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2012年3月26日月曜日

「チェルノブイリ膀胱炎」多発地域のセシウム137レベルは東葛地域と重なる


太田光征
[転送・転載歓迎します。重複受信の際はご容赦ください。]


前がん状態「チェルノブイリ膀胱炎」が見られた地域のセシウム137レベルは千葉県東葛地域と重なる
http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/260093754.html


児玉龍彦『内部被曝の真実』(幻冬舎新書)
低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ(第4回)資料
(注:PDF)
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/info/twg/dai4/siryou1.pdf

医学のあゆみVol.41 “チェルノブイリ膀胱炎”―長期のセシウム137低線量被曝の危険性
(注:PDF)
http://plusi.info/wp-content/uploads/2011/08/Vol.41.pdf

バイオアッセイ研究所の福島昭治所長は、チェルノブイリの汚染地域で膀胱がんが10万人当たり26.2人(1986年)から43.3人(2001年)に増加していること、前がん状態の増殖性膀胱炎「チェルノブイリ膀胱炎」が中間線量以上の区域で広範に発症していることを発見した。P38 MAPキナーゼの活性化と、NF-κBのp50とp65の細胞内増加が見られたことから、放射線被ばくの影響と考えられた。

福島の女性の母乳から昨年、2~13 Bq/kgのセシウム137(Cs137)が検出されたが、これはチェルノブイリ高線量区域の患者の尿中レベル6Bq/Lとほぼ同じ。また、千葉県東葛地域のCs137レベル(2011年9月)は1万~6万Bq/m^2で、これもチェルノブイリと重なる。


チェルノブイリ周辺における前立腺肥大手術患者の尿中Cs137のレベル
                高線量区域   中間線量区域  非汚染区域
患者数                 55      53          12
土壌汚染レベル(Ci/km^2)        5~30        0.5~5               NC
土壌汚染レベル(Bq/m^2) 18万5000~111万    1万8500~18万5000  NC
尿中Cs137レベル(Bq/L)            6.47±14.30  1.23±1.01       0.29±0.03