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2013年2月5日火曜日

広島で小鳥が大量死したが、この菌は人間にも感染する恐れ(人獣共通感染症)


☆エルシニア・エンテロコリティカ感染症

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87

エルシニア・エンテロコリティカ感染症とは細菌感染を原因とする人獣共通感染症の一つ。

腸内細菌科Yersinia属に属するグラム陰性通性嫌気性桿菌であるYersinia enterocolitica感染を原因とする。本菌はほとんど全ての哺乳類、鳥類に感染する。

本菌は1939年にヒトの腸炎患者から初めて分離された。ヒトに対して病原性を示す株は豚、犬、猫に高頻度に分布し、直接あるいは食品を介して経口感染を起こす。

低温でも増殖可能であるので冷蔵食品を汚染する恐れがある。



☆動物園で小鳥大量死、食中毒菌に感染 広島 (日本テレビ)

http://news24.jp/articles/2013/02/04/07222528.html

広島市安佐北区の安佐動物公園で先月17日から29日、園内の小鳥舎で飼育していた290羽の鳥のうち、ジュウシマツなどの小鳥49羽が死んでいるのが次々に発見された。解剖の結果、小鳥の肝臓から「エルシニア・シュードツベルクローシス菌」が検出された。エルシニア菌は食中毒の原因となる菌の一つで、国内では井戸水などを口から摂取したことによる感染が報告されている。

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★この「エルシニア・シュードツベルクローシス菌」は、人にも感染する恐れのある細菌である。


http://www.asama-chemical.co.jp/KIN/YL/YL.HTM
多くの食中毒細菌は10℃以下になるとほとんど増殖しないし、毒素も産生しなくなる。 今まではE型ボツリヌス菌だけは例外的に3.3℃という低温で増殖することが知られてい た(この菌は、この温度で約3週間後には毒素を生成する)。最近、エルシニア菌が0~ 5℃という低温で増殖することが明らかにされ、注目されている。



《おまけ》

☆ボツリヌス菌

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%84%E3%83%AA%E3%83%8C%E3%82%B9%E8%8F%8C

ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)は毒性が非常に強く0.5kgで全人類を滅ぼす事が出来ると考えられていたため、生物兵器として研究開発が行われた。炭疽菌を初めとする他の生物兵器同様、テロリストによる使用が懸念されている。



☆オウム真理教の兵器

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E7%9C%9F%E7%90%86%E6%95%99%E3%81%AE%E5%85%B5%E5%99%A8

ボツリヌス菌:
1990年の石垣島セミナー開催時に、本土でボツリヌス菌を散布するテロ計画があったが、製造に失敗したため断念した。

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