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2013年5月5日日曜日

毎日新聞「92歳の元特攻隊員が改憲の動きを危惧」


☆憲法記念日 92歳、元特攻隊員 改憲の動き危惧
(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130504-00000021-mai-soci

http://www.webcitation.org/6GN7IBt6L

その中で「戦前、戦中の経験を繰り返さないため、国民が憲法で国家権力を縛らないといけない」と学んだ。

(略)

「国民にとって一番嫌なことは戦争でしょう。96条が改正されれば、戦争放棄をうたった憲法を、権力者が都合よく変えることができるようになる。それは愚かなことじゃないですか」




《おまけ》

☆清沢洌『暗黒日記』~特攻作戦を経験した2人と読む
(2005年4月11日の東京新聞・特報)

http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/264.html

 「物を知らぬものが、物を知っている者を嘲笑(ちょうしょう)、軽視するところに必ず誤算が起こる。大東亜戦争前にその辺の専門家は相談されなかったのみではなく、いっさい口を閉じしめられた」(四三年七月十四日)

 斉藤氏は「日米開戦の年に戦艦長門に配属になった私たち少尉候補生を指導した海軍少佐は、日本は米国に勝つ見込みはなく、日米開戦はあり得ないと断言していた。だから、年の暮れに開戦と聞いて半信半疑だった。後はしょうがないの論理だ」と回想する。

 「不思議なのは『空気』であり、『勢い』である。(米国にもそれはあるが)日本のものは特に統一的である。その勢いが危険である」(同六月二十七日)

 「空気は怖い。客観性を覆い隠してしまう」と信太氏は話す。「特攻隊の自分でも最後は助かる、これは悪夢に違いないと思っていた。この楽天性は日本人の遺伝子なのかとも思う。裏を返せば、見ざる、聞かざる、言わざる、の“三猿主義”の結果なのだが」

 斉藤氏は「国家によるマインドコントロール」と空気の正体を看破する。

(略)

 清沢はさらに統一的な空気が「あれはアカ(社会主義者)だ」「米英的思想だ」といったレッテル張りの排撃で成り立ち、知識層を委縮させた点に注目する。

 この点を信太氏は「日本人は決めつけが大好き。相手から学ばず、でかい声を出した方が勝ちになる。この点は右翼でも左翼でも変わらない」と冷静にみる。

(略)

 「日本人の美徳はあきらめにあり。しかし、積極的建設は到底不可能である。(略)日本人も必ず今後同じことを繰り返さん」(四三年七月二十五日)



http://www.asyura2.com/0403/war55/msg/287.html

戦前戦中のリベラルなジャーナリスト清沢洌(きよし)が「暗黒日記(1942-1945)」(岩波文庫)で述べている。

 「1945年元日。昨夜から今暁にかけ3回空襲(東京)、焼夷弾が投下された。配給の餅を食べれば新年らしい気分になる。…日本国民は今、初めて戦争を経験している。戦争は文化の母だとか100年戦争だとか言って戦争を賛美してきたのは長いことだった。僕が迫害されたのは反戦主義だからということだった。戦争は遊山に行くようなものなのか。戦争を彼らは今味わっている…」

 つまり頭の上から爆弾が降ってきて初めて戦争を実感したといい




☆昭和天皇の戦時の肉声、元侍従の日記見つかる
(2007年3月9日の朝日新聞)

http://www.asyura2.com/07/senkyo31/msg/881.html

日中戦争についての天皇の思いも吐露されている。「支那が案外に強く、事変の見透しは皆があやまり、特に専門の陸軍すら観測を誤れり」(40年10月12日)、「日本は支那を見くびりたり、早く戦争を止めて、十年ばかり国力の充実を計るが尤(もっと)も賢明なるべき」(41年1月9日)。

(略)

「(戦争は)一旦始めれば、中々中途で押へられるものではない。満洲事変で苦い経験を嘗(な)めて居る。(略)戦争はどこで止めるかが大事なことだ」

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