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2014年7月2日水曜日

〔集団的自衛権〕ドイツ紙「日本は平和憲法を放棄した」

Abes Abkehr vom Pazifismus

http://www.faz.net/aktuell/politik/ausland/asien/japan-protestiert-abes-abkehr-vom-pazifismus-13017169.html

Die Bemühungen von Japans Regierungschef, das in der Verfassung verankerte Friedensgebot aufzuweichen, spalten die Gesellschaft. Ein Mann zündete sich aus Protest selbst an.

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以下は在独邦人 emi kiyomizuさん
https://twitter.com/kiyomizu5
による暫定訳

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ドイツの新聞「FAZ」 2014年6月29日の記事


日本の安倍首相は、日本の平和憲法を放棄 した。

集団的自衛権に反対し抗議する1人の男性が焼身自殺を行なった。

男は新宿駅南口の歩道橋の上に登り、拡声器を持ち、ガソリンで自分の体を燃やして抗議した。

男性は自分が犠牲になり、自民党が設立しようとしている集団的自衛権に対して抗議した。

男性は自分自身が自己犠牲になり、日本の新たな軍事力政策に対して最も劇的な抗議をおこなった。

戦後、日本は憲法9条を義務づけたが、憲法9条を変更させるために自民党は他の政党にも要請した。安倍首相は将来海外で日本の軍隊が戦争に参加することができるように画策している。安倍首相は(先週の)火曜日に、憲法9条を変更するため、別の憲法解釈を決定した。

安倍首相は
「北朝鮮が核兵器を作り、テロやサイバーテロを起こすかもしれない」
「中国は軍事力を強化している。日本も軍事力を強化しなければならない」
と述べた。

アジア太平洋経済協力(APEC)諸国とアジアの諸国とG7は日本政府を支持している。その理由は、日本政府が国際法を支持しているからである。

ドイツの連邦議会は、外国での戦争に反対する事ができるが、日本の国会は戦争に反対する事はできない状態である。



"日本では,多くの老人たちが、自民党の政策を非常に懸念している"

日本では多くの老人たちが 1945年後に成立された憲法9条で、平和主義の精神を持っており、現在も残酷な戦争の記憶がまだ生き残っており、日本政府の現在の政策に対して、強い懸念をしている状態だ。

日曜日に新宿で男性はカバンにガソリンを入れて運び、自分に火をつけた。警察の報道によると、50歳~60歳くらいである。男性は集団的自衛権に抗議したのである。

日本で1960年代や1970年代に多くの国民たちが、日本がベトナム戦争に際して米国に対して軍事協力をした事に反対した。

日本政府の政策に対して抗議した思い出が生き残り続けているのである。

集団的自衛権に反対して1人の男性が焼身自殺を行ない抗議したという情報や写真がTwitterなどのソーシャルメディアを通じて広く拡散された後に、日本のメディアはかなり遅れてからこの事件について報道した。


朝日新聞の調査では、日本国民の67%が、平和主義を放棄する憲法解釈に反対している。

自民党の経済政策や軍事政策、原発政策に対して、国民の支持は以前より低下している。

日本では、現在までに139の市町村の議会が、自民党の憲法解釈に反対している。

自民党の事務局は
「日本政府の政策に対して地元の抗議が多数起こったことは、今までにない事だ」
とコメントした。


「私は戦争反対の票を投じてきた」
と青森県の自民党の政治家山本晴夫は述べた。

「安倍首相は国会で,憲法解釈変更(憲法9条の趣旨を根幹から替える憲法解釈変更である)について、十分に議論していない」
と山本晴夫氏は批判した。

集団的自衛権の行使の本質は
「他国の戦争に日本が加わること」
である。

広島・長崎の原爆を経験をした日本は反省もなく、ファシズムに動き始めた。