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2013年2月2日土曜日

〔邦訳〕IPPNWドイツ支部「チェルノブイリから27年、福島原発事故から2年」


《以下は在独邦人からのメール》

IPPNWのドイツ支部が3月11日の福島事故に対して出した記事です.和訳しましたので,送ります.


27 Jahre Tschernobyl - 2 Jahre Fukushima
http://www.ippnw.de/aktiv-werden/kampagnen/tschernobylanzeige/artikel/ffe4efa590/hiroshima-nagasaki-kyshtym-maj.html


IPPNW,核戦争反対,国際医師団体ドイツ支部.

(チェルノブイリから27年~福島原発事故から2年)

代替エネルギーへの移行が加速していることは自然の要求(生態として)である.経済や社会的問題は平和な政治理念で行われなければならない.これ以上時間を無駄にしてはならない.
(ヘルマン·シェアー、1944年~2010年)


*(チェルノブイリ27年)

甲状腺癌と白血病は、チェルノブイリ原発災害後4年で子供達や成人において増加した.

ヨーロッパでは,チェルノブイリ原発事故の放射線の影響により、6万人が死亡した.

(チェルノブイリ原発の収支や除染の為に働いた)80万人の原発労働者の内12万5000人以上が,死亡している.

数十万人が重病である。 新生児の死亡率は増加している。また,先天性奇形は、各世代で増加している。



(福島原発事故2年) 

福島県で,甲状腺の結節やのう胞が認められた子供は35%以上である、通常、この年齢では、非常に珍しいことである。

甲状腺癌は、2014年か15年か。又は少し遅れて,白血病となり,出てくる.

福島原発事故後9ヶ月,2011年12月には、乳児死亡率が増加した.

出生数は大幅に減少した.

福島の原発事故後も,世界では,まだ約430基の原子力発電所が稼動している.

彼等は核兵器のために,原発を稼動させているのである.

また,原発のメルトダウンが起こるのは,時間の問題である.

事故が起きれば,国民を保護することはできない.

原発事故の防災計画が少し行なわれているだけで,放射能被爆のための,医学療法と医薬品は,まだ見つかっていない.

ドイツでは福島の原発事故により,ドイツ政府は原発の危険性を認識し,8基の原子炉は直ちに閉鎖した。

現在稼動している9基は,急遽に閉鎖されなければならない!


*(エネルギーの転換は世界で考えられ,動いている.また,地域で行動している.)

市民,エネルギー協同組合、中小企業,大工なども,自分たちの手で、代替エネルギーの供給を行なうとしている.

数年以内に自然エネルギーからの電力供給が実現することは可能である.

代替エネルギ政策を,政党の中の原発推進派とエネルギー会社が停止するのを我々は,100%止めなければならない.

地域エネルギーの実現の鍵は、風車発電機や太陽光熱発電で分散型エネルギーのネットワークを作ることである.

政党は,それらについて認識し、実際に実行しなければならない.

大企業に有利で,不必要な "高速道路"に大金を浪費するよりも,代替エネルギー政策が法律化され、自治体や地域でエネルギーが供給ができることを政府が促進しなければならない,その時期が到来したのである.

自治体や地域がエネルギー対して自立することは、高いエネルギーを輸入することを停止し、国の繁栄を促進し、資源の膨大な使用を抑制し.戦争を防止するのに役立つことになる.

原発から自然エネルギーへの変革は,平和政策の元点である。