがあったら、間違いなく殺っとったでしょう・・・」   



http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_338.htm

関電の執行役員が、K氏による〝町長暗殺計画″を認めていたというのだ。矢竹氏が事の経緯を解鋭する。                    
                                   
 「ワシは06年7月中旬に、福井県美浜町にある関電の原子力事業本部を訪ねて、執行役員と面会し、直談判に及びました」                                               
 その場に立ち会った関電側の人間は、原子力事業本部に所属する執行役員のA氏と部長2名だった。            
                                   
 「A執行役員に、Kの〝暗殺指令〟について、洗いざらいぶちまけたんです。そのうえで、「ワシらの本業である警備犬事業が結局、Kによってまったく違った方向に行ってしまい、尻すぼみになったことを会社として認めて、謝罪して下さい』とお願いしました」  

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