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2013年7月30日火曜日

麻生太郎副首相が「ナチス政権によるワイマール憲法廃棄」を称賛とも解釈できる発言

☆麻生副総理 改憲でナチス引き合い、都内の講演で語る
(スポーツニッポン)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/07/29/kiji/K20130729006320770.html

http://www.peeep.us/8ea0c9c9

麻生太郎副総理兼財務相は29日夜、都内で講演し、憲法改正をめぐり戦前ドイツのナチス政権時代に言及する中で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べた。



《おまけ》

☆ヴァイマル共和政

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%AB%E5%85%B1%E5%92%8C%E6%94%BF

ヴァイマル共和政がなぜ終焉したか、という議論は現在も続いている。恐慌による社会不安、そしてヴェルサイユ条約への反発、何よりも既存政党と民主主義への失望がその原因とされる。また憲法における大統領権限の強大さとヒンデンブルクの反民主主義志向、そして既存政党がいずれも未熟であったこともあげられている。

現在のドイツの事実上の憲法であるドイツ連邦共和国基本法(ボン基本法)は、ヴァイマル憲法の反省の上に立ち、民主主義を否定する団体の禁止や不信任は建設的でなければならないなどとする「戦う民主主義」をうたっている。



☆ナチ党の権力掌握

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%81%E5%85%9A%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E6%8E%8C%E6%8F%A1

また「国民高揚の政府に対する卑劣な攻撃の防衛のための大統領令 (Verordnung des Reichspräsidenten zur Abwehr heimtückischer Angriffe gegen die Regierung der nationalen Erhebung)」が制定され、「政府と政府を支持する政党」に反対する「虚偽の宣伝」を行うことが禁止された。すでに緊急大統領令による拘束者数は3月前半のプロイセン州だけで7700人を超えていた。

国会は暫定議会場となったクロル・オペラハウスで行われた。閣議でのヒトラーの言葉通り、共産党議員81人全員、そして社会民主党議員26人、中央党・ドイツ人民党議員それぞれ1人は、逮捕・病気・逃亡などの理由で欠席した。緊急大統領令によって議員を拘束できるナチ党に抗う事はもはや不可能であった。議院運営規則改正案は起立多数で通過し、採択の時が迫った。中央党も党に降りかかる災難を恐れて賛成に回った。