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2014年3月5日水曜日

〔宮城県〕原発事故後に「出血性潰瘍」が2.2倍に増加していた

☆東日本大震災避難環境が出血性潰瘍リスクに-東北大大学院、増加要因を解析
(医療介護CBニュース)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140304-00000004-cbn-soci

https://web.archive.org/web/20140305063131/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140304-00000004-cbn-soci

研究グループは、これまでに東日本大震災後に発生した消化性潰瘍を集計し、震災前に比べ、出血性潰瘍が2.2倍に増加していたことを報告していた。




《宮城県ではピロリ菌や薬剤が原因ではない「消化性潰瘍」の患者が倍増している》

☆ストレスで潰瘍 震災前より倍増 
(2012年11月5日の朝日新聞・宮城版)

https://web.archive.org/web/20121108010012/http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001211050003

http://www.peeep.us/7f47fdbf

グループは東北大や気仙沼市立、石巻赤十字など県内7カ所の病院で、震災前後の各3カ月間で消化性潰瘍の患者を比較した。患者は261人から383人に増加し、そのうちピロリ菌や薬剤ではなく、ストレスが原因と見られる人の割合が13%から24%に増えたという。



《おまけ》

☆健康な歯を持つ子供は9.1%―1歳児で虫歯が多発。将来は、歯牙腫・歯周病が激増 ヤブロコフ「消化器系・内臓疾患」から
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/845.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 10 月 28 日


ヤブロコフ『チェルノブイリ』
(注:PDFである)
http://www.tucradio.org/Yablokov_Chernobylbook.pdf
5.9「消化器系・内臓疾患」に書いてあることをまとめてみよう。


5.9.1 Belarus

(8)胃腸の病理は、Cs-137の汚染レベルが1-15Ci/km2の所にいる子供の甲状腺の形態学的そして機能的な変化と結びついていた。

(9)大人および掃除人における消化器疾患は、汚染エリアでより一層見られた。1991-1996年で、集団全体の胃潰瘍は、9.6%に増えたが、掃除人の間では46.7%増えた。

(11)破局後10年にわたって、集団全体と比べての掃除人の消化器疾患は4倍に増えた。



5.9.2 Ukraine

(7)対照群と比べて、5-15kBq/m2のレベルで汚染されたエリアに住む子供達の間では、胃の粘膜の萎縮が5倍多く発生し、腸の異形成が2倍多く見られた。

(8)1987-1988年に、消化器官の機能上の病気が、避難民の子供において広がっていた。そして1989-1990年には、アレルギー・消化不良・胆汁の問題が流行していた。

(11)1993-1994年にはひどく汚染されたエリアで肝臓・胆嚢・膵臓の病気が有意に上昇した。

(14)1989-1990年に検査された掃除人の内、正常な胃と十二指腸の粘膜組織を持つものはたった9%だった。

(16)1990年に潰瘍と胃の糜瀾(びらん)が掃除人の60.9%で見られた。

(17)破局後、掃除人の膵臓の異常がエコー診断で見られた-膵臓の肥大・高エコー[慢性膵炎・前糖尿病状態としての膵脂肪沈着]・外形変化・膵胞性の変化・膵菅膨張等々。

(18)破局後7~8年に、掃除人の60%までが慢性的な消化器の病理を示していた。・・・最初の2.5~3年は、炎症が最もよく見られる症候群であり、次に無痛で糜爛性の出血潰瘍が続いた。