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2013年8月22日木曜日

【低線量被曝】福島県はいまだに「しきい値線量」を信奉しているので楽観論一色

☆65%、1ミリシーベルト未満 外部被ばく線量基本調査
(福島民友)

http://www.minyu-net.com/news/news/0821/news6.html

http://www.peeep.us/524b1e3d

同大は、疫学調査で100ミリシーベルト以下での明らかな健康影響は確認されていないことを根拠に挙げ、「放射線による健康影響は考えにくい」として、これまでと同様の傾向と説明した。

                 ↓

879 名前:地震雷火事名無し(東京都)
投稿日:2013/08/21(水) 20:36:31.59 ID:8GrXKuSE0
そもそも安全な被曝数値しきい値自体が存在しない。
危険なものを安全な定義づけするほうが大問題。
そんな子供だましのマジックに躍らされてはならない。




924 名前:地震雷火事名無し(宮崎県)
投稿日:2013/08/21(水) 20:56:42.69 ID:5+XJtneW0

「考えにくい」って福島医大の主観的意見
客観的なデータはチェルノブイリより酷いことを示している

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/eea26e037975d2b78bb6bb6a6aeccede

事故後5年経過のゴメリ地域⇒10万人の子どもあたり11.3人

事故後2年半近く経過の福島⇒10万人の子どもあたり24.9人

松崎医師「あきらかに甲状腺がんは多いんですよね。機械がいいからみつかるとか言っていますが、すでにチェルノブイリを上回る状態なのは明らかです。前も同じことをいいましたが、さらに状況進んでいると言う事です。
見つかっている腫瘍の平均が15.4ミリになっていることを考えると、機械の性能がどうのこうのという次元の話ではないと思います。あきらな事例が増えているという事ですよ。
二年でこうだということは、とにかく今は大丈夫な方も、一年ごとかに検診は引き続き行うしかありません。地域も福島に留まる話ではないと思いますよ。」



928 名前:地震雷火事名無し(大阪府)
投稿日:2013/08/21(水) 20:57:27.38 ID:VzDzPoNG0
そんなの専門じゃなくてもそこそこ統計がわかりゃ
チェルノブイリを超えてるってわかる




《備考》

☆国 除染終了のまやかし 被ばく「自己管理」に怒り
(2013/7/11 東京新聞 こちら特報部)

http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/466.html

岡山大大学院の津田敏秀教授(疫学)は、専門家たちのミスリードによって「低線量被ばくではがんにならない」という」誤報が広まったと指摘する。

独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)が作成した「放射線被ばくの早見図」は、福島事故後の2011年4月5日に公開され、繰り返し引用された。津田教授は、この早見図には重大なミスがあったという。

図表の真ん中付近が100ミリシーベルトを指し、赤いラインで区別。それより低い被ばくでは「がんの過剰発生がみられない」と明記されていたのだ。同様の図は、ほかにも出回っていた可能性もある。

ICRPさえ、低線量被ばくについて「閾(しきい)値は存在しない」という立場。閾値とは、ここまでなら安全という限界値のこと。低線量被ばくでも、がんなどの健康被害があり得るというのが、現在の国際的知見の「常識」となっている。それなのに、放医研の早見図は「100ミリシーベルト」に線を引き、それ以下は「安全」と太鼓判を押していた。

このミスが訂正されたのが12年4月。現在は「がんの死亡のリスクが線量とともに徐々に増えることが明らかになっている」と解説されている。

訂正前の早見図は、今でも流布したままだ。岩手県や長野県などのサイトではいまだに間違った早見図が載っている。

津田教授は「そもそも日本の研究者の多くが、『統計的に有意差がない』ことと『影響がない』ことを混同している」と懸念する。「有意差」とは、偶然の確率が低い場合に「差がある」と考える統計学の方法のこと。人間を相手にした研究では、有意差がなくても影響が出るケースも多く、分からない段階で「影響がない」と排除することは危険とされている。医学研究の基礎で教科書でも警告されている誤りに陥っているのが、日本の現状という。




☆沢田昭二『放射線による内部被曝』-福島原発事故に関連して-
(Peace Philosophy Centre。

http://peacephilosophy.blogspot.jp/2011/04/blog-post_20.html

4 低線量被曝影響の推定

 「確定的」影響である急性症状発症には,かつては,これ以下の被曝線量では症状は起こらないという「しきい値線量」が考えられていた.しかし,今日では図3のように発症率が分布していることがわかり,従来の「しきい値線量」に近い,発症率が5%ないし10%になる線量を「しきい値線量」と呼ぶ場合もある.古い「しきい値線量」の考え方に立って,「100㍉シーベルト以下の被曝ではまったく問題はありません」と言い切り,まれに放射線感受性のきわめて高い人が発症する可能性を否定しているのは正しくない.

 1ミリシーベルトの被曝では全身の細胞1個当たり520カ所以上の電離作用を受けて,ほぼ100%の細胞で誤った修復あるいは,修復できない損傷が生ずる.さらに被曝線量が増えると,1個の細胞の損傷箇所が増えて,細胞の機能の損失が生じ,細胞の死滅が増加する.多数の細胞が死滅すると急性放射線症を発症する.

 0.3 シーベルト,すなわち,300 ミリシーベルトの被曝では,脱毛と紫斑の発症率は 0.05%,すなわち1 万人が被曝して5 人,内部被曝による下痢の発症率は 0.08%,すなわち1 万人が被曝して8人が発症することになる.

 多数の細胞死によって発症する急性放射線症状は,被曝線量によって重篤度が異なり,低線量被曝ではきわめて限定的・部分的に細胞が死滅しても臨床的には症状として検出されない.現在までの福島原発事故による被曝線量では,急性放射線症状よりも次に考察する晩発性障害に重点をおいた対応が求められる.




☆連載・低線量放射線の影響をめぐって(1)『原子力資料情報室通信』第340号(2002.9.30)より

http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/377.html

 これまで一貫して低線量被曝の危険性を訴えてきたジョン・ゴフマンは、「たった1個あるいは数個程度の放射線の飛跡でも、人間にがんを起こす」と主張してきた。このゴフマンの主張をはっきり証明し、またいままでの放射線影響の概念をくつがえすような現象がつぎつぎと明らかになってきている。

 米国コロンビア大学のHei,T.K.らのグループは顕微鏡で位置合わせをしたうえで、ねらいを定めた細胞に望みの数のアルファ粒子を当てることができるマイクロビーム装置を使って、ハムスター卵巣細胞CHO-K1の中にヒト1番染色体を入れた細胞核にアルファ粒子を照射した。1個当たっただけで20%の細胞は死に、生き残った細胞にも変異が起こることを初めて証明した(Proceeding National Academy of Science,USA,94,3765-3770,1996)。

 同グループは同じように細胞質にもアルファ粒子を照射し、細胞が変異することを明らかにした(Proceeding National Academy of Science,USA,96,4959-4964,1999)。細胞質に放射線が当たって死ぬ細胞は少ないので放射線の影響は変異として残り、細胞核に当たるよりもっと危険であるとも言える。

 これまでは細胞の中に標的を想定して、ここに放射線という「弾丸」が命中することで細胞が死にいたるという考え方がされてきた。しかし、この「標的理論」はくつがえされ、照射された細胞の近くにある照射されていない細胞にも被曝の情報が伝わることが明らかになったのだ。これらの現象は「バイスタンダー(Bystander)効果」と総称されるようになった。どのようにしてこんな現象が起こるのかというメカニズムや、なにを媒体としているのかはまだ解明されていない。


 この効果は、アルファ線に限らずエックス線などでも起こり、線量効果(細胞あたりのヒットの数と生物に対する影響の対応関係)も認められている。また、放射線照射した細胞培養液で処理した場合、照射されていない細胞の細胞死が増すという報告(Mothersill C.ら,Int J Radiat Biol.72,597-606,1997)も出てきて、細胞以外の標的もバイスタンダー効果が起きるひきがねとなる可能性も示された。

 これら一連の結果は、放射線で遺伝子が直接傷つけられなくても、細胞に突然変異や発がんが起きる可能性があることを明らかにした。細胞と個体とは直接的には結びつかないにしても、線量が低いからがんにはならないなどとは、まったく言えないことを示している。

 これまで、原子力発電所や再処理工場周辺でがんや白血病が発生したとき、「こんなに低い被曝線量ではがんや白血病は起こり得ない」と放射線被曝との因果関係を否定され続けてきたが、どんなに線量は低くてもがんや白血病を発生する可能性があるのだ。




☆ニューヨーク・タイムズが「被曝に閾値なし」のBIER報告を紹介

http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/485.html

投稿者 東京電力放射能拡散中 日時 2011 年 6 月 09 日


ニューヨーク・タイムズが「日本にのしかかる知られざる被曝(Radiation’s Unknowns Weigh on Japan)という記事を掲載した。

http://www.nytimes.com/2011/06/07/business/energy-environment/07radiation.html

この中でタイムズ紙は、「被曝の影響は直線的で閾値というものはない」と結論づけた、全米科学アカデミー「電離放射線の生物影響に関する委員会(BIER委員会)」の第7次報告(ベイル Ⅶ、2006年、リチャード・マンソン委員長)を紹介している。

(略)


“There’s a point beneath which you just don’t know, and a straight line is the simplest assumption,” said Dr. Richard R. Monson, an epidemiologist and chairman of the committee that wrote an influential report released in 2006 by the National Academy of Sciences on low-level radiation exposures.

「ここに1つポイントがあって、これ以下の領域がまさに分からないのです。ですから直線(で外挿すること)は最もシンプルな仮説(前提)です。」と、リチャードR.モンソン博士はいいました(※1)。博士は疫学者で、2006年に米国科学アカデミーによって発表された低レベル被爆に関する有力なレポートを書いた委員会の議長でもあります(※2)。


His committee based its recommendations on a hypothesis known as the “ linear, no threshold model.” Under this hypothesis, if a given dose will cause fatal cancers in a certain number of people in a population, then half that dose will cause fatal cancer in half as many people, and a millionth of that dose will cause fatal cancer in a millionth as many people.

彼の委員会、その提言は「しきい値なし直線モデル」としてよく知られる仮設に基づいていました。 この仮説によれば、与えられた被ばく量が人口中に一定の人数に致死的ながんを引き起こすとすれば、半分の被ばく量は半分の人数に致死的がんを引き起こし、百万倍の被ばく量は百万倍の人数に致死的がんを引き起こすというものです。