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2012年9月13日木曜日

チェルノブイリ事故後4年間「甲状腺癌」発生が少なかったのは政治的圧力か


☆18歳以下1人が甲状腺がん 福島健康調査8万人分析
(共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012091101001721.html

福島県立医大の鈴木真一教授は「チェルノブイリでも甲状腺がんは(発生まで)最短4年。福島では広島、長崎のような外部被ばくや、チェルノブイリのような内部被ばくも起きていない」と述べ、放射線の影響を否定した。

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☆チェルノブイリ事故後4年間、政府の圧力で、医師はカルテに放射能関連症状を書き残すことができなかった。
(木下黄太氏のブログ)

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/8f6f68705e2383fe71d0904a515b8e6e

私は、今年の春に、チェルノブイリ視察で現地を訪問する機会を得ました。

その時に、ベラルーシの責任者に私から、チェルノブイリ事故後の健康被害について質問したところ、「ベラルーシではチェルノブイリ事故後、最初の4年間は政府からの圧力で、医師は、カルテに放射能に関連すると思われる症状(健康被害)を書き残すことができなかった。だから、事故後の初期(数年)の健康被害の詳しい記録が残っていない。」と言いました(結構、言いにくそうな感じで、声を潜めて話してくれました。)

以前に読んだ、広河隆一さんの著書「チェルノブイリの真実」に似たような、政府からの圧力で医者が記録を残せなかった、みたいな話が書いて有ったのを思い出しました。何が言いたいかと言うと、今回、福島で小児甲状腺ガンが1名出たことに関し、「チェルノブイリ原発事故でも甲状腺がんが見つかったのは最短4年。」と放射能の影響を否定していますが、私の推測では、もし早期(事故後4年より早い時期)に発症した子供が見つかっていても、公式に記録(カルテ)に残るような状況になかっただけではないかと。