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2012年9月18日火曜日

【核】高速増殖炉「もんじゅ」は従来通り存続することになった


[タグ]平野博文。西川一誠。


☆もんじゅ「変更ない」 平野文科相が福井県知事に説明 
(朝日新聞)

http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY201209180180.html

http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/405.html

平野博文・文部科学相は18日、福井県庁で西川一誠知事と会談し、野田政権がまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の取り扱いについて、「従来の取り組みから変更しているつもりはない」との方針を説明した。一時は研究炉にし、高速増殖炉実用化をやめることも検討されたが、結局は元通りとなった。



《関連記事》

☆復興予算 原子力ムラに もんじゅ運営独法 核融合研究、42億円流用 (9月16日の東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012091690070712.html

http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/367.html

政府の二〇一二年度予算の復興特別会計のうち、高速増殖原型炉「もんじゅ」などを運営する独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)の核融合エネルギー研究費に四十二億円が計上されていたことが分かった。文部科学省は一三年度予算の復興特別会計でも、四十八億円の研究費を概算要求している。東日本大震災の被災地復興のため、国民に新たな負担を求めた復興予算が復興とは直接関係のない「原子力ムラ」の事業に使われた。




《おまけ》

☆「夢の核融合」のウラは核兵器開発
(槌田敦氏の文。2004/02/21)

http://janjan.voicejapan.org/government/0402/0402201295/1.php

日本の場合は、トリチウムの軍事利用である。この問題を、推進派はもちろん、多くの反対派も口を閉ざしている。日本の反対派が、この重要なことを故意に隠す裏には、裏のまた裏があるようだ。

(略)

その結果、核保有国は原子力の商業利用は止めて、元の軍事利用に戻そうとしている。アメリカは、建設中の原発を水爆や中性子爆弾用のトリチウム生産炉に変更した。

日本は軍事利用を本格的に始めようとしている。総合科学技術会議は、04年度予算案の最優先Sランクとして、高速炉もんじゅと核融合「EATER」などを決定した。

もんじゅを開発するのは、原爆用プルトニウムを生産できるからである。多くの日本人は「どんなプルトニウムでも原爆になる」というウソを教えられ、これを信じているが、普通の原発から得られるプルトニウムでは原爆はできない。原爆用のプルトニウムを得るには、高速炉などの特殊な原子炉が必要である。したがって、普通の原発の建設は次々と中止する一方で、ナトリウム漏れ事故のもんじゅの運転を再開しようとする。

「EATER」は水爆用のトリチウムを大量に使う。したがって、「EATER」を日本国内に建設すれば、日本はそのトリチウムを生産し、これを大量貯蔵することが、認められることになる。逆に、この「EATER」を国内に建設できなければ、日本はトリチウムを生産する口実が得られず、核兵器開発ができないのである。